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2014年 07月 03日

草仏教掲示板(70) 失敗より諦めのほうがほんとうは恐い 

b0061413_10164638.jpg 本当はこの言葉については書く予定のことではなかったが「泣く資格」のようなことを思ってしまった。朝から兵庫県議会の野々村竜太郎議員の号泣を見せつけられてしまって教育上よくない。YouTubeなどで「抱腹絶倒オモシロ映像」としてすでに世界中に駆け巡っていることが悲しい。地域政党である西宮維新の会(大阪維新の会とはまったく関係がないようだ)を旗揚げして代表となり県議となったのだが、2013年度の政務活動費として支出された300万円以上についてそれを説明することを諦め、本当のことを話す勇気も諦め、潔くあろうとすることも諦め泣き出しながら支離滅裂なことを口走りはじめた。小学生の、それも低学年でもなければ許されないことであろう。それにくらべてFIFAワールドカップの決勝トーナメント・ベスト16の激しい激突の末、果敢なチャレンジの末の敗者の涙は何と素晴らしいものであろうか。ブラジルにあと数センチ及ばずに去っていったチリ代表、メッシを徹底マークすることを120分間続け、その最後の最後でアシストとなるパスを出されてゴールを奪われたスイス代表。コスタリカに敗れたものの国からの決勝トーナメント進出についての特別ボーナスを固辞したギリシャ代表。彼らは予算不足で普通のホテルに一般客と肩を並べて宿泊しながらも日本を含むグループCを闘いぬいた。ベルギーに延長戦で2−0とされながらも19歳のジュリアン・グリーンが放って決めたボレーシュートに勢いを得ながら、最後の最後まで激しく闘いぬいたアメリカ代表。ちなみに敗者でありながらマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたゴールキーパーのティム・ハワードをはじめ、ベルギーの怒涛の攻撃に試合中からすでに涙目で体をはってディフェンスをしたアメリカ代表の戦いぶりに感銘を受け、何となく「スターバックス」(bucksでなくてbacks)という言葉が思い浮かんだ。敗退していくがアメリカサッカーには未来があるなぁ。決勝トーナメントではグループリーグでの噛みつき行為のために出場はできなかったが、ウルグアイ代表のスアレスはワールドカップでの初得点を初めとする2得点を決めた試合の後で「少年時代からずっとワールドカップでゴールする日のことを夢見てきたんだ」と涙を流した。スアレスの噛みつき癖はいけないものの、ワールドカップでのゴールするという夢を諦めずにやってきてよかったねと感じさせてくれた。でも噛みつき行為はやめてね。とにかく、アメリカ代表選手たちの涙、スイス代表選手と勇退していく監督の涙には諦めなかった者たちとしての泣いていい資格のようなものを感じた。

マーヒー加藤(ブログ本文)
日本人・シャラポア(書)
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by kaneniwa | 2014-07-03 11:38 | 草仏教


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