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2008年 11月 07日

今年の漢字は何だろう?(2)

今年の漢字は何だろう?(2) の (2)というのは、
昨年も11月の上旬に 今年の漢字は何だろう? 
というタイトルで、日本漢字能力検定協会が選定する年度代表漢字を
予測する記事を書いていたからだ。

昨年は、偽装の 「偽」 の字を本命にして予測したら的中した。
今年も、あと7週間ほど残っているが、予測してみたい。
私としては昨年よりもさらに簡単だ。
なんせ、ほとんどひとつしか思い浮かばないのだから。



今年(2008年)は、
ズバリ言って 辞任の 

であろうと思う。
ほとんどそれしか浮かばない。

しいていえば 後退 や 引退 の 
退
の字が対抗だ。

まず、いちばん印象に残るシーンが福田首相の辞任だ。
辞任記者会見の最後の最後に、無責任で人ごとのようではないかという
記者の質問に

 「私はあなたとは違うのです。私は自分を客観的に見ることができるのです」

と言った辞任会見での自認は印象に残る。
福田首相の辞任には色々な裏がありそうなので、福田さん個人を責めたり
からかったりするのは悪いのだが、

 「私はオバマとは違うのです。私には主体的なポリシーがないのです。
  No, I can't. 」

という、まったく別な言葉にエコーして聞こえてくる。

アメリカの大統領選挙というものを激烈な予備選挙から見ていると、
福田首相個人だけが悪かったとは言えないが、
アメリカの大統領ならばああいう形での辞任というのは
あり得ないとは思うなぁ。

大相撲界では、大麻吸引問題でロシア人力士三名が解雇処分となり、
北の湖理事長が辞任した。 
力士がうっかり落とした財布に大麻が入っていたことからの急展開だった。
ちなみに、北の湖 という四股名(しこな)であり一代年寄名の由来は、
今年サミットが行なわれた洞爺湖(とうやこ)からだそうだ。

野球界では、桑田と清原、いわゆるKKコンビが今年辞めた。
これは野球界を引っ張ってきた二人の力を尽くしての引退であるから、
どちらかとえいば、 辞 の文字がもつポジティブな一面をあらわす。
KKコンビも、すでに私よりも4つ年下である。
マーヒーと同じ年の横浜の工藤投手と、二つ年下の中日の山本昌投手が
今の日本のプロ野球のなかの現役だ。
日本でもMLBでも、40歳を過ぎてもなお活躍する選手に投手が多い。
一試合のなかの運動量でいえばもっとも苛酷なポジションだと思うのだが、
経験的な 「術」 を使って補い余りある部分が多いのだろう。
おっと、これはまた別な機会に書くことにしよう。

再び政治の話に戻って、小泉元首相が国会議員を辞める宣言をしているが
「次の選挙には出ません。息子をよろしく!」
という辞め方だ。

小泉さんを、これだけは無条件でほめられるのは、始球式が見事だった。
ヤンキースタジアムでの始球式、甲子園球場での春の選抜の始球式。
どちらも美しいフォームで、見事なストライクを決めた。
あのボール、打ってみたかったなぁ!

一説によれば、その甲子園の春の選抜で優勝した
済美高等学校の校歌の歌詞のなかの
「やればできるは魔法の合い言葉」
というフレーズに勇気づけられて
郵政民営化のための衆議院解散に踏み切ったとか踏み切らなかったとか。
「あの高校の校歌の歌詞、いいねぇ」 と側近に言ったのは本当の話みたいだ。

首相としても、ハンセン病に関する裁判で、慣例上は国として控訴してきた
ものを、ハンセン病の元患者さんたちの訴えに耳をかたむけて控訴を断念
した決断が、総理としてはじめておこなった仕事のように思えた。

「こりゃ今までの首相とは違うわ!」 と、微力ながらその問題に関わって
きた私は喜んだ。

今、考えると、あれもまた 「みごとな始球式」 という気がしてくる。
小泉さんは、カンフル剤を打つことに関してはスゴ腕なのかもしれない。
でも、基礎体力が弱った者へのカンフル剤はキツカッタ。

おっと、また横道にそれたな。

大分県の教員採用試験に関する不正で、
実力で合格していたのに、親が不正介入を頼んでいたので
辞めさせられた教師のニュースは、心底さびしかった。
O・ヘンリーの 『賢者の贈り物』 とは対極にある愚者のプレゼント。

つい最近だと、自衛隊の田母神(たもがみ)幕僚長は
 「予定外の定年」 という不思議な辞め方をした。

その他、今年も偽装問題はあったというどころかさらに深刻化し、
さまざまな不祥事でトップや責任者が辞めた。

というわけで、今年はまず間違いなく 辞 でしょう。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2008-11-07 00:58 | 草評


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