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2007年 07月 27日

今見える縮図

日本列島が世界の縮図に見えたことがある。

ものすごく単純な感覚。

北海道がアメリカ大陸で、本州がユーラシア大陸。
四国は、こりゃもうオーストラリア大陸そっくりで、
九州がアフリカ大陸。

数学でいう相似(そうじ)の図形としての縮図に見えた。

アサリの模様の相似性を「パスカルの三角形」という定理で数学者が
説明する場面を「たけしのコマネチ大学」という深夜番組で見たが、
あながちこれは連想ゲームではなくて地球の地殻の相似性というものが
日本列島に相似形として、もしかしたら出ているのかもしれない。

それに比べたら都道府県の境界線なんてもんは、人間が勝手に引いたラインであって、
これは学問的な根拠はまるで無しの連想ゲーム的な縮図だけれども、
佐渡島が北海道に見えて、新潟県の図形が日本の縮図に見えたこともある。
これは、少しはメッセージ性のようなものがある言葉に置き換えると
「新潟県の抱えている問題は日本のかかえている問題の縮図」
ということだ。
その縮図が、実際に起こっている現象から思いっきりの拡大図になる。

沖縄が大好きな島田紳助は、
「沖縄の本島以外の離島にいると日本の縮図が見える」
という。
新しくできる建物といえば消費者金融ばかり。

「今の日本は、せっかくお父ちゃんが一ヶ月に50万稼いできているのに、
毎月80万以上使っていて、この先の家計はいったいどうなんねん」

島田紳助本人は不動産もたくさん所有する大金持ちだが、
こういう大衆感覚の言葉がどんどん出るセンスは、やはり大したもんだと思う。
25万円あたりではなくて50万円と言うあたりが、たとえ話でも金持ちだが。
(あっそうか、日本の年間歳入の50兆円を月給50万円に置き換えたのかぁ)

今、マーヒーは柏崎・刈羽に日本の縮図を見ようと思う。

柏崎市の部品メーカーの生産機能が停止したことによって、
日本のほとんどの自動車メーカーの生産ラインがストップしたということに
驚いた人も多いのではないだろうか。
新聞の経済欄などで
「在庫をなるべく抱えないカンバン方式の欠点」
というように論じられてきた。

思いっきり拡大図にしてみたいのは、このブログでも記事中リンクをした
新潟県のホームページの災害情報のなかの柏崎市の水道の復旧状況図である。
水道関係の人たちが決死の努力を連日していることはわかる。
しかしライフラインと呼ばれるもののなかでも最優先的に重要な水のラインの
復旧がなかなか進まない。
生命にかかわる飲料水は給水車や支援物資が寄せられているが、
体を洗ったり洗濯をする水が不足している状況は続いている。
危険を承知で倒壊しそうな家に着替えを取りに行く人もいる。

しかし、この部品メーカーが、驚くほどの早さで生産を再開しているという事実。
まさか水なしでやっているなんてわけはない。

日本車は日本の誇りだが、
ここに、たとえひどく困っている人々が身近にいても企業の論理と経済原則を
優先するようになった今の日本の縮図がある。

原子力発電所も、企業の論理と経済原則によって、
1年とか2年とかの驚くべき短期間で再運転されるのだろうか?
このこともまた、拡大図にしておきたい縮図だ。
住民エゴという言葉があるのなら、国民エゴという言葉もあるだろう?

怒った冷静ではない頭で文章を書いたってロクなことにはならないことを
承知で、書かざるを得ないので書いた。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2007-07-27 06:35 | 草評


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