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2007年 03月 12日

超訳徒然草・吉田くんのブログ(第105段)

北の屋かげに消え殘りたる雪のいたう凍りたるに、
さし寄せたる車のながえも、霜いたくきらめきて、
有明の月さやかなれども、くまなくはあらぬに、
人離れたる御堂の廊に、なみなみにはあらずと見ゆる男、
女となげしにしりかけて物語するさまこそ、何事にかあらん、つきすまじけれ。

かぶし、かたちなどいとよしと見えて、えもいはぬにほひの、
さとかをりたるこそをかしけれ。氣配など、 はつれつれきこえたるもゆかし。

(吉田兼好法師 『徒然草』 第105段)

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家の北側の影に残っている雪がガッチンガッチンに凍っている所に、
寄せて停車している牛車の牛につなぐ長い二本の棒も霜でキラキラと輝いて、
有明海の明け方の月が光っているのだけど、
月の形はハッキリと見えるのだが、その月面に曇りがないというほどでもない。
そんなぼんやりとした月の光の下、人影のない御堂の廊下の装飾のついた板に
腰をおろして、ただ者ではなさそうな男女が語らっているのだが、
いったいどんな話をしているのだろうか?話はいつまでも終わらない感じだ。

女の顔やスタイルなど、とても美人に見えてくるし、
何ともいえない香りが薫ってきてたまらん。
話し声などが、ところどころ聞こえ、ところどころが聞こえない。
盗聴器が心底欲しくなるほど じれったい。

超訳BYマーヒー
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by kaneniwa | 2007-03-12 22:33 | 徒然草


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