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草仏教ブログ

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2006年 11月 08日

ベートーベン交響曲第7番を歌う

うちの7歳の娘と4歳の息子は、お風呂のなかでベートーベンを口ずさんでいる。
これが「エリーゼのために」だとか、交響曲第五番「運命」の冒頭部分だとか、
第九の「歓喜の歌」の部分などなら分かるのだが、口ずさんでいる曲は何と
交響曲第7番の第一楽章と第四楽章(フィナーレ部分)なのだ。

なんじゃこりゃー、と思いながらもいっしょに口ずさんでしまった。

これは撮っておいてもらったビデオを子どもたちといっしょに何度も観たが、
のだめカンタービレというフジテレビのドラマの影響なのだなぁ。

しかし、この交響曲第7番は、学生時代に友人の下宿で
カルロス・クライバー指揮アムステルダムコンセントへボウオーケストラの
演奏をアナログレコードで聴いて以来、
へぇーベートーベンにノリノリの交響曲があるのかぁ・・・
と思ったものだった。

混沌とした音のかたまりの中から、殻を破ってメロディが地中からわき上がるような
グルーヴ感のある曲だ。

原語ではどんな言葉か知らないが、ワーグナーはこのベートーベンの交響曲第7番を
「舞踏の権化」と呼んだ。まあ、つまりダンサブルってことだろ?

テレビドラマでは、ギャク漫画(原作の漫画もかなりのギャグタッチなのだろう)的な
味付けでストーリーが流れているのであるが、まさにベートーベンの交響曲第7番が
「舞踊の権化」であったということを、主人公ののだめが自由奔放に千秋の部屋で
弾いたピアノと本番でのオーケストラが見事に表現していた。

しかしこの のだめカンタービレ、原作の漫画は一切読んだことがないが、
竹中直人、西村雅彦、伊武雅刀らをぜいたくに配し、オーケストラやエキストラも
含めて、かなり力の入ったドラマであるなぁ。

マーヒー加藤

by kaneniwa | 2006-11-08 23:16 | 草音


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