2007年 02月 09日

誰でも(その気になれば)演奏できる曲(1)

誰でも(その気になれば)演奏できる曲というものがあるだろうか?

この(その気になれば)という部分に重きを置かれることになるが、
答えはYESである。

作曲者はロサンゼルス生まれのアメリカ人なので、いちおうアメリカの曲と
いうことになるだろう。

また、その作曲者は20世紀のクラシックの分野での巨匠なので、
あえてジャンルでの分類をするならば、クラシックの曲ということになる。

楽器は、いろんな楽器の演奏者が実際にこの曲を「演奏してきた」ようだが、
とりあえず初演はピアノでされているようなので、これもいちおうだが、
ピアノを使ってやることを前提としつつ、古今東西のあらゆる楽器で演奏可能であり、
いろいろ調べていてフルオーケストラで「実際に演奏されている」ということも発見した。

この誰でも(その気になれば)演奏できる曲の演奏時間は4分33秒である。
演奏時間としたら、まあ標準的なポップス曲の時間だろうが・・・



とういう謎かけ式のブログ記事を書いてみたが、この曲の作曲者は
ジョン・ケージで、とにかく楽器の前で楽譜には「4分33秒間沈黙する」という指示が
書かれているだけだ。

初演はもちろん何も弾かないピアニストに場内騒然となったわけだが、ジョン・ケージは
「騒然としたその音をみんなは聞いたのだ」と言ったとか言わなかったとか。
(そのようなことを言ったらしい)

このオーケストラ版演奏が収録されているものを
こちらで見ることができる。

いちおう、早送りはせずに見てみた。
オーディエンスや団員の息づかいや偶発的な音が
この4分33秒の間に聞こえてくれば、それもまた「音楽」というわけだ。

途中で指揮者が汗をぬぐうところでどよめきと笑いが起こる。
あとは何だかこれだけの人員を集めてコントをやっているようにも見える。

マーヒーにレパートリーが一曲追加された。

  「じゃ、ジョン・ケージでもやってみようか・・・」


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2007-02-09 20:32 | 草評


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