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2014年 10月 09日

青色青光 赤色赤光 あり得ない方向の三日月がよかった

b0061413_10421753.jpg 新潟の紫竹山あたりでしこたま酒を飲んでいたオッサンが閉店になった店を出て、そしてすぐに店に引き返し「女将さん、大変だよ、俺は飲み過ぎだよ、真っ黄色の新幹線を見ちゃったんだ、そんで客は誰も乗っていない幽霊列車なんだ、恐いよ〜」と、言ったとか言わなかったとか。ドクターイエローのデビュー直後ならあり得る話だな。上越新幹線のドクターイエローでの線路点検は深夜のダイヤ終了後に行われていたわけだし、紫竹山あたりでは加速して間もないのでよく見えたりする。そして何といっても大きいのが乗客を乗せる新幹線の開通とは違ってドクターイエローは点検車であるのでその存在が宣伝されたり強く広報されたわけではなく、デビュー直後はかなりの鉄道ファンでなければその存在そのものを知らなかったということが大きい。なので「黄色い新幹線を見ちゃった!」ということになる。昨夜の素晴らしき天体ショーであった皆既月食、しかもブラッドムーンと呼ばれる赤い月となる現象。天体についての予備知識がない時代には「あり得ない!」と同時に「不吉!」と呼ばれてきた。 ある日の私が空を見上げたら何だかお月さんが三日月だったのだが花王のマークでお馴染みの形をしていなかった。あれれ?酔っ払っているのかな?確かに酔っ払っていた。ただしそれは南半球から月を見ていたからであった。ブラジルのサンパウロに着いた翌日の私の歓迎会だったのだ。さらに翌朝、酔を覚ますために洗面所にたくさん水を貯めて洗顔した後に栓を抜くと、渦巻きが自分が知っている方向と逆方向にトルネードしているのに心底驚いた。二日酔いでその渦巻きを見ているとトンボのように目がまわったのを覚えている。予備知識になかった現象との出会いは鮮烈だ。

b0061413_10443983.jpg 昨夜から今日の午前中にかけて、知り合いのブログやFacebookではそうそうたる赤い月の写真がアップされている。アマチュアでもプロとの機材の差がそんなになくなったということも確かにあるけれどもみんな見事な出来栄えであって、新聞や科学雑誌のものと比べても遜色がない。今朝の毎日新聞の一面ではスカイツリーのLEDライトの灯りの背後に赤い月を入れた写真が掲載されていた。「ぶぷぷ、青い光のLEDライトを実用化したのに赤崎さん…」と新聞片手につぶやいたが、誰も笑ってくれなかった。名は体を現すとはいっても、藪医院の院長さんの藪さんで名医である、という人もいるだろう。 私はこのブログのアップ用のCASIOのコンパクトデジカメで撮ってみた。せめて三脚を使えばもうちょっとよく撮れたとは思うけれども月食の進捗をゆるく見ながらの撮影。最初の青いのが19時32分で赤いのが19時45分である。この後に赤い満月のブラッドムーンが徐々に登場。それも感動的であったけれども自分の予備知識のなかではあり得ない方向に欠けていったこの青と赤の三日月形がよかった。


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2014-10-09 11:34 | 草評


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