2015年 09月 24日
映画というのは実は力のある脇役が主役なんだ というこの(写真の)小津安二郎監督の言葉を掲示板にはり出したのはつい4日前なのである。ちょうどイングランドで開催中のラグビーのワールドカップの日本vs南アフリカのゲームがあって日本代表が二転三転の末、さらには同点の時間帯もあってさらに四転して劣勢のままロスタイムという場面で五転しての劇的な勝利。その劇的具合はというと『ハリー・ポッター』の作者であるJ・K・ローリングさんが「こんなストーリーは書けない」とTwitterに記したぐらいだ。一試合の重みが違うワールドカップとはいえイングランド戦でもなくスコットランド戦でもない日本戦をテレビだったとしても展開をよく見ながら観戦していたことがよくわかる短文にJ・K・ローリングさんがラグビーファンであったということも何となく分かって嬉しくなるとともに、同じ監督でもエディー・ジョーンズ監督(ヘッドコーチ)ではなくて映画の方の小津安二郎監督の言葉が自分のなかでクローズアップされてきた。ラグビー日本代表の南アフリカ戦のダイジェストはニュースをはじめスコットランド戦までの間、何度も繰り返し流れたけれども結果が分かっているのに興奮してしまう。結果が分かっているのに感動できるということは、いい映画や舞台は何度見ても痛快に思えたり感情が動くということに似ているというか、脳や心の同じ部分でそれを味わっているということに違いない。 スポーツニュースでのリフレインで何度も名前を連呼される選手の得点シーンを作るために体を張った選手たちがいる。さらにネットで選手名鑑を見てみれば帯同しているチームドクターの髙澤祐治順天堂大学准教授は自ら順天堂大学時代にラグビー選手であることがわかったり、コンディショニングなどを担当するトレーナースタッフが何人もいたり、分析の専門家がいたり、通訳、広報、さらには新設された役割としてバゲッジマスター(遠征時の用具輸送と管理)までスタッフに居る。こういう脇役もまたいい仕事をしたのではないかなぁ。 マーヒー加藤(書・ブログ本文)
by kaneniwa
| 2015-09-24 23:59
| 草仏教
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