2006年 08月 25日

人類の基本的関数を身近なところで考える (1) 宴会編

カナダの歴史学者であるウイリアム・アーヴィン・トンプソンは、
世界の狩猟民族の形態を研究し、試行錯誤のうちに最終的に身につける
四つの役割を 「人類の基本的関数」 と呼んだ。

その四つの役割とは、
頭目(指揮官)祭司(作戦参謀)狩人(兵士) そして道化(トリックスター)である。

関数? かなり昔の高校生時代に、数ⅡBなんて教科で(数Ⅰだったかもしれない)
関数というものを初めて習った時には 関数なんて将来何の役に立つんだよ!
と思ったものである。しかしそれから20年後、マイクロソフトのExcelというソフトの表の
設定をするにあたり、ああ、これが関数というものか役に立つやんけ と思った。

そしてトンプソン博士が、歴史学者なのに関数と数でくるのか、いまいち把握
できずにいたが、マーヒー、今頃になってこの理論が関数と呼ばれるワケについて、
たぶん本格的な歴史学者の方や数学者の方にとっては笑止千万(しょうしせんばん)なの
だろうが、思いっきりマーヒーの身近なところからその理解を開陳(かいちん)したい。

さて、このトンプソン博士の理論を思いっきり飛躍させ、マーヒーの身近なところに引き寄せ、
現代における狩猟は、これを労働と置き換えたい。狩猟における獲物の獲得が、労働に
おける賃金の獲得である。(おっ、ちょっとは方程式っぽくなってきてるじゃないか)
そこで、ちょっとは狩猟との接点をもっておきたいので、サラリーマンが給料日に、
会社のプロジェクトの四人組と焼肉店に焼肉を食べに行くという、比較的にシンプルな形での
宴会をモデルケースとして人類の基本的関数を実感してみたい。

まず頭目(指揮官)は鍋での宴会でいえば鍋将軍であり、この宴会では焼肉将軍。
仲良し四人組が同じ課なり係であるなら課長なり係長である場合が多く、暗黙のうちに
この宴会のすべてを取り仕切っている。

祭司(作戦参謀)は、鍋での宴会でいえば鍋奉行であり、この宴会では焼肉奉行。
  タン塩よし、 カルビもう少し待て、 上ミノは網の端に寄せろ、 キムチ追加だ、
  それからロース2枚追加、ジョッキ生お代りの人は手をあげろ・・・
など、常に変化していく焼肉や炭火の状態、他のメンバーの喉の渇きや満腹度、さらには
店内の状況に絶えず目を光らせ、瞬時にして、なおかつ的確に他のメンバーや
店員さんに指示を出していく。

狩人(兵士)は、他のメンバーの言動に耳を傾け、うなずいたり、ウケたりしながら
黙々と、いちばんたくさんの焼肉を食べる。

そして道化(トリックスター)は、突然、テレビのチャンネルを突然変えるかのように、
話題を転換させたり、あるいはボケ役になって4人の宴会ながら爆笑を誘ったりする。
古いたとえで恐縮だし、このたとえではたとえトンプソン博士の後継者に出会えたと
しても外国人だったり日本人でも若い人にはなかなかうなずいてもらえないだろうが
『プロポーズ大作戦』でいうならば男の5番の役である。

マーヒーが、焼肉店で、こういう四人組に出会ったとしたら、ああ、この宴会は上手く
いくだろうし、ひいてはこの狩猟(労働)、このプロジェクト、この会社は成功するに違い
ないという予感がヒシヒシとする。こういう四人組に出会ったら、インサイダー取引や
風雪の流布なしに、その会社の株を買って上昇の可能性が大であろう。

関数というのは、その原型が大きなバリエーションをどんどん生み出していくものと
理解している。(違うかなぁ?)


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2006-08-25 00:32 | 草評


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