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2006年 08月 17日

セレンディピティ(serendipity)について(2)

b0061413_043574.jpgセレンディピティという言葉を知るようになって1年後ぐらいだから1985年か86年頃だったと思うが、直木賞作家の阿刀田高という人の短編集『1ダースなら怖くなる』に収録されている「スリランカ気質」という作品を読んでいて、びっくりした。ある男が夢のなかでserendipityという単語が浮かんで、それが辞書に載っていないというところから始まるお話だったのだが、そのお話はまさにセレンディピティ。もっとも、serendipityの語源にはセイロン(地名変更で現在のスリランカ)が含まれているので、この表題はなるほどである。

1998年に、東京から新潟市の三条市に転居した時に、スナック街にその名も「セレンディピティ」 という名前の店があって、これまたビックリした。それも新しい店ではなく、行ったことがある人に尋ねるとけっこう昔からあるお店で、ママさんと若い女性の二人でやっているこじんまりしたいいお店であるという。いつか、他のお店の帰りなどにふらっと寄って、なぜこの名前をお店の名前にしたのかを尋ねてみたいと常々思っていたが、4年間住んでいて、とうとうそういう機会を見つけられなかった。三条市には、今でもたまに行く用事があるので、セレンディピティにふらっと寄るということが、実現するのかもしれないし、ないのかもしれない。

そして、コメントなどもいただいているが、2001年(日本公開は2002年)だから割と最近であるけれども、『セレンディピティ~恋人たちのニューヨーク~』という映画が公開されて、この言葉が映画のタイトルになったのか・・・とロードショー用の広告などを見て感慨にふけった。まだこの映画も見ていない。

今は日本橋のショッピング・モールやカフェをはじめ、いろいろな場所にこの セレンディピティ という名前が与えられている。もっとも、日本橋のセレンディピティはSONYプラザの系列なので、脳学や情報学の系統からの進言でこの名前が与えられたのかもしれない。

このserendipityという言葉は、おそらく今後もっともっと光があたり、辞書などの記述も増えていくような予感がする。


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2006-08-17 00:43 | 草仏教


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