草仏教ブログ

kaneniwa.exblog.jp
ブログトップ

<   2004年 12月 ( 2 )   > この月の画像一覧


2004年 12月 24日

迷信と迷信ではないもの

ちょっと前の話になるが、12月15日にテレビを見ていた。
普段ならまず注意して見ることはない「答えてちょーだい」という
番組である。ただ、その日はお葬式でのハプニング特集という
ことであった。

ある88歳のおばあちゃんが病院で亡くなられる際に、
「お葬式は絶対に家でして欲しい」という遺言を孫娘さんに
残された。

その遺言どおりに家でお葬式をつとめると、お通夜と葬儀の
間、3月の季節はずれのホタルが一匹、ずっと幕にとまって
いたという。

さらに、葬儀を終え、暗闇の中を駐車場まで戻ろうとすると、
そのホタルが「私についてきて」とばかりにゆっくりと飛んで、
駐車場まで先導し、そして、駐車場の車の前に着くと、その
ホタルはどこかに消えてしまったという。

帰りの車のなかで、孫娘さんはずっと、そういえば、亡くなった
おばあちゃんは、暗闇を常に心配して、小さい頃に送ってもらう
時に、常に足元を懐中電灯で照らしていてくれた人だったことを
ずっと思いだし、涙が止まらなくなったという。

最後の、思い出す部分がなければ、このエピソードは迷信。
思い出したことがあるので、物語になった。

あらゆることが、何か心の奥底にある記憶をよみがえらすための
現象であると思えば、こういう話を「迷信、迷信」と言う方が不誠実
だという気がしてくる。

     マーヒー加藤   http://www.iplus.jp/~naoko/index.html
[PR]

by kaneniwa | 2004-12-24 12:18 | 草仏教
2004年 12月 12日

功徳は可能性

週一の日記の予定が13日間も空いてしまいました。
あまり言い訳はしたくないのですが、とにかく、忙しかった。

12月12日というのは、私の娘の誕生日です。
もう、丸6年も前のことになってしまいました。
来春にはとうとう小学生になります。

考えてみれば、この日は、私が世間から初めて親と認知された
日でもありました。娘が生まれたのは、今年、色々なことがあった
新潟県の三条市です。

大阪の叔母から聞いた説ですが、「子どもは5歳までに親孝行してくれる」
そうです。そうかもしれません。娘は、凡庸なお笑い番組では全然笑わなく
なった私を生まれてから今まで何度も大笑いさせてくれました。

5歳までの子どもというのは、大人が大切にする地位・名誉・財産・能力
どれも持っていません。でも、可能性という功徳をもっています。

鈴木大拙さんという大先生は、「功徳」という言葉を「ポッセビリティ」(可能性)
と、独自に訳しています。大人の頼りにしているものをまったくもっていない
子ども、赤ん坊が、元気・情熱・意欲、そしてつでに笑いまで与えてくれる。
これは、子どもというものが功徳をもっているひとつの証明です。

娘よ、それから息子よ、ありがとう!

(マーヒー加藤)  http://www.iplus.jp/~naoko/index.html
[PR]

by kaneniwa | 2004-12-12 00:05 | 草仏教