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2008年 10月 12日

超訳徒然草・吉田くんのブログ(第227段)

六時禮讃は、法然上人の弟子、安樂といひける僧、
經文を集めて作りて、つとめにしけり。
其の後、太秦善觀房といふ僧、ふしはかせを定めて聲明になせり。
一念の念佛の最初なり。
後嵯峨院の御代よりはじまれり。
法事讃も、同じく善觀房はじめたるなり。

(吉田兼好法師 『徒然草』 第227段)

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六時礼讃(往生礼讃)は法然の弟子である安楽という僧が
経典の名フレーズを編集して勤行のためのものとした。
その後、太秦の善観房という僧が作曲をして声明となった。
これが一念の念仏といわれるものの唱和形態のはじまりである。
後嵯峨院の時代に創始されたものである。
法事讃の作曲も善観房だそうだ。

超訳BYマーヒー

by kaneniwa | 2008-10-12 01:26 | 徒然草


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