2014年 09月 20日
というわけで、新潟と阿佐ヶ谷(東京)のジャズストリートについてはまたの機会に書かせてもらうことにして、高槻(大阪)に移動してみたい。今まで、高槻という場所は阪急電車で通過するということが多い街であった。このたび阪急高槻駅の近くのビジネスホテルに一泊して2件のバーを訪れただけで「高槻は実にジャズの街だ!」と断言してしまうなどということは短絡的とかお手軽に思われてしまうかもしれないが、この7月下旬に訪れた2件のインパクトはそれだけ強かったのだ。梅田周辺に泊まるよりも、これからも関西に用事がある時に高槻という場所はいつでも候補になるかもしれない。まず大学の先輩のOさんに案内していただいたのがJRの高槻駅の近く。少し歩いたところにある「Bar Agit」である。OさんのfacebookにこのBar Agitが頻繁に登場するので、私も一度はそのカウンター席に座って写真が掲載される時のその臨場感を増したくなったのだ。写真(これは帰り際に撮らせていただいたものです)のドアを開けると、そこにはバーボンを中心にして各種洋酒ボトルがずらっと並んだワンダーランドであったのだ。 ズラッと洋酒のボトルが並んだこのお店で「カイピリーニャはできますか?」と尋ねてみた。カイピリーニャというのはブラジルのトロピカルドリンクで、ピンガ(カシャッサ)に砂糖などで甘みを加え、さらに何らかの柑橘類の酸味を加えたカクテルである。普通のお店ではピンガ自体が置いていないので、日本でカイピリーニャを飲んだ経験は貴重である。このBar Agit以外では、店長さんがバーテンダーコンクールの審査員もしている新潟県三条市のモンツァというバーで飲んだことがある。そこでは砂糖の代わりにハチミツを使ってくれてなかなか素晴らしかった。このBar Agitでは砂糖なのだが、何とそれは和三盆であり非常に上品かつ洗練の極みのカイピリーニャを作ってくださった。絶品である。(ちなみに久しぶりに登場したウニは東京美研の食品サンプルでサイズ比較用)その絶品カイピリーニャのベースになっているピンガの銘柄はブラジルではもっとも有名な「51」( シンクエンタ・イ・ウン)であったことも嬉しいことであった。私がブラジルに居たのは20歳代の中盤。その数字の半分ほどの年齢で「51」のボトルを前に「自分が51歳になった時にはどこで何をしているのだろうか?」という夢想をしたことがあったが、とうとうその51歳になった。この時は51歳の誕生日のちょっと前の時期ではあったけれども、とりあえず高槻のBar Agitで絶品カイピリーニャを飲んでいた。そして、ラテンのテイストも入ったこの時のBGMもまた素晴らしかったのであるが、それはまた次回。 マーヒー加藤
by kaneniwa
| 2014-09-20 06:20
| 七草
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