2008年 07月 10日

なかなかオツな なぎら健壱のモノマネ (2)

というわけで (前日のブログ記事参照) 口を開けば

「オツなもんだねぇ」
「なかなかオツだねぇ」

と、なんでもかんでもほめまくっている。

メジャーリーグ中継のヤンキースVSレッドソックスを見ていても

「ユーキリスはカウントを追い込まれてからでもオツなバッティングだねぇ
今のヤンキースじゃなかなかこんなオツな打撃ができるのがジーター
ぐらいしかいないから苦労してるんだねぇ、いやあオツだね」

などと、なぎら健壱の口調で言ってみる。
周囲は、わけがわかんないみたいだが、
不思議と不快感はもたれていないみたいだ。
なんせ 「オツ」 という言葉を使いたいばっかりに
周囲のどんな小さなところでもほめまくっているもの。

小さなことでも、いや、小さなことこそ 「オツ」 という言葉で
ほめてみると、この日常が小さなプラス思考のかたまりになってくる。

世界を一人で変えてやるというぐらいの気概も尊いのだが、
一人が変わると世界が変わるというのも、これまたオツなもんだ。

今日、 車の運転中に、「ところで オツ というのはいったいどういう意味だ?」
と信号停止中にちょうど考えていた時に、
乙 (おつ) という字を書いて 乙 (きのと) と読む地元の場所の交通案内標識を
たまたま見かけた。

それで、気になって、 乙 (おつ) ということを 『広辞苑』 (岩波書店) の
記述を中心に調べてみた。





まずは、 「第2位」 という意味がある。 甲 (こう) が 「1位」 らしい。
昔の学校の成績表や、「甲乙つけがたい」 などと激戦を語る時に
よく言う言い回しだなぁ。 

2位かぁ。
そういえば超特大ホームランよりも、渋く打った二塁打の方がオツな
感じはするなぁ。そのマーヒーがほめたユーキリスのバッティングのような。
(って、昨日のことだが、そんなことマーヒーしか注目して見ていなって)

「第2類」 というような意味もある。
これは確か今でも焼酎に甲類焼酎と乙類焼酎があるな。
やっぱり乙類焼酎を飲んでいる方がオツなのか?
甲類焼酎を飲んでいる方がオツだということになると、
これはとってもややこしい話だな。
どちらにしろ、甲(こう)が第1類というわけだ。

さて、乙 の意味はさらに長々と記述があって、
音楽(純邦楽) の世界で、 甲 (かん) の音よりも一段低い音が
乙 (おつ) ということらしい。

それから、音階の問題だけではなくて、和太鼓を軽く打って、
バチをすぐに離さない音が、 乙(おつ) らしい。

ゲームセンターの 「太鼓の達人」 だと減点になりやすい打ち方が
オツな音らしい。
スティーブ・ガットのドラムはオツではなく、
レッド・ツッペリンのジョン・ボーナムのドラムがオツな感じがする。

そして『広辞苑』の場合だと、その音階の 乙(おつ) の音に渋みが
あるということで、 「オツな味」 「オツな真似」 という時の、
「しゃれていて気がきいていること」 の オツ の意味になると
解説してある。

マーヒーは、「オツな真似」 はできないが、「オツなモノマネ」
がきっかけで、この オツ という言葉にはまってしまった。

さらに古語としての使われ方については、

「奇なこと、異なこと、風変わりなこと」 として、
『東海道膝栗毛』 などの用例が示してある。

エキセントリックな意味も含まれていたわけだ。
いや、マーヒーの感覚としては、今でもちょっと含まれているような
気がするぞ、オツには。

マーヒーは、乙(おつ) は 乙女(おとめ)の 乙だと予想していた。

それが、乙(おつ) として繙(ひもと)いてみたものにまったく出て
こなかったのが、とても残念だった。

そこで、乙(おつ)を乙(おつ)としてではなく乙(おと) として調べると、

「愛らしい、美しいなどの意をあらわす」

ということが出てきた。

この 「意をあらわす」 ということも含めて、ここにマーヒーの
考えていたオツな解説があった。

英語の、「LOVELY」 という表現は、今はどうかわからないが、
「まあ愛らしい!」 という感じで、ほとんど女性か、
もしくは女心をもった男性しか言わない形容詞という気がする。

対して、オツ を連発する日本の女性というのも、あまり聞かない。
(オツという言葉自体、なぎら健壱以外からは最近、あまり聞かないが・・・)

オツという言葉を、マーヒーは
日本語の男性版 LOVELY

と、このように理解する。
日本の男として、そこはかとない 「愛らしさ」 のようなものを感じとった時、
「オツだねぇ」
という言葉を出そうと思う。

ただ、今日から、ただむやみにほめるという、
(最初から逸脱しているのだが)使い方から脱線して、
テレビでの琵琶湖のヨットの様子を見ながら
「オツな大津でスポーツ」
「オツなクォーツ」
「オツなパンツはバミューダショーツ」

などのオヤジギャクと合体してしまったことで、
まあ暑くなってきたのでクールでいいのだが、
周囲は徐々に自分から離れていっているような
気がしてならない。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2008-07-10 01:20 | 草評


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