2014年 12月 23日

コッヘル257番 アジの押し寿司

b0061413_22364547.jpg 年内までにコッヘルに盛ってご紹介したいと思っていた押し寿司シリーズをこの鯵(アジ)で締めくくりたいと思う。刺身で食べることができるアジをヅケ(軽い醤油漬け)にして丼の上にのせるということはこのコッヘルシリーズに未登場ではあるけれど夏の時期(アジはある程度年中手に入る魚だが、やはり夏が旬であると思うし、付け合せの大葉なども元気があってよろしい)のごちそうである。それをこのたびはまたまた押してみました。これは青魚の仲間である鯖寿司が美味しいので、まずは間違いがない味となると思っていたが、鯖寿司とはまた違って良い感じであった。「みんな違ってみんないい」この大詩人金子みすゞの金言を若い頃の私はキャバクラでロックグラスで氷を揺する音をさせながら、何度か声に出してみたことがある。声に出して読みたい日本語であるから。確かにいいキャバクラに、いざキャバクラ(鎌倉)と駆けつけてみた時には、この金言はにぎり鮨で美味しい寿司ネタをヅケにして押し寿司用の箱に入れ、全体重をのせる感じで短時間でどんどん仕上げていって「押し寿司パーティセット」のようなものを作り上げてみた時に、久しぶりにこの言葉を声に出していた。白身もマグロも鮭もアジも「みんな違ってみんないい」と。もっとも大乗仏教のセンス豊かな金子みすゞの視点からすれば、海ではサカナたちのお葬式が執り行われているかもしれないという視点も忘れてはならないのであるけれども。

マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2014-12-23 22:54 | 草外道


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