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2007年 01月 07日

年末年始のテレビをふり返ってみる(4) ガキの使い

筒井康隆の 「笑うな」 という短編(というよりもショート・ショート)を読んだことの
ある人は、笑ってしまったのではないかと思う。

日本テレビ系の「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」が
「笑ってはいけない警察署」のスペシャル版で大晦日の夜に放映された。
もしも家庭にビデオがなかった時代ならば、紅白歌合戦ではなくてこれを見ていた
だろうなぁという気がする。

別にダウンタウンの大ファンというわけではないが、ゴールデンタイムのスペシャル版
で放映された過去の「笑ってはいけない」シリーズを見てきた。

過去の「笑ってはいけない温泉宿」で、露天風呂で黒人がタオルで股間を隠しつつ
足先だけ温泉に入れたり出したしをくり返しながら「アチっ」という声を発しながら
なかなか温泉に入れないシーン。

「笑ってはいけないハイスクール」で、かまやつひろし(本人)がアメフトの防具で
身を固め(背番号は12だったと記憶している)、アメフトのチームメイトから
「コラっ、かまやつ!」「かまやつ、しっかりしろ!」と怒られているシーン。

観る人によって笑いのツボは異なるだろうが、過去に放映の「笑ってはいけない」の
シリーズの中で、この二つのシーンは今でも時折、ふとフラッシュ・バックしてくる。
それも、たとえば読経中などの、マーヒーの実生活での「笑ってはいけない」シーンで
それが思わず予告なしで浮かんできてしまうからとても困る。

さて、今回の「笑ってはいけない警察署」であるが、ビデオで観て、非常に惜しいと感じた。
全編がVTR録画なので、面白かったとしてもリアルタイムで観る必然性がない。
だから、こういうのは視聴率調査でどういう扱いになるのかは分からないが、
たぶんマーヒーのようにこの「ガキの使い」を録画しておいて、あとは紅白歌合戦なり
K-1(格闘技)なり、チャンネルをあっちこっちに合わせるという人が、とても多かった
のではないだろうか。

少しでもリアルタイムで見せる価値を盛り込んだならば、実は紅白歌合戦に
安心して見切りをつけさせるほどの要素があったのではないだろうか。

マーヒーにはロクなアイディアは浮かばないが、たとえばそれは
日本テレビのスタジオに200人ぐらいのオーディエンスを招き、
VTRを観ながら笑ってしまった客は即刻スタジオから退去させられることにする。
最後まで笑わずにいれば、豪華景品を得ることができるのだが、果たして
どれぐらいの人数が残っているかを30分に1回の中継でいいので生放送する。

まあこれはかつて関西で鶴瓶の番組で会場のなかで最初に笑った客が
ベンツのベビーカーで退場させられるというものがあったし、
斬新でもないかもしれないが「笑ってはいけない」という緊張感を
少しでも視聴者にも共有させる手段と、リアルタイムで見せる価値を少し盛り込む
だけで「大晦日の夜はダウンタウンのガキの使いスペシャルで」という時代が
来るかもしれないと・・・少し思った。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2007-01-07 00:48 | 草評


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