草仏教ブログ

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2007年 01月 05日

年末年始のテレビをふり返ってみる(2) 含・紅白歌合戦への提言

年末番組の方は、視聴率調査の結果が出そろってきたみたいだ。

関東地区、関西地区で違いはあるけれども、ビデオリサーチの調査で
関東地区でのだいたいのところ

紅白歌合戦第1部30.6%(90年と同じく過去最低)
      第2部が39.8%(04年にせまるワースト2)
 DJ OZMAの演出に対するNHKへの抗議などは、1日深夜までに約750件

TBS系 「K―1 プレミアム」 が19.9%。
フジテレビ系「細木数子のニッポンの大みそか」が10.3%で
続く「メダリスト・オン・アイス」は9.9%。

日本テレビ系の「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」は10.2%
テレビ東京系「年忘れにっぽんの歌」が9.3%

テレビ朝日系「TVタックル」が5.3%

というところだった。同じNHKでもNHK教育のNHK交響楽団の第九
演奏会なんかは視聴率が小さすぎるのか、なかなか数字が分からない。
昨年の秋から年末までフジテレビの「のだめカンタービレ」に家族でハマッたので、
これがベートーベンの交響曲第九番ではなく第七番なら、一年の締めとして
NHK教育にチャンネルを合わせていたかもしれない。

それから、新潟県では見ることができないのだが、
テレビ東京系「年忘れにっぽんの歌」が9.3%というのは、これはものすごい
大健闘ではないかという感じがする。
テレビ東京の社長が昨年の紅白歌合戦のラインナップを見て
「これならウチのにっぽんの歌で勝負ができる」と言ったという記事を
スポーツ紙で読んだが、社長(会長だったかな?)の言葉は伊達や酔狂では
なかったと言えるような数字だ。

紅白歌合戦で、DJ OZMA以外にマーヒーが感想らしきものをもったのは
(ということは、他は感想らしきものさえ出てこなかった)
ゴスペラーズの 「ふるさと」 である。
別に、素直にすごく良かったという感想ではない。
最初にもった感想は、ゴスペラーズはダークダックスが果たしてきた紅白での
役割を担っていくのかなぁ、というような、何というかディレクター的視点からの
感想をもった。

しかし、この「ふるさと」の曲中、海外で衛生生中継されている紅白歌合戦を
見ている海外の日系人の視点から、ふと味わってみた。
そうすると、やはりベタベタのベタではあっても、ゴスペラーズは、やはり
「ふるさと」 というプログラムを演じる必然性がたいへんに強くあったことを
感じる。(すぐにディレクター的視点にすぐに戻っちゃうのだが・・・)

と、ここで黒崎織正ばりの提言がこのマーヒーにも思い浮かぶ・・・
 ※黒崎織正さんとは、新潟県のBSNラジオからさまざなな提言を投げかけて
  くるDJだ。たまに、本人がこの草仏教ブログにコメントを残してくれることもある。

紅白歌合戦は、来年以降も視聴率がどんどん低下していくことは避けられないだろう。
しかも、それにテコ入れをしようとすればするほどにみっともないものになっていく。
視聴率の問題から離れて開き直れる「何らかのポリシー」をNHKはもって、
なかなかビデオリサーチでもリサーチできない「満足度」に重きを置くべきだろう。
その「何らかのポリシー」について、
 NHKの紅白歌合戦の出場歌手・グループはアンプラグドとする
というのはどうだろうか。アンプラグドとは、まあこの概念というか企画は元々は
米国のMTVのものであるが、要するにパソコンはもちろんのこと、基本的には
電気を通した楽器はまったく使わないということである。

この出場基準によって、(こうなれば源氏と平家のそれぞれのシンボルカラーを
男女にすり替えた対抗も必要なくなっちゃうのだけれども)
どういうことが起こってくるかというと、とりあえず迫力と重圧感は、
むしろたいへんに大きなものになるだろう。

五木ひろしやサブちゃん(北島三郎)あたりの大御所には、是非とも
元祖ストリートミュージシャンともいえる「流し」の時代を思いおこし、
アコギ一本で勝負をかけて欲しい。それは大量ドライアイスよりも
大量コンフェッティ(紙吹雪)よりも、実は見たいものである。
ギターは別にアコーステックギターであれば本人が演奏をしなくても
いいのだが、本人が弾けば「流し」そのものであってグッドである。

アカペラのゴスペラーズはもちろん、フォーク系の実力派は元々が
アンプラグドなので、この「新たな選考基準」にはビクともしない。
演歌系もいろいろな営業をこなすなかに、多少なりともアンプラグド経験は
あるだろう。

スタイリストや小道具さんよりも、大道具さんが活躍する小林幸子や美川憲一も、
フルオーケストラを従えての迫力の衣装対決をしたいのであれば、それほどの
凄味をもって継続して欲しい。今までのものは8年ほど前から飽きてきた。

ロック系、ダンスミュージック系の出演者の場合だが、アンプラグドでも
本当の実力者なら、アンプラグドという限定的演出のなかにも
「何か」を見せてくれるだろう。MTVの出演者たちがそうだった。
滅多に見られない○○のアンプラグドということならば、新たな視聴者を
開拓する余地もある。普段どおりの無難な演奏ならDVDを見た方がいいのだ。

いわゆるジャリタレ系も、一歩間違えばたいへんな恥をさらすことになる。
多くの人が「見たくもない」と思っている出演者は自然と出場辞退という形で
淘汰(とうた)されるだろうし、副産物としてアンプラグドができないと思われたら
恥だという形で、今まで交渉してもダメだった大物の登場ということがあるかもしれない。

ジャリタレやアイドルにしろ、「アンプラグドで自分をさらけ出す」ということになれば、
視聴者もチャレンジャーを応援したり見守るという好意的な見方に変わるだろう。

照明、音声などのスタッフも、アンプラグドという演出のなかで本当の技術が
むしろ露(あら)わになってくるだろう。

最後は第九演奏を終えたNHK交響楽団の一軍に登場願って、
「もう一度聞きたい」という年度代表曲のようなもののリクエストをつのって
フルオーケストラ演奏でのフィナーレとして欲しい。

もしも、「それではベートーベンの演奏に差し障りがある」とブーたれる
楽団員がいたら、NHK会長は年末の第九演奏は日本だけの風習と知りつつも

 「欧米か!」

と一喝で叱責を与えて欲しい。

「蛍の光」だって・・・アイルランド民謡だから・・・ 欧米か!


マーヒー加藤

※ このブログ記事は、要約してNHKにも送信いたします



 
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by kaneniwa | 2007-01-05 00:29 | 草評


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