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2008年 05月 06日

超訳徒然草・吉田くんのブログ(第208段)

經文などの紐を結ふに、上下よりたすきにちがへて、
二筋の中より、わなの頭を横さまに引き出す事は、常の事なり。
さやうにしたるをば、華嚴院弘舜僧正、ときてなほさせけり。
「是は、此の比やうの事なり。いとにくし。
うるはしくは、ただくるくると巻きて、上より下へ、
わなの先をさしはさむべし」
と申されけり。

古き人にて、かやうの事知れる人になん侍りける。

(吉田兼好法師 『徒然草』 第208段)

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巻物になっているお経のヒモを結ぶのに、
上下から、たすきがけの要領で互い違いに交差させ、
そのクロスしているヒモの間からヒモの先っぽを横に引き出すと
いうことはよくやることである。
そのようにしてある巻物のお経を、
仁和寺の華厳院の弘舜僧正は、紐を解いて直させたそうだ。
「まったく近頃はこんな結び方が流行っちゃって。嫌んなっちゃう。
正式なのがただグルグルに巻いて、上から下へ先っぽをはさむだけなの」
と言った。

古風な大ベテランなので、こういうことを知っていた人だったそうだ。

超訳BYマーヒー
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by kaneniwa | 2008-05-06 23:39 | 徒然草


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