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2014年 04月 07日

うちら家族の石垣島ベスト7(4) マリンタイム 海八

b0061413_03054.jpg 以前、西表島の方だったとかすかに記憶しているのであるが、八重山諸島の地元の方のブログで「船から離島ターミナル付近の石垣島のホテルなどのビル群が見えると都会に来たという気がする」という記事を読んだことがある。そこに添えられていた写真が、ハドソン川からマンハッタンのビル群を見上げる風景のように思えたのであった。それを思い出して石垣島の港に帰ってくる時に写真を撮った。背の高いホテルなどが並ぶ離島ターミナルではなくてYAMAHAのボートであるので、そこは港というよりはマリーナのような場所に向かっていったのでマンハッタン的ではないのであるけれども、この日は朝から「釣り、浜島、シュノーケリング」と石垣島の海を満喫していた私たち家族にとってはマンハッタン的というか「人間が築き上げた街というところに戻ってきたのだなぁ」という風景に見えたのであった。

b0061413_0303597.jpg 今回、石垣島を中心とした八重山諸島で「家族全員でやってみたいことは何だ?」という問いを出していたところシュノーケリングをはじめとして色々な意見や要望をもらったわけだが、ことに釣りバカである7歳の末娘が「釣り!釣り!」と熱望した。「なるほどぉ、家族で釣りというのはいいかもしれないなぁ…」と思ったものの、問題は「釣った魚をどうしたらいいか?」ということであった。たとえクーラーボックスを持っていったとしても滞在中にどうするか?そしてかなりの遠方であるのでクール宅急便で送ることも難しい。下調べでマリンタイムというところが「午前中に船で沖に出て、いいポイントで釣りを楽しみ、その後で満潮時には沈んでしまう幻の島である浜島で遊んで、その後はシュノーケリングをして夕方帰ってきて、釣った魚は夕食を経営する海八という居酒屋で調理して出しますよ」ということをやっていることに気がついた。シャラポア(妻・日本人)が電話をすると、とても感じが良かったそうで天候が最高に良かった3月25日の家族行動は、ほぼこの海八さんに委ねるようなことになったのだが、結果的にそれは素晴らしい一日であった。

b0061413_0324196.jpg 夕方、妻と3人の子どもは釣り、シュノーケリングなどでクタクタになってホテルで休んでいる間に私は徒歩で離島ターミナルに行った。私も心地よい疲れでいっぱいだったが「地元で発行している地元のガイドブックが欲しい」ということと「離島ターミナルで荷物を預かってくれる場所があるかどうか」という確認のためだった。地元ガイドブックをそこで買った直後に、背中から「おやおや~加藤さん!」と声をかけてくれる人がいた。それは前日の夜にライブハウスのうさぎやで出会った千葉県から来ておられた三線名人であった。大学生の息子さんと高校生の娘さんとの三人旅であり、西表島から戻ってこられたところだった。夕食をとるところをどうしようか、とおっしゃっていたので「それなら私たちの家族が釣った魚というのはどうですか?」ということになってシャラポアに電話をして、家族5人の予定が8人となってそのまま海八に合流することとなった。写真はオリオンの瓶ビール。オリオンはアサヒビールの参加になったこともあって本州でもオリオンの缶ビールは売っているけれども瓶ビールは珍しい。もちろん海八には生ビールもあるのだけれども、この出会い系の島では「差しつ差されつ」ということでこの瓶ビールというのもなかなか良かった。

b0061413_0325972.jpg このお皿の写真のいちばん手前の魚はコウコウセイというらしい。高校生になる長女が釣り上げたものだ。グルクンという魚なのであるが、そのグルクンのなかのある種類を地元の海人(うみんちゅ)はコウコウセイと呼ぶそうだ。釣り上げた時に「うわぁ、高校生がコウコウセイを釣り上げた!しかも女の子みたいだからこりゃまさにジョシコウセイ!」とスタッフのさかなクンにソックリな通称「コザカナクン」のまことさんが叫んだ。皿の中央はオジサンである私が釣り上げたオジサンである。しかし調理されて皿の上とはいえ、オジサンとジョシコウセイがくっついて寝ている光景というのはいかがないものか。ともかく、このひと皿は煮付けではあるけれども塩味だけの煮付けである。元の魚のカラフルさというものも残っているし、コウコウセイもオジサンも見事に白身であるので塩味のみの風味というもの実に美味であり味わい深かった。これは調理法としても「いただきます」であった。

b0061413_0332569.jpg やはり手前にコウコウセイを置いて、これは金目鯛の煮付けなどでお馴染みの甘辛い醤油味での「約束された味」という感じのスタンダードな魚の煮付け。こちらの方の味付けはスタンダードながら魚はやっぱり珍しい。しかも何だかんだ言って家族全員が7歳の末娘も含めて一人が二匹以上は釣った。話も千葉県から来られたご家族とともにとても弾む。昼間に行動を共にしてガイドしていただいたメンバーのなかでコザカナクンことまことさんとかおりさんは夜も居酒屋海八のスタッフとして働き、しかもブログまで更新している。活気もあるなぁ。実際の海もそうだったが魚からも「磯の香り」というものがしない。それはそれで珍しくて美味しい。かつてテツandトモが「♪なんでだろう~なんでだろう~、海のコンブがダシを出さないのはなんでだろう~?」と歌っていた。石垣島周辺の海はサンゴ礁は多く見かけるものの昆布という北方系の海藻はまず見かけなかった。きっと、昆布は常温の海水のなかでもダシを出していたのだ。それが磯の香りというものであったのだ。きっと。


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2014-04-07 01:46 | 七草


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