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2005年 05月 03日

大人の低下の方が心配だ

子どもの学力低下や体力低下についてのニュースを月に1回は
新聞なんかで見かける。こういうことは日本の未来に関わること
なので、誰もが関心を持ち、誰もが評論家になる。

だが、ちょっと待て、とマーヒーは言いたい。大人の学力低下や
体力低下の方が本気で心配だぞ。

学力低下の方で言えば、たとえばこの一年間、新聞・雑誌以外で
ちゃんとした本を何冊読んだだろうか?話題になった推理小説を
一冊だけ読みました、という人なんかは、平均よりも上だと思う。

養老 孟司の『バカの壁』というバカ売れした新書にしても、
たとえば、あそこには「なぜ高学歴の若者たちがオウム真理教の
信者になったのか」ということについて、知り合いの学者の説の
引用が中心ではあるが、ちゃんと言及しているのであるが、あれだけ
売れた本でも、普通に読んでいる人は驚くほど少ない気がする。

まあ、読書だけが学力ではないと思うが、あまり子どもにばかり
「文字離れが著しい」とは言えないなぁ。

体力低下については、もっと顕著で分かりやすい。40歳ちょうど
ぐらいのお父さんの平均の運動量というのはどれくらいだろうか?

これも「月に1回ゴルフをやります」という人なんか、平均よりも
かなりいい方ではないかと思う。都会のサラリーマンであれば、
地下鉄などの交通機関の乗り換えなどで、毎日少しは歩くと
いうことはあると思うが、地方で車通勤なんかをしているお父さん
であれば、仕事も普段の生活もまったく車ばかりで、毎日万歩計を
付けていれば歩きはじめたばかりの幼児にも負ける人が多いと思う。

子どもの体力低下といいうのは深刻なニュースに思えるが、それを
深刻な顔で論じている本人が、実は深刻な状態だったりする。
その、子どもレベルの運動で根をあげる大人がほとんどではないだ
ろうか。

東本願寺の同朋会館に、出典は不明だが、こんな言葉が法語として
掲げられたことがあった。

「お前は東大に行け! お父さんはパチンコに行く」
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by kaneniwa | 2005-05-03 07:35 | 草評


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