2006年 08月 28日

人類の基本的関数を身近なところで考える (3) お笑い・ドリフ編

カナダの歴史学者であるウイリアム・アーヴィン・トンプソンは、
世界の狩猟民族の形態を研究し、試行錯誤のうちに最終的に身につける
四つの役割を 「人類の基本的関数」 と呼んだ。

その四つの役割とは、
頭目(指揮官)祭司(作戦参謀)狩人(兵士) そして道化(トリックスター)である。

さて、ドリフターズのことを考えてみたいのだが、いかりや長介さんが亡くなられてから、
その頭目(指揮官)としてのすごさがわかる。いかりや長介という強力な頭目がいて、
加藤茶も志村けんも仲本工事も、高木ブーも、そして今は亡き荒井チューも
みんな活きていた。

その頭目ぶりは、役柄にも必ず反映され、コントの舞台が学校の教室であれば
いかりや長介は必ず先生役であり、探検隊であれば必ず隊長であり、
家庭であれば必ず女装してのゴツイお母さん役であった。

祭司(作戦参謀)も、かなりの部分をいかりや長介は担い、マンネリと言われながら
ドリフの他のメンバーといっしょに新しいギャグを生み出していった。

その頭目ぶりを象徴するのがドツキ用のメガホンであって、これほどメガホンが似合う人も
なかなかいなかったのではないだろうか。

特に人の笑いを獲得するということに、人類の基本的関数というものを重ねあわせて
みていくと、どいうしてもトリックスター(ドリフでいえばやはり志村けんや加藤茶の役割)
に着目していくことになるのだが、強力なトリックスターというものは、やはり強力な頭目の
もとで光り輝くものかもしれないと感じる。


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2006-08-28 00:32 | 草評


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