2007年 10月 28日

BCリーグへ心からの進言(4) 外国人捕手編

b0061413_23274570.jpg古い話で恐縮だが、長嶋茂雄さんが引退して監督になった年、それまで外国人選手を使わなかった巨人が補強したのがニューヨークメッツの二塁手だったディブ・ジョンソンだった。二塁手なのに長嶋さん引退後の三塁を最初の年に守らされ、ジャンピング・スローなど二塁手特有の動きで三塁を守っていた記憶がある。(この年の巨人は初めての最下位になる) このジョンソンのことはマーヒーのように40歳代半ばの野球ファンならよく覚えている人は多い。しかし、実はジョンソンを獲得する前に、モントリオール・エキスポス(今はカナダのこのMLB球団はない)の捕手だったボブ・スティンソンという選手と契約するはずだったのだ。スティンソンとは、確か仮契約ぐらいまでいって来日の用意をしていたのだが、直前に養子をもらっていて、確か合衆国の法律で出国して日本の野球選手になるということが不可能だったために、確かこのお話は流れちゃったのだ・・・確か・・・。長嶋さんにしてみれば、V9時代の中核だった捕手の森さんも引退して、結果的には翌年に山倉捕手を地獄の秋期キャンプ(静岡県伊東)で鍛えに鍛えてその後の巨人の正捕手とするのだが、このスティンソン捕手が巨人の捕手になっていたとすれば、その後の巨人の野球、というよりも日本のプロ野球そのものがMLBの影響をかなり色濃く受けて変わっていたような気がする。それがいいか悪いかはわからないが、少なくとも4番ファーストあたりのポディションの選手だけをさがしてくるようなワン・パターンの外国人選手補強とはまったく違ったものを求めて長嶋さんはスティンソンを欲しがったような気がする。

どうしてもMLBの日本人選手のなかで、今日のワールドシリーズの勝利投手となった松坂大輔や、MLB全体のなかでもスーパースターとなったイチローにどうしてもスポットライトが当たりやすいし、それも当然だが、シアトル・マリナーズの正捕手である城島選手はMLBのなかで本当によく活躍していると思う。そして今後もMLBの何を吸収し、日本野球の何を伝えるのかという存在として、ものすごくおもしろい存在だという気がする。捕手というのは、本能的に文化交流でも優れたキャッチャーだという気がするのだ。

BCリーグに、将来も含めてアメリカの独立リーグから、あるいはメキシコリーグから、あるいはドミニカ共和国やプエルトリコから、韓国や台湾から外国人選手も入れるという構想があるのかどうかはわからない。しかし、その時には従来のプロ野球のような「主砲獲得」というワン・パターンではなく、「ものすごく混乱するかもしれないがもしかしたらものすごい化学反応が起こるかもしれない」という期待を込めて「外国人捕手」の獲得をしてみるチームなんかがあったら、新潟以外でもファンになっちゃうかもしれない。監督さんもコーチも選手とのコミュニケーション能力が試される立場になっておもしろい。

そんなことが実現したら、六カ国会話辞典を持って応援に足を運びたい。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2007-10-28 23:14 | 草評


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