人気ブログランキング | 話題のタグを見る

草仏教ブログ

kaneniwa.exblog.jp
ブログトップ
2007年 05月 09日

子どもたちと釣りをする

子どもたちと釣りをする_b0061413_025443.jpg一枚目の写真は、2年ほど前の春先のものだ。竹竿の先に糸ではなくて太いヒモを結びつけ、その先に鯉のエサになるおせんべいを結びつけ、釣りごっこをしている3才の時のマーヒーの長男だ。針は付いていないし、こんなもので釣れるわけがない(間違って釣れてしまっては困る)のに、この時の長男は延々と飽きもせず水面を見つめ、時々おせんべいを突っつく鯉に、いわゆるアタリのような感触を楽しんでいる様子だった。部屋や本棚だけでなく、パソコンの中も散らかっているマーヒーであるが、この写真を見て、今は5才になった息子を釣りに連れていきたくなった。
子どもたちと釣りをする_b0061413_02604.jpgというわけでゴールデン・ウィーク中はけっこう予定が詰まっていたのだが、4月30日と5月5日は午後からは空いていたので、4月30日の方の午後に 胎内フィッシングパークというところに長女と長男を連れていった。地元のひいき目もあるが、釣り堀としては子どもが走り回れる芝生がいっぱいでいい。この場所には車で20分で着く。建物はビール園で、背後にナイター照明灯がかすかに見えるが、そのビール園の後方には、なんちゃってヤンキースがときおり試合をする球場があり、そういうこともあってマーヒーにとってはこの一帯は親しみのある場所なのだが、実際にフィッシングパークに入るのは初めてだ。
子どもたちと釣りをする_b0061413_0264426.jpg長女と長男は、ゴールデンウィーク前半にフォーク・ディオを結成し、オリジナルソングも一緒に作るほど仲が良かったのだが、結成わずか3日目のこの日の朝に「互いの音楽性の違い」によって決裂していて、釣り竿を持った瞬間からメラメラとした「勝負モード」に突入していた。 長女にとってまずいことに、最初にニジマス(イワナとヤマメもいるが、まずほとんど釣れるのはニジマスだ)を釣りあげたのは、5才の長男の方だった。実は長男のこの日の釣果は、その一匹だけだったのだが、長男は初めて魚を釣り上げたことに心底感動しており、それはそれで連れてきた甲斐があったのだが、長女の目を見ると激しく燃えていた。
子どもたちと釣りをする_b0061413_0292216.jpg長女の方は焦れば焦るほどにエサ(チーズです)だけをとられてしまって釣り上げられない。実は、長女が初めて魚を釣り上げたのは、マーヒーがエサの予備を買いに行った時で、長女の初めての釣り上げの瞬間にマーヒーは立ち会えなかった。隣の親切なおじさんに針を外してもらってバケツのなかに入れてもらったそうだ。しかし、それに気を良くした長女は、今度はマーヒーの目の前で2匹目を釣り上げたのだった。(写真) よかったよかった。これでお姉ちゃんのメンツも立ったし、二人が満足して周囲の芝生を走り回った時間帯にマーヒーも二匹釣ってオヤジのメンツも立った。
子どもたちと釣りをする_b0061413_030128.jpgこのフィッシング・パークではキャッチ&リリース(釣った魚を戻す)は禁止になっていて、釣った魚を買い取るというシステムになっている。えっと、うろ覚えだがニジマスは確か一匹250円だったかな。そして、買い取ったその後、炭火で焼いてもらうようになっている。焼き上がりまで45分ぐらいだったかな。一人一匹づつその場で食べて、長男が初めて釣り上げたニジマスと、長女初めて釣り上げたニジマスは、家で待っているシャラポア(日本人)と1才の次女へのお土産にすることにして、焼き上がった5匹のうちの2匹を新聞紙にくるんだ。
子どもたちと釣りをする_b0061413_030548.jpg帰り際に、本当はシャラポアから頼まれた買い物をしにスーパーに寄る予定だったのだが、長女と長男は珍しく「嫌だ、家に帰りたい」と言い張った。釣り堀型式ながら初めて釣りという世界にふれた二人にとって、スーパーのような日常の世界に寄ってその余韻が消えるよりも早くお母さんに会って釣りの話をしたいということなんだろうなぁと察した。新聞紙にくるまれたニジマスを見たシャラポアはとても感激していた。長女と長男は一緒に風呂に入って歌い出し、その日の朝に解散宣言をしていたフォーク・ディオは、その夜に再結成されることになった。今度は、解散せずに1週間続いていて、知っている言葉を思いっきり使った珍妙なオリジナル・ソングが聞こえてくる。

マーヒー加藤

by kaneniwa | 2007-05-09 00:27 | 雑草


<< 超訳徒然草・吉田くんのブログ(...      超訳徒然草・吉田くんのブログ(... >>