2015年 02月 19日
北海道から今金男爵というブランドじゃがいもを段ボールで送ってもらって、これは色々な食べ方をしてきたけれどもどういうアレンジをしても素材の良さというものを感じて実に堪能できた。そのなかで浮かんできた素朴な疑問は「地元である北海道ではいったいどういう料理にしてじゃがいもを食べているのだろうか?」というものであった。もちろんじゃがバターのような全国的な超定番は欠かせないだろう。しかし、北海道ならではの定番というものがきっとあるはずだ…とネット検索すると「いも餅」というのが浮かび上がってきたのである。 作り方はいたってシンプルであって、茹でたじゃがいもをすり鉢で練りに練る。フードプロセッサーで楽をしても良さそうなものだが、素材を活かしたシンプル料理であるがゆえに、このすり鉢で練りに練るという手間の部分でその味に大きな差が出るらしいということであった。最近、こんな時に8歳の末娘が「手伝い好き」という有難い人格であることでとても助かる。ホントに助かる。どうして面倒くさがりの私に、このような手伝い好きの子が生まれてきてくれたのだろうか?最近はただ単に助かるということだけでなく、お盆やお彼岸や報恩講(親鸞聖人ご命日の集い)などの寺院に多くの人がやってくる行事の際に「忙しくなるなぁ」と思っている私の前で、その来客を心待ちにしている末娘の姿を見ていると「ホントに末娘を見習わなきゃなぁ」と真面目にそう思ってしまうのである。この作業、末娘が大活躍である。末娘が疲れた時に代わってすりこぎ棒を持つぐらい。本当に茹でたじゃがいもに塩さえも加えずにそのまま練りに練っただけであるが、徐々に「でんぷん質の別な物質になっていく」というやり甲斐があったし、末娘もそれを励みにしてくれた。 丸、三角、四角という形にして、いも餅を焼く。焼けたところで最初のコッヘル上の写真の姿となる。ネットで調べて見た範囲であるが、本場北海道ではこれを(1)そばつゆをかけて食べる(2)塩をふって食べる(3)きな粉&砂糖をまぶして食べる などまさにネーミング通りにほぼ「餅」として料理の素材にしているようだ。私が気に入ったのは(2)の塩だけである。何というか米と麦に次ぐ「第三の主食」として今後とも摂取していきたいような感触。さらに無塩ではないバターの塩気だけで食べるというのもいい。これは定番のじゃがバターが美味しいので当然のように美味しい。さらに塩さえもかけないスッピンでもイケる。次はこれをピザ生地にしてみようか?とか準備は大変なものの野外にもコッヘルとともに持ちだして見ようか?など、シンプルであるがゆえにディープな楽しみ方が今後もできそうである。 マーヒー加藤 コッヘルバックナンバー
by kaneniwa
| 2015-02-19 00:25
| 草外道
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