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2014年 04月 09日

うちら家族の石垣島ベスト7(5) シュノーケリング

b0061413_10523235.jpg まず、最初に断っておくが私は泳ぐのがとても苦手である。人生最初の鮮明な記憶が3歳前後の時に旅行先の十和田湖で溺れかけた(実際は大人がそばに居たし大したことはなかったのだろうが)恐怖体験であるということが大きい。したがってスポーツは何でも好きだというような顔をしつつマリン系は避けてきた。なんせ水中で目を開けることができないので小学生の頃のプール授業にしても、平泳ぎはずっと顔を水面に出した状態のまま根性で50メートルを泳いだ。学校の先生から「せっかくいい身体能力があるのだからクロールはしっかりやれよ!」と言われても、水中に顔を入れる時には目をつぶってしまい真直に進めなかった。人生で一回、30歳前後の頃に東京代々木のオリンピック記念青少年総合センタープールというところで水中で目を開けられたことがある。今でも2時間で400円程度の公営プールで、全然期待せずに運動不足解消のために行ったのだが、近くにモデル事務所なども多いせいかキレイな姉ちゃんがいっぱい居て、その時にはなぜか人生で初めて水中で目を開けることができたのであった。その時には「奇跡の開眼」ができた私であり、その後の人生に奇跡の開眼は活かされるはずだった。

b0061413_10525599.jpg 奇跡の開眼の後、サーフィン、ウインドサーフィン、シーカヤックなどのマリンスポーツに誘ってくれる人もいて、それらを人生の一部に取り入れていたならば私の人生も変わっていたのだろうが、あの代々木のプールでの奇跡は起こらなかったというか、モチベーションが沸いてこなかった。家族で海水浴という時も、私は浜辺にダッチオーブンを置いて昼食作りをしつつ、食前に15分程度水面に顔を出したままの平泳ぎをしつつ「あー、泳いだ泳いだ!」と言うのが常であった。だから、このシュノーケリングも本部(船上)で待機をしていようと思っていた。「このサングラスも度入りで、僕は近眼だから…」と言うと海八のスタッフは「あ、度が入った水中メガネのシュノーケリング道具も積んでいますよ!はめてみてください」と言われ、すぐに飛び込み体制に入ってそのまま海のなかにドボン。何と度付きの水中メガネは視力にバッチリ合っていて、20年ぶりに水中で目を開くという奇跡を再び起こせば、広がってきたのは写真のようなサンゴ礁であったのだ。これは望外の光景であり喜びであった。そして、出発前にはまったく予期していなかったことではありますが、不肖・マーヒー加藤、シュノーケリングというものにハマりそうであります。それもドツボにハマりそうです。だって、こんなに楽しいことだったなんて!

b0061413_10531759.jpg 実は石垣島への出発直前にオリンパスのTG-2 Toughというカメラを買って持っていった。ウルトラワイド21ミリからのズームを搭載したTG-850 Toughという新製品も出る(なんせカメラメーカーは消費税UPのこの春の新製品には企業生命を賭けている)ことも知っていたしTG-2は三浦雄一郎がエベレスト山頂にも持っていったこともあって人気商品なのでそんなに大きな値引きはなかったのだが、少なくとも私よりは泳げるシャラポア(妻・日本人)に頼んで水中写真を撮ってもらおうかと思っていたのであったが自分で撮ることになった。私としても銀塩フィルム時代からデジタルに移行してから一眼レフはまったく持たずに「またコンパクトデジカメが増えてどうするつもりか?」と思いつつ、安くはない出費も含めて少し悶々とはしていたのだが、この日に撮影した何枚かの写真で「やっぱりTG-2があって良かったなぁ!」と吹っ飛んじゃった。露出補正のやり方が私には面倒に感じてなかなか慣れないことを除けば陸上でもなかなかいいカメラだ。オリンパスは顕微鏡メーカーでもあって生物記録系プロカメラマンがTG-2をサブカメラとして使っている例も多いようだが、プロのサブ機というのが今の私には何だかちょうどいい感じだなぁ。

b0061413_1053331.jpg 釣り、シュノーケリングやダイビングのエキスパートであるコザカナクンことまことさんが海底に巨大ナマコを発見。何だか日本海でお馴染みのナマコと、よくわからんが種類が違う感じだ。それにしても、その後に「巨大海鼠、大きななまこ、ビッグナマコ」などのキーワード検索でいろいろな巨大なまこを参照してみたけれども、この時の巨大なまこは本当にそれらと比べても巨大であったと思う。根性でなまこを調理した経験がある末娘も、この巨大さには驚いて「ぎゃああああああ!」という悲鳴をシュノーケリングのクダというのかホースを通じて上げた。その巨大さを充分に鑑賞させてもらった後に、コザカナクンことまことさんに元の住処に戻してもらった。何となくだけど、今年は毎年の夏の思い出のようなものを3ヶ月ほど先取りさせていただいたような気がする。

b0061413_10534714.jpg 初めてのシュノーケリングで、泳ぐだけでも得意ではない私が泳ぎながら呼吸に神経を使いながらTG-2を操りつつ写真を撮るということは難しいことで、「これはいい!」と思った写真に私自身の指が写り込んでいたりしたのであるが、それでもなかなか楽しい。私よりもはるかにシュノーケリングに夢中になる息子の写真。本格的な装備ではないけれども村上市の笹川流れなどの海岸では時々やっている。こういう一瞬の表情を見ると、父親似であると言われることが多い息子であるけれども母親(シャラポア・日本人)に実に似ているなぁと思う。私を含む家族全員がシュノーケリングを楽しむなかで、末娘がいったんはリタリアしかけたのだが、スタッフのかおりさんの素晴らしいなだめ方で船上でひと休みした後で見事にシュノーケリングでの水中散歩に復帰。

b0061413_1054863.jpg シャラポアと息子はこのシュノーケリングの機会を滞在中の最大の楽しみとしていたのではしゃぎまくっていた。長女もまた楽しみにしつつも、水がやや苦手な私に似たところがあるのか最初に海に飛び込む瞬間だけは躊躇していたのだが、なかなか最初の一歩を踏み出せずにいた。船長の八木原さんが「オレが救命胴衣のヒモのところを掴んでいてやるからそっと踏み出しな!」と言ってくれていた。長女はその通りにしていたのだが、飛び込む際にはけっこう思い切りが良くて船長さんが持っていたヒモがちぎれてとても勢いよく海にドボ~ン!そのコント的なシーンを海から見ていたシャラポアの体内で笑い袋が破裂したみたいで「いったい何が起こったの?」というぐらい爆笑を続けていた。母親が笑うと子どもたちも一斉に笑った。長女本人も照れ笑いでもあるけれども笑った。そして泳ぎが苦手であるはずの私もシュノーケリングというものを心から満喫した。八重山諸島の美しい海に家族を連れていってやるという意識の私であったが、家族が私をこの世界に連れてきてくれたんだなぁ。


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2014-04-09 00:01 | 七草


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