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2008年 08月 31日

24時間テレビの歴代ランナー

この夏、エコや地球環境をテーマにしたテレビ番組が多かったのだが、
「地球温暖化を止めよう!」
というようなことが画面から言われるたびに、
マーヒーは急いでテレビのスイッチを切る。
いちおう、私なりに筋は通していると思う。
そういうことをテーマにするのであれば、放送局が24時間放送を休む方が
筋が通っており、いやらしい話だが社会的な宣伝効果やインパクトは
大きいというものであろう。

では、ひとつのテーマを長時間放映する元祖的な存在である日本テレビの
「愛は地球を救う」 は、どう見ればいいのか? 
あるいは、徹底的に無視して見なければいいのか?

30年以上続けてきて、テレビを通じて福祉やボランティアということ
に目を向け、一定の社会貢献を果たしてきたはずなのに
「何をいまさら」 という声が強い。
あるいは、テーマと表裏一体のところにある 
 「偽善」 の部分の方が
見ている者にクローズアップされる。

偽善は偽善として、かならずまとわりつくものであり、
偽善と見られても、あるいは自分で偽善だと思ってもやるのがボランティアと
いうものだと思うのだが、
「愛は地球を救う」の場合、テレビ放映では偽善に徹することもできず、
24時間テレビの開始から10年ちょっとが経過したあたりで必然的に生まれて
きたのが、その24時間のなかで長距離を走る芸能人ランナーの存在で
あると思う。
ひたむきに走る芸能人の姿をときおり写すことにより、
24時間テレビはテーマと向かい合うことの整合性をそれなりに見つけた
のだろうと思う。

「何のために走るのか?」
という問いは、非常に哲学的なもので、有名な登山家が
「なぜ山に登るのか? それはそこに山があるから」
と答えたのと同様に、
「そこに道があるから」
と答えられなくもないが、
日本テレビの 「愛は地球を救う」 の歴代ランナーは、
「そこにギャラがあるから」
とは大っぴらに言えないような偽善のなか、しかし偽善を
つらぬき通すような、何のためにテレビで24時間なのか?
走っている自分は社会的に役に立っているのか?
という疑問をもってはいけないような、もたざるを得ないような。

そういう、複雑な構造をした不条理と戦いながら走っているように
思える時がある。




1992年 第1回 間寛平 (43) 200㎞
1993年 第2回 間寛平 (44) 200㎞
1994年 第3回 ダチョウ倶楽部(31、31、33)100㎞
1995年 第4回 間寛平 (46)600㎞
1996年 第5回 赤井英和 (36)100㎞
1997年 第6回 山口達也(25)100㎞ 
1998年 第7回 森田剛(19) 100㎞
1999年 第8回 にしきのあきら(50)110㎞
2000年 第9回 トミーズ雅 (40)150㎞
2001年 第10回 研ナオコ (48) 85㎞
2002年 第11回 西村知美(31) 100㎞
2003年 第12回 山田花子(28) 110㎞
2004年 第13回 杉田かおる(39)100㎞
2005年 第14回 丸山和也 (59) 100㎞
2006年 第15回 アンガールズ(30、30)100㎞
2007年 第16回 萩本欽一 (66) 70㎞
2008年 第17回 エドはるみ(43) 113㎞

こうして、一覧表にしてみると、やはり3回走った間寛平が、
ランナーとしてずば抜けていると同時に、寛平ちゃんだけはこの不条理を
不条理と知った上での凄味があったのではないかと思う。

私の知る限り、寛平ちゃんは 1986年に、吉本興業の当時の社長から
「ホノルルマラソンで郷ひろみの記録より速く完走したら給料を倍にしたる」
という言葉で、5㎞マラソンからはじめて30㎞の青梅マラソンを完走し、
同年の年末のホノルルマラソンにエントリーし、フルマラソン初参加で
3時間13分という(もちろん郷ひろみより好記録)タイムを出し、
翌年から約束どおりの倍の給料を手にしている。

その、ギャランティーという意味では走る目的を果たしたはずの寛平ちゃんが、
どんどんどんどん走りの世界にはまっていった。

記録的にももっとも伸びていっていた1990年代の前半から中盤、
寛平ちゃんだけは 「何のための24時間テレビか?」
「何のための24時間マラソンか?」
などという不条理を吹き飛ばすような、わけのわからない凄味をもって
走っていたような気がする。

今年の エドはるみ であるが、TBSオールスター感謝祭・赤坂5丁目駅伝
での走りを見る限り、長距離走者としてのレベルは非常に高いように
思える。あとは、不条理を吹き飛ばせるかどうかだが。 


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2008-08-31 05:31 | 草走


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