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2014年 12月 29日

報恩講私記(3) 放歌

b0061413_2128567.jpg もしかしたらこれが2014(平成26)年の最後のブログ記事となるかもしれません。11月30日のこと。寺院での報恩講(親鸞聖人ご命日)の日程が終わり、徒歩で近所の「食彩酒房ぼだいじゅ」さんでのライブは伝説ものとなりました。午後5時から午後7時30分頃までのライブでした。この日は日曜日でしたが午前中に阿知波一道さんのご法話に接して午後に寺院と「ぼだいじゅ」で阿知波一道さんの歌声に接した方々が家に帰ってからすぐにテレビをつければ妹さんの阿知波悟美さんが「お福さん」という重要な役柄で出演されていたNHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」が放映されており、しかも三日後の12月3日(水)にはテレビ朝日系列の大人気ドラマである水谷豊主演の「相棒」で同じく阿知波悟美さんが「ビッグママ」という大物犯人役で出演されていたということで善良寺の有縁の方々にとっては阿知波ディー、阿知波ウィークとなったのでありました。 さて、その報恩講とライブが終わって明けて翌日、新潟県内のどこにご案内しようかと考えていたところ「思いつきなんだけれども京都のライブハウスの拾得に行って、あわよくば出演もしてこようかなぁ?」と言い出され、歯医者から帰ってきたばかりのシャラポア(妻・日本人)とともに蕎麦を食べると本当に12時26分発の「特急いなほ」に乗り込まれて京都に向かって出発されてしまいました。写真は、私が持っているのが阿知波先生愛用のマーチンOOO(スリーオー)のギターが入っているマーチンのギターケース。そして、先生が背負われているのが同じく愛用の「自作バンジョー」です。シンガーソングライターとして作詞・作曲を手がけられることはもちろんのこと、工房で「えっ?先生のサウンド作りはここからなんですか?」と驚いたのですが、楽器作りまで手がけられているのです。 写真の撮影はシャラポア。この時点で先生愛用のiPhoneがまだ寺に置きっぱなしであることはともに忘れていたのでありました。 その精密機器専用宅急便箱(そういう箱が宅急便の集配所に常備してあるということは、それを送る機会も世の中には多いのだなぁ)が届いた連絡とともに「いやあマーヒー、昨夜は拾得でホウカして来ちゃってねぇ」とおっしゃるので「先生、いったい何やってんですか?」と言うと、つまらぬ誤解を招かぬようにこのブログ記事のタイトルですでにネタバレではあるけれどもホウカは放火ではなくて「放歌」ということだそうです。つまり火ではなくて歌を放り込んで来たということで、燃やしたとしたらそれは建造物ではなくてお客さんのハートであるということなのです。(綺麗なのは先生のオヤジギャクなのに、ブログ文としてキレイにまとめようとしている私) 築約300年の酒蔵を改造した憂歌団や上田正樹などもかつては定期的に出演していた名門ライブハウスに「放歌」というのは、なかなか粋な表現であるなぁと思ったのでした。 今年の1月は長女が第一志望の高校に入れるかどうかということでヤキモキしていました。楽しみといえばシャラポアと受験シーズンが一段落したら3月のお彼岸明けに石垣島に久しぶりの家族旅行の計画をたてることでした。長女は何とか第一志望に合格してくれて、その旅行は記念旅行としての付加価値も付きました。石垣島に着いてすぐにホテルに荷物を置いて見知らぬ島の繁華街を地図をもって飛び込んで何とかスタートに間に合った「うさぎや」というライブハウスで「歌」に接していきなり「来たなぁ」と実感することができました。 そして6月に私自身も住職の継承式を行い、初めての報恩講は準備不足は否めなかったのですが阿知波先生はじめ多くの方のおかげで素晴らしいお勤めとなりました。「放歌」もありました。

明後日の大晦日の午後、とにかく歌が大好きだったお世話になったアニキのような方の初七日で阿弥陀経と正信偈を勤めることが私の今年の仕事納めです。ご生前、いっしょに勤めたこともある正信偈の「偈」の文字は訓読みで「うた」とも読めるのです。

それでは皆さん、よい年末年始を。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2014-12-29 22:48 | 草仏教


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