2015年 09月 04日

コッヘル285番 釣れたて鯵(アジ)の押し寿司

b0061413_2328756.jpg 10日以上前の話にはなるけれども、中学2年生の息子の友達のお父さんが「鯵(アジ)が釣れ過ぎちゃったので貰っていただけませんか」と、けっこう大きな鯵をちょうど10尾おすそ分けしてくれた。こんないいものをいただくのに「いただけませんか」などと言われては恐縮してしまう。ただし自分で魚屋さんから購入する場合はこの大きさ(けっこう大きなサイズ)ならまず5尾までだろうなぁとは思った。その倍の分量をいただいたわけだ。いったいどれくらい釣れたのだろうか?小さなサイズの豆鯵であればけっこう迷わずに上げて南蛮漬けにするのだが刺身、タタキ、なめろう、塩焼…あるいはそれらを折衷にするか?と、色々と迷ったのだけれども以前に鯖(サバ)の押し寿司をこれでもか、という分量を作ったけれども息子を中心に家族中の大好物なので夕食だけでキレイになくなったことを思い出した。色んな種類を作って鯵尽くしというのもいいけれども調理は大変になるので、鯵の押し寿司でいくことにした。

b0061413_23282328.jpg 鯵を三枚におろさなければならない。三条市製の鯵切り専門の鯵包丁というのもかつては愛用していたし、同じ三条市のアウトドアメーカーのsnowpeakがかつて作っていた釣った魚をその場で捌くための小形ナイフも持っているのだが、ともに倉庫の奥に仕舞いこんでいる。したがって最近は普段に使っている新潟県三条市のライバルである岐阜県の関市のメーカーがドイツのヘンケルと共同開発した万能包丁で10尾をおろしていくことにした。やはり鯵切り専用包丁のようにはいかないけれど、偉そうに言えば鯵という魚はまだ捌くのが楽な方ではないかと思う。写真のまな板の上、左側のステンレスボウルに酢を入れておろしてから小骨を取った鯵の身を漬け込んでいく。写真のまな板の上、右側のボウル型チタンコッヘルには小骨を取るのが面倒くさい部分や骨の間の身などをみじん切りにして酢ではなくて白だしに漬け込んで、いわゆるヅケの状態にしておいて翌日の鯵茶漬けの主材料となっていった。

b0061413_23284497.jpg というわけで、なぜか三種類も持っている押し寿司や箱寿司を作るための木箱に詰めて押して、食卓に鯵の押し寿司がずらっと並んだ。写真は一部分というか、これで半分ぐらい。食卓には他にシャラポア(妻・日本人)が作ってくれた煮物なども置かれているが、なかなか食べ応えがある分量の鯵の押し寿司が並べられた。押し寿司のために酢で締めてあっても、やはり一度も冷凍していない新鮮さというものは一口ごとに伝わってきた。鯖の押し寿司と同様に青魚特有の「頼もしい味」という感覚もあった。それでも鯖とはまた違った歯ごたえ(やや柔らかい)と風味であった。翌朝の朝食分ぐらいが残ったけれども好評であった。後日、鯵を釣ったお父さんの息子さん、つまりは私の息子の友達が遊びに来た時に「君の家では鯵をどうやって食べた?」と聞くと「カルパッチョにしてもらいました」と答えた。なるほどイタリアンは思い浮かばなかった。ただ洋風と和風の違いはあるけれども、この鯵を貰った日の暑さを考えると「酸味がある鯵で体が喜ぶ感じ」ということはどうも共通していたようだった。


マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2015-09-04 23:06 | 草外道


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