2007年 11月 25日

不幸のずんどこ研究(8)

8回にわたって推考してきた
「不幸のずんどこ」
の研究であるが、キリがないといえばキリがないので、
「不幸のずんどこ」
状態の象徴としてとりあげてきた

♪ オ パキャマラド パキャマラド パオパオ パンパンパン
オ パキャマラド パキャマラド パオパオ パ オッ パ


の意味を考察して、一応の区切りをつけておきたい。

まずは、オーソドックスに、フランス語としての意味は
Au pas cadence(オ・パ・キャドンス)・・・リズムに合わせて
という言葉の、人への呼びかけの形をとって
Au pas, camarade(オ・パ、キャマラード)
というらしく、

「リズムに合わせてやるんだよ、ボクちゃん」

ということらしい。

なるほど、音が出なくなってしまった以上、
「ボク」に残されたものは、もはやリズムしかないということだろうか?

特にクラリネットのシの音しか出ず、ひたすらシの音のみを延々と吹き続けていた
彼の精神状態を勘案すると、
「リズム!」
という閃光のようなひらめきと開き直りが生み出した
啓示のような言葉だったのかもしれない。

その原意はそのまま残すとしても、
どうも、
♪ オ パキャマラド パキャマラド パオパオ パンパンパン
オ パキャマラド パキャマラド パオパオ パ オッ パ
という部分には、オノマペト(擬態語)としての機能が付随しているように
思えてならない。

つまり、壊れたクラリネットの音色を口まねで表現しているのではないかという
ことだ。 これは直前の
♪どうしよう

の闇の世界から対比されて、悲痛なほどに明るすぎる世界への転入である。


最後に、本論のなかでついでに言及してきた
ムード歌謡のコーラスの定番である
「パヤ」
という言葉であるが、
たとえば「ブルーライト横浜」の
イントロ部分で登場する
「♪パヤパパぁ パヤパパぁ」
などは、女性コーラスによるソフトタッチのホーンセクションの
擬態なのではないだろうか。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2007-11-25 22:42 | 草評


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