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2006年 03月 12日

サッカールールの私的根元改革案

2006年は冬季オリンピックもすでに行われたが、
何と言ってもワールドカップサッカードイツ大会が開催される年である。

ワールドカップという世界的な大会になると、やはり日本戦のみならず
各試合が非常におもしろい。

まず、オリンピックよりもスーパーボールよりも世界的な熱狂を集めるのは、
サッカーのルールのシンプルさにあると思う。アメリカンフットボールや
野球のルールブックの厚さに比べたら、そのルールは何分の一になるのだろうか。

日本サッカー協会のルールブック を拝見すると、細かいところで知らなかった
発見もあるが、それでも初めてサッカーを観た人でも、何を目的にして何をやるスポーツで
あるのか分からないという人はまずいないと思う。せいぜい、オフサイドって何?という
ぐらいのものである。これがアメリカンフットボールの試合だと、何が何だか分からない
というケースも多いし、実際の試合でも審判が大きなゼスチャーで説明などをしている。

私のようなサッカー素人が、元々シンプルであり、しかも長い歴史のなかで練られて
きたスポーツのルールに問題提起をするのは笑止千万であろうが、サッカーを観ていて、
どうも基本的なところでの不満がある。それは、勝敗の決定の方法についてである。

5-5でも0-0でもいいが、規定の時間を戦って同点であった場合、どのような方法で
勝敗を決めるかというと、まず第一にそれぞれ15分を超えない範囲で前・後半同じ時間の
延長戦を設けることができる。

それで決着がつかなかった場合、まずたとえばホーム(本拠地)とアウェイ(敵地)での
2戦が行われる場合、アウェーゴール方式といって、ゴール数が同じであるときに
アウェーグランドで得点したゴール数を2倍に計算する規定を設けることができ、この
方式により勝者が生まれるという場合があるが、これはホームアンドアウェイ方式の
2連戦での特別なケースの試合の勝者決定法である。

多くの試合では延長戦でも勝敗が決定しない場合にはPK戦というものが
行われて勝者を決めるのがサッカーのルールである。

これは各チームの代表5名が交互にペナルティキック合戦をやって決着をつける
というものだ。このPK戦が好きだという人もいるだろう。ゴールキーパーの最大の
見せ場であるという人もいると思う。

たとえば1994年のワールドカップアメリカ大会の決勝戦のブラジル対イタリア戦も、
延長戦を終わっても0-0のまま、このPK戦で決着し、ブラジルが優勝したが、
哀れでならなかった。何というか、延長戦までのサッカーと、このPK戦という勝者
を決める方式が、何だか別なスポーツであるという感じがするのだ。
日本の高校生チームがブラジル代表やイタリア代表にサッカーの試合で勝つのはまず
無理な話だが、このPK戦に限っては、100回やれば1回か2回は勝ててしまう可能性を
感じるのだ。

サッカーというスポーツほど1点の重みのある球技は他にない。
しかし、サッカーほど歴史と伝統のあるスポーツでも他のスポーツ同様、
細かいルール改正はされているし、根本的な改革案も何度も出てきた。
覚えている案は、もっと点がいっぱい入った方が盛り上がるので、スローイン
(両手でフィールド内にボールを投げ込む)をやめてフィールド枠外からの
フリーキックを認めてはどうか、という提言がされて、それが却下されたという
ニュースを10年以上前だが新聞のスポーツ欄で読んだことがある。

私は、野球なんかもそうだが0-0の試合でもおもしろいと思う。
投手をはじめデフェンスの凄みを見せつけてくれる試合は緊張感があっていい。
サッカーでもイタリア代表などは守備が強くカテナチオ(カンヌキで施錠する)と
呼ばれる好守の伝統は通好みと言われるが、通ではない私もワールドカップでの
イタリア代表の試合はとてもおもしろいと思う。やっぱり、サッカーはスポーツの
なかでももっとも1点が重みをもつスポーツであって欲しいと思う。
もっとも、点が入るスポーツのバスケットでも100-99の試合は1点に重みがあるが。

野球の試合で延長戦でも決着がつかない場合、たとえばアメリカのメジャーリーグだと
延々と延長戦を重ねていく。投げるピッチャーがいなくなったりして野手が投げたり
するケースも、年に1回ぐらいあるみたいだ。しかしサッカーで延々と無制限の延長戦など
をやったらゴールデンゴール方式(どちらかのチームが1点をいれた瞬間に試合終了)
としても、これでは倒れる選手が続出してしまい、ヘタをすれば死者が出てしまう。

ようやく改革案の本題になるが、
サッカーに判定勝ちというもがあっていいのではないか。
判定勝ちといっても、単にシュート数の多かった方が勝ち、というのではつまらない。
決まらなかったシュートはあくまで決まらなかったシュートというのがサッカーの本質であろう。
それではボクシングの採点というか体操やフィギアスケートで言う芸術点のようなものが
考えられるかと言えば、それは主観が入りすぎていけない。

で、この判定の内容だが、フィールド内にボールがあった時間をストップウォッチで計り、
その時間が自陣にあった時間が長かったのか、敵陣にあった時間が長かったかで、
同スコアの場合には敵陣に長くボールがあったチームを判定勝ちとする、という
ルール改正はどうだろうか。(もちろん基準線はハーフウェイライン)
これによって、少なくとも引き分けを狙って自陣でボールをまわして時間稼ぎを
するというような、観る側にとっては退屈なプレーはなくなり、接戦の場合ほど
中盤での激しいボールの奪い合いは激化する。そしてプロのサッカーの場合、
公式記録員と審判員はさらに人員を増強し、サッカーで仕事をする人も増えるという
構想というか、改革案である。

素人の意見ですが、こんなことは大胆な素人しか言えません。 どうでしょうか?

マーヒー加藤  草仏教ホームページ
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by kaneniwa | 2006-03-12 00:17 | 草評


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