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2007年 08月 05日

イメージシェフでコラム(4)  ドアタグ

b0061413_5554282.jpg 今回は、いただいた回答の全部を実際にイメージシェフの画像にしてみて、見た目でいちばんシュールなものを選んでみました。 このドアタグから想像されることですが、おそらく森進一は、あの作詞家が宿泊しているホテルに面会に来たのだと思います。あの作詞家を怒らせてしまうとは、非常に面倒なことになってしまいました。 その作詞家は『月光仮面』の原作者でもありますが、マーヒーの世代では『レインボーマン』の原作者であり、その主題歌の作詞もしています。

 ♪ インドの山奥で修行して 
 ♪ ダイバダッタの魂宿し



これが、その『レインボーマン』の主題歌でした。
さまざまな仏伝(お釈迦さまの伝記)で、お釈迦さまの従兄弟であって
悪知恵をはたらかせて教団を乗っ取ろうと考えていた「悪役」とされる
ダイバダッタのことを、このようにヒーローであるレインボーマンの魂として
描いたことの衝撃は、『レインボーマン』を見ていた少年時代にはまったく
感じませんでしたが、後年、ダイバダッタを知るようになってから、
たいへんビックリしてしまいました。

実は親鸞聖人が書かれているものに 「尊者提婆」(提婆はダイバダッタのこと)
という表記があります。通常、悪人とされるダイバダッタのことを、私たちに
「何か」を教えてくれる「尊者」だというのです。

こういう作詞者を激怒させてしまったのが森進一です。

ホテルに面会に行ったものの、また会ってもらえなかったのでしょう。
同じホテルに宿泊し、疲れ果ててふて寝をしてしまったのでしょう。
ホテルのスタッフとしては、非常に気をつかいながら、細心の注意を払っての
サービスにつとめてあげなければなりません。
その細心の注意というものが、このドアタグの文字に現れています。

さて、『おふくろさん』という歌に作詞者の意図に反した前歌(ヴァース)をつけた
というのが事件の発端でしたが、
40才代中盤のマーヒー世代の、特に男には身に覚えがあるでしょうが、
この『レインボーマン』の主題歌ほど、全国的にさまざまなバリエーションを
もちながら「替え歌」の元歌になったものを他に知りません。

作詞家は、少年たちによって替え歌になった『レインボーマン』の
歌の存在を知っていたのでしょうか?


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2007-08-05 05:55 | 草評


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