草仏教ブログ

kaneniwa.exblog.jp
ブログトップ
2007年 11月 04日

BCリーグへ心からの進言(7) 「代打オレ」「投手オレ」編

b0061413_350656.jpg10月の後半から続けてきた独立リーグ(BCリーグ)への提言のようなもののシリーズだが、ひとまずは今回のブログ記事でいちおうの区切りをつけておきたい。さて、来季から参入する群馬ダイヤモンド・ペガサスの監督が秦 真司(はた しんじ)さんに決まった。ヤクルト・スワローズ時代の活躍は特に記憶に残っている。BCリーグの監督さんたちは、マーヒーと同年代が多い。将来、このリーグからプロ野球選手が誕生し、メジャーリーガーも生まれるかもしれないという夢を託しているファンは多いだろう。また、それと同時に、育成手腕や戦術、采配というものを評価されて監督さんがプロ野球のコーチや監督として抜擢されるという可能性は大きい。 そのBCリーグであるが、4チームで行なわれた今年の成績は石川ミリオンスターズ(石川県)と富山サンダーバーズ(富山県)が優勝を争う形になり、信濃グランセローズ(長野県) が31勝 35 敗6引き分けで勝率が .470 というあたり。断トツの最下位が新潟アルビレックスBC(新潟県)で、 72 試合をやって18勝52敗2引き分けで勝率が .257 と・・・4回に1回しか勝てなかったという成績になった。しかしながら、1試合あたりの観客動員数では新潟が断トツのトップで1試合平均2141人であり、逆に優勝したが石川は1106人ともっとも少ない結果になっている。
(10月19日のリーグ発表に基づく数字)

1試合平均で2000人を超えても、まだ目標より少ないのだろうが、「こういうものを待っていた」という新潟の野球熱を感じる数字だ。これがさらに増えるのか、減ってしまうようなことになるのか、という問題は当然、リーグの存続のいちばんの問題だ。

始まったばかりのBCリーグの目的が「育成」なのか「勝敗」なのか、という議論がある。これはファンの間でやる分には、あくまで勝敗の結果だけを知りたいファンや、素人スカウト的な目線から将来のダイヤモンドの原石を発掘したいというファンや、とにかく大きなホームランが見たいというファンから、いろんな視点があるのでそれは自由だ。でも監督さん自らが「育成を目的とする」というようなことを公言してもらっては困る。これなら「ファンに楽しんでもらうことを目的とする」と言ってもらった方がまだましだ。野球ファンとして、好プレーには敵方にも拍手を送りたいが、「育成のなかに勝ちを教えるというのは入ってないの?」と言いたくなる。逆に来年から「勝負にこだわる」という当たり前のことを言われても困る。

守備のファインプレーやホームランという、野球の醍醐味ともいえるようなビッグプレイが、結局はそれが出て勝ったのか負けたのかということはとても重要だ。生活もかかっておらず、ほぼ楽しむだけにやっている草野球の世界だって、口では「勝敗は二の次だ」と言っていても勝つということがそのゲーム性の中心にあることをみんな知っている。勝敗はすべてではないが、中心にないとゲームじゃなくなる。育成だって勝つということを教えてやらないといけないのだ。この目的を失うと手段もなくなっちゃう。

とはいえ、勝つことを目的とするのは特にプロなら当たり前なのだが、今年の新潟の勝率.257 という数字もさることながら、大差負けの大味な試合がかなり多かった。その大差負けの試合を観戦した知り合いは「もう球場では独立リーグは観ない」と言った。
独立リーグに足を運び、声援をおくりたいのに一度も沸くようなシーンがなく試合の途中で帰ったり、野球を観てますます元気をなくしてうなだれて帰ったら、そのファンは再び球場に足を運ぶだろうか? と考えてしまう。

ここはひとつ、大差で負けが濃厚な試合には、野手出身の監督やコーチの「代打オレ!」と、投手出身監督やコーチの「炎の敗戦処理」を観てみたい。それで奮い立たなかったら選手が悪い。コーチ兼任選手がいるのは知っているが、すべての監督も若く(少なくとも楽天の野村監督のような超ベテランの監督さんはいない)、プロ野球の修羅場をくぐり抜けてきた人たちだ。すべての監督・コーチは選手登録がなくても試合に出ることができるルールを敷いて欲しい。「育成」のための歯止めとして「監督の先発出場は不可」というルールはあってもいい。

「勝ち方」を教えるなどと書いたが、これはいろいろなスポーツ・ゲーム分野で誰もが永久に求め求道し続けることであるが、その第一歩となる「負けず嫌い」は、こういう形で教えることができるのではないだろうか。

マーヒー加藤
[PR]

by kaneniwa | 2007-11-04 05:12 | 草評


<< 超訳徒然草・吉田くんのブログ(...      超訳徒然草・吉田くんのブログ(... >>