2014年 07月 29日

逗子海岸と鎌倉由比ヶ浜の問題について

b0061413_2321050.jpg 今回掲載する写真2枚は新潟県三条市の旧下田村の場所にある「スノーピークキャンプ場」である。かつて三条市の市街地に優れたアウトドアグッズを「永久保証」で供給してきた本社を移転し、さらに広大な面積のキャンプ場を併設した。スノーピークの山井社長の夢と念願を実現した場所である。素晴らしい場所である。私自身もスノーピーク製品の愛好家であるのだが、あえてテント、椅子、テーブル、焚き火台から「全部をスノーピーク製品以外のものを携行してここで過ごす」というようなことをやってみたいと思っている。それは、スノーピークの社員の人にとってまったく嫌なことではないそうだ。アウトドア生活を楽しむことを広めるために本社とともにキャンプ場を併設したことであり、また外観だけでも他社のものを見ることは勉強になると本社スタッフは私に言った。ただキャンプ場の場のルールについての注意書きに「楽器の使用は禁止」とある。この素晴らしく広大な場所にテントをはり、焚き火台に火をともすならばアコーステックギター、せめてウクレレひとつ、ブルースハープ(10穴ハーモニカ)ひとつでも欲しいという気はしてくる。けれども、たとえば「ギターはダメだけれどもウクレレはいい」というルールにしたとしても、それではヤマハのギタレレというその中間ぐらいの楽器はどうなる?とか、思いの外大きな音がでるテナーウクレレはどうなる?などと境界線は引きにくくなってくる。最近はフジ・ロック・フェスティバル(富士山麓ではなくて新潟県の苗場スキー場で行われている)などの音楽イベントがアウトドアの扉(ドア)となる人も多い。そういう音楽イベントをきっかけにアウトドアを楽しむ世界に入ってくる人が多いことは悪いことではないと思う。ただ、キャンプ場で風情あるバーベキューを楽しんでいるとすぐ近くで大きなラジカセ(カセットはとっくになくなっていてもラジカセ)で好みではない音楽をガンガンかけられて閉口してしまったこともあり、そういうことと秤にかけるならば、いっそのこと残念ではあるが「一切の音響機材と楽器は禁止」という方がいい。

b0061413_23212247.jpg 最近、神奈川県の逗子海岸は「飲酒と音楽と午後6時半以降の海の家の営業を禁止」ということになったという。その結果、海の家の売上が半分以下、お店によっては四分の一にまで落ち込み、そこから締め出された形の人々は鎌倉由比ヶ浜に押し寄せており、由比ヶ浜の方の海の家の売上は絶好調であるという。逗子出身のキマグレンが運営する「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」(ライブハウスを兼ねた海の家)はどうなるのか?と思ったら、やはり逗子海岸から由比ヶ浜に移転をしているようだ。ただ、私もレゲエサンスプラッシュをはじめ野外の音楽イベントが大好きだったのだが、家族持ちの今となっては、もしも付近に住んでいたなら、ビールが飲めないのは辛いけれども行きたいのは由比ヶ浜ではなくてむしろ逗子海岸の方である。そして思ったのは「音楽禁止」であろうとも、それはBGM(ない方がいいなぁ)を含めスピーカーと楽器は禁止ということであり、アカペラのグループが海岸でハーモニーを響かせたとしても、それを誰が咎めることができるだろうか?ということである。もちろん、マイクワークを駆使してのボイスパーカッションがリズムをとるようなハモネプのようなアカペラではなく、純然たる肉声でのアカペラである。関東地方の様々なアカペラグループは逗子海岸に集結したならば面白いのではないだろうか。話を戻せば写真のスノーピークキャンプ場の注意事項は「音楽禁止」ではなくて「楽器禁止」である。ますますアカペラでの音楽は禁止ではない。チュナー(調音)は楽器ではないので基準になる音だけを決めて、焚き火を囲んでこの広場に四声のJAZZYなハーモニーを響かせる「スノーピークキャンプ場合唱団」なんてぇものを結成したくなってきたなぁ。


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2014-07-29 00:30 | 草評


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