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2005年 04月 16日

『となり町戦争』を読んだ

三崎亜記著の話題作『となり町の戦争』(集英社)を一気に読んでしまった。
確か最新の「すばる文学賞新人賞受賞作品」である。

地方自治体同士の戦争、作者は元役場職員らしく、もっともらしい書類がポイント
ごとに挿入され、その荒唐無稽さが、かえってリアリティを含んでくるから不思議だ。
公務員の方が読んだら、私よりもさらにもっと面白みを感じられると思う。

戦争の残虐さというのは、感情や感性が失われていくことではないか、と思うのだが、
それが意図してか、あるいは意図せずか、見事に書き込まれているように思った。
また、戦争という問題を扱って、説教臭くないのがいい。この、説教臭くないということ、
大事だなぁ。

この小説、是非とも才能ある監督によって映画化して欲しい。
キャスティングは、このブログのコメント欄でも考えてみよう!

と、いうわけで、この小説を推薦したいのだが、このブログを読んでいる人で
新潟県の中条町の人が図書館の新刊コーナーから借りるのは無理である。
今、私が借りているからだ。

マーヒー加藤  http://www.iplus.jp/~naoko/index.html
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by kaneniwa | 2005-04-16 03:03 | 草評


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