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2006年 05月 17日

宮沢賢治とタイタニック

先日、宮沢賢治が作詞はもちろんのこと、作曲もてがけた 星めぐり の歌に
ついてのブログ記事をアップさせていただいたが、その関連で、小説の『銀河鉄道の夜』の
なかに、明らかにタイタニック号を連想させるシーンがあることに気がついた。
たとえば、コメントをいただいた akiさんのブログの5月10日のブログ記事にも、その
ことが書いてあった。

宮沢賢治について研究されている方や、宮沢賢治の愛読者の方にとっては、もしかしたら
今さらふれることでもないかもしれないが、私にとってはちょっとしたサプライズだった。
そのシーンは、物語の中盤から後半にさしかかるところ、第9章「ジョバンニの切符」の
ところである。その最初の方を 青空文庫の『銀河鉄道の夜』から引用してみたい。

「いえ、氷山にぶっつかって船が沈(しず)みましてね、わたしたちはこちらのお父さんが急な用で二ヶ月前一足さきに本国へお帰りになったのであとから発(た)ったのです。私は大学へはいっていて、家庭教師にやとわれていたのです。ところがちょうど十二日目、今日か昨日(きのう)のあたりです、船が氷山にぶっつかって一ぺんに傾(かたむ)きもう沈みかけました。

タイタニック号を思わせるくだりは、この後も続いていく。

タイタニック号の遭難は1912年4月14日で、その時に宮沢賢治は16歳だった。

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by kaneniwa | 2006-05-17 20:09 | 草評


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