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2014年 07月 12日

コートジボワールのディディエ・ドログバ(Didier Yves Drogba Tébily)選手を褒め称える

前回のブログ記事で、ナイジェリアのゴールキーパー、エニュアマ選手を絶賛したが
今回のワールドカップについて撮り貯めておいたテレビ番組のダイジェストや
レポートなどを日本代表チームの敗因分析をしつつ4年後に活かすために(俺は技術部長かっ?)
明日の早朝はワールドカップの3位決定戦のために早起きをしなければいけない身でありながら
少しずつ録画を見ているのであるが、コートジボワール代表の中心選手にして精神的支柱である
ディディエ・ドログバ選手のことについては調べれば調べるほどに、
その偉大さが分かってきて参ってしまった。
日本がコートジボワールにスコア上では1−0と優勢であった後半に
ドログバ選手が投入されて沸いた大歓声と、雰囲気、その場の空気まで変えてしまった
理由が分かってきた。

それはただ単にサッカー選手としての凄みだけに絞ったとしても
YouTubeなどで「ドログバ スーパーゴール集」を見ているだけでも感嘆に値する。
身体能力が高いアフリカ選手のなかでもドログバはさらに際立った能力を持ち、
そのシュート力は「もはやレーザービーム!」といっていいし、驚くのは
ヘディングシュートさえビームである。

しかしながら、さらに驚嘆したのはドログバが代表の中心選手となるまでは
決してアフリカのなかで強くなかったコートジボワールを
ワールドカップ初出場に導き、それを決定づけた試合の後でマイクを持って
自国コートジボワールに向けて行った2005年10月8日のスピーチである。

歓喜のチームメイトのなかで、27歳当時のドログバがその輪の中心であることは
映像ですぐに察知することができる。
驚くべきそのスピーチは、
コートジボワールをワールドカップ出場に導き出した、
その時点ですでにヒーローであるにも関わらず、
ドログバを先頭にして中心となって跪いての懇願である。
「豊かなコートジボワールよ、
 俺たちは違う部族でも心をひとつにして目標を達成できることを証明した。
 どうか武器を置いてくれ、内戦をやめてくれ、選挙をしよう。
 そうすれば、きっと良くなっていくんだ」
そう言いながら、ヒーローたちでありながら頭を下げて内戦停止を呼びかけている。
だんだんと、その言葉(フランス語)を発するドログバが
黒いイエス・キリストに見えてきたのである。

そしてこの2005年の10月中旬に、実際にコートジボワールの内戦は一時停止となる。
ドログバ選手のそのスピーチに実際に感銘を受けたコートジボワールのある兵士は
こう言った。
「平和を取り戻すには感動が必要だったということなんだ」

ディディエ・ドログバ、極めてスケールの大きな人である。
フィリピンのマニー・パッキャオ(ボクシング)という人が真のスーパースターである所以を
知った時にもとても似た感銘をずっと持ったのであるが、
ドログバ登場の際の大歓声を、私は娘の高校の体育祭の父兄席でイヤホン(ラジオ)から
聴いていたのであるが、その歓声の大きさの意味がだんだんと分かってきた。

 

 


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2014-07-12 23:59 | 草評


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