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2007年 06月 20日

松田デミ男くん物語(5) シャラポアとゴルフくんの不仲 

b0061413_141798.jpgというわけで(前回のブログ記事をご参照ください)、アマチュアのカップルからプロのカップルとなってから、妻のシャラポア(日本人)と、ゴルフくんの相性は最悪に近かった。アマチュアのカップル時代は、ゴルフくんのまん丸のヘッドライトを「可愛い」と言っていたシャラポアだったが、私とともにゴルフくんの共有者となるとまったく事情は違った。シャラポアは二人のお姉さんと共用で豊田サイノスくんという優等生的クーペスタイルの車に乗っていたのだが、まずゴルフくんのサイドブレーキのレバーは、マーヒーが目一杯引いておくと、シャラポアはそれを下ろすことができなかった。シャラポアが特別非力な女性ということはないと思う。それぐらい、昔のゴルフくんというのは質実剛健にできていたのだ。それに、今のゴルフくんでは考えられないだろうが、当時のマーヒーが所有していたゴルフくんは、パワーステアリングが付いていなかった。

しかし、それだけなら別にシャラポアはちょっとの不便を我慢するという程度で、まったく問題はなかったかもしれない。当時の古い車、特にドイツ車というものは、所有者の乗りグセというものが非常に強く反映されるということがあったのではないかと思う。「エンジンがかからないので見て」と、何度も新婚時代のシャラポアに言われたが、ゴルフくんに乗って、マーヒーがイグニッションにキーを入れてまわすと、いつも簡単にエンジンはかかった。しかし、キーをまわすタイミングなのかスピードなのか、何なのか、シャラポアがキーを入れてエンジンをかけようとしてもゴルフくんはまったく動かないということが何度もあった。また、左ハンドルであったため、一人でゴルフくんに乗って買い物などに行ってもらう際に、駐車券や通行券がとりにくいという生活ストレスもシャラポアを泣かせた。

1998年の熱かった東京の夏、決定的な事件が起こった。当時の住居は東京の練馬区で、妻の実家は武蔵村山市だったので、何度かゴルフくんを使って妻は里帰りをしていたのだが、マーヒーの恋人でもあったゴルフくんは、シャラポアを心から毛嫌いしていたかのように、なぜかシャラポアが一人で運転している時にかぎって色々なトラブルや不具合を起こしていたのだが、36度の猛暑に見舞われた日にシャラポアが全身ずぶ濡れで帰ってきてゴルフくんから降り、「私はもうこの車は嫌だ!」とマーヒーに泣きついた。 その猛暑のなかでエアコンが故障して熱風しか出なくなり、しかもエンジンは調子の悪い音をたてつつAT車であるのに東京の渋滞のなかでエンストも起こし、途中でエンジンが止らないかヒヤヒヤしながら、重いハンドル(パワステなし)を操って、本当に頭からバケツで3杯ぐらい水をかぶったのではないかというような汗だらけで車から降りてきたのだった。

この時、シャラポアは妊娠初期だったということもあり、真剣に買い換えを共に検討することにした。まさに「私をとるの?ゴルフくんをとるの?」という具合だった。マーヒーはゴルフくんと呼んでいるが、シャラポアに言わせると持っていたVWゴルフは「男ではなくて女、しかも私のことを嫌っている女」だそうだ。現行のVWゴルフには、そんな欠点はなくて改善されいるどころか相当に高いレベルになっていると思うのだが、10年乗った松田デミ男くんを最近になって買い換える時にも、VWゴルフは候補にも出てこなかった。

第6話に続く・・・

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2007-06-20 14:32 | 草評


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