2015年 07月 14日

本当は2年前に書くべきだった意見

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新国立競技場建設の問題は、予想していた通りから予想以上の問題になってきた。
現在の状況でその是非を問う国民投票が行われたとしたならば、
おそらく圧倒的多数で否決されてしまう案で建設される。

本来ならば2年前に書いておけばよかったブログ記事で遅すぎるのだけれども、
今月を過ぎてしまってはなおさら遅すぎる気がして書く。

コンペ作品が出揃った時点で実は2年前にネット上でも色々な意見が交わされていた。
それは私のような素人から専門家筋に至るまで色々であったけれど、
現在の構想であるザハ・ハディド作品は私の印象のなかにはあまりなくて、
それこそ素人の「ぱっと見」で「いいんじゃないの」と思ったのは
ツヨシ・タネというフランス人(たぶん日系であると思う)のデザインした
作品番号(エントリーナンバーのようなものであると思う)26で、
最終候補の11作品のなかでの番号は「6番」の
「アーシテクト&アー+アーシテクチゥール」
というものである。

2年前のネット議論のなかでは「古墳っぽい」と言われたものであるが、
逆に古墳ぽいぐらいの感じがあってこそ聖地と呼ばれる存在になりうる気がする。
やはり甲子園球場が阪神電鉄の持ち物であって広告だらけなのに「聖地」であるのは
あの蔦の存在感が実に大きいと思うのだ。
国立競技場は陸上競技はもちろん、ラクビーやサッカーの選手が
目指すところであり聖地となるはずだ。
その目指す場所としての聖地のイメージは流線型か古墳かといえば、古墳がいい。

そうするとツヨシ・タネ案がいいと思う。
ただし、それもまた間に合わないとは思う。
ツヨシ・タネの古墳のような原型をラグビーのワールドカップに
間に合うように建立して、そこからオリンピックを経て
2030年頃には原案のような森の姿にしていくというのがいい。

そしてこの古墳状の森への「お植樹権」を建立の資金の一部とする。
少なくとも「ネーミングライツ」をあてにするよりはスマートだと思う。
しかも国立(くにたち)ではなく国立(こくりつ)であって、
その趣旨からも命名権は成り立ちにくく、
さらには建設計画段階でこれだけケチがついた物件の命名に大金を支出する
日本企業(さすがにグーグルスタジアムはないだろうと思う)
はなかなかないと思う。

この「お食事券」ならぬ「お植樹権」のプランは
400億円以上かかった東本願寺の大修復においての
「瓦懇志」(かわらこんし)を一応、ヒントにした。
大修復において古くなった瓦をお布施とともにひきとることで
その膨大な修復額の一部(といっても大きなものだ)にした。

このような大プロジェクトにおいては
「大金とともに、どれだけ人の想いを結集できるのか」
ということが必ず必要になってくると思う。

それから、これは東京オリンピック後もブログが続いているとして
予言をしておきたいけれども、
「屋根がつくことはないと思います!」

ちょっと前にNHKの「SONGS」という番組で、
ジミー・ペイジがレッド・ツェッペリンでの初来日でステージを踏んだ
日本武道館を感慨深く再訪するところを映していたけれども、
ミュージシャンとしても聖地は国立競技場ではなくて武道館だろうと思う。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2015-07-14 23:28 | 草評


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