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2007年 07月 31日

イラク戦争で亡くなった米国兵士たちの墓

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マーヒーは1963年生まれの「戦争を知らない子どもたち」であり、
マーヒーの子どもたちは「戦争を知らない子どもたち」という歌を
知らない子どもたちだ。

参院選挙も終わった。確かに消えた年金問題など、他の重要な争点はあったものの、
憲法改正問題がわずかにクローズアップされただけで、現に今、自衛隊がいる
イラクの戦争問題について、それをどうしていくのか?
特に今回大勝した日本の民主党がどういう見解をもっているのか?
なかなか見えてこなかった気がする。

自分自身をふりかえっても、イラクの首都のバクダッドの空爆が
起こった日には、あれほどもった憤(いきどお)りは、その憤りをなくしたわけでは
ないのに日に日にそのリアリティが薄まった生活を送ってきたと思う。

そんななか、Rickさんというカリフォルニアにご在住の60才過ぎの男性のブログで、
上の2枚の写真を目にして、薄まったリアリティがポラロイドカメラの映像が
徐々に印画紙に浮かんでくるかのように浮かぶような気がして、
しばらくの間、呆然と見つめていた。

Rickさんのブログは会員制であり、リンクを貼ったり会員以外がアクセス
できるというわけにはいかない。

Rickさんに写真の転載の使用許可をメールで
問いあわせたところ、早速に掲載の許可をいただいた。

併せてこの2枚の写真の撮影場所をお伺いしたのだが
サンフランシスコ郊外のバート駅の目の前のLafayetteという場所で、
それから、サンタ・バーバラの海岸にも同じ様な場所が有るそうだ。

何ていうことだろう。バート駅というのは、たぶんマーヒーは16年前に
降りたことがあるのだ。
バークレー東本願寺の今井先生に会いにいった時だ。
アメリカの起こす戦争を心底嫌う今井先生に。

イラクのお墓が、どれだけでどんなものかの想像もつかない。

リアリティの風をこの2枚の写真は吹き込んでくれるが、
これだけの数の十字架で、そのそれぞれの人へのイメージも、
いったいその背後にどれだけ傷ついた人がいるのかも、
簡単に沸いてこない。

ただ、

何人死ねばわかるのか?
と、誰かが訊いてきているような気がする。



写真提供Rickさん (感謝します)

文 マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2007-07-31 00:07 | 草評
2007年 07月 30日

粒焼(1) 参院選も終わって・・・

たしかな野党は
たしかに野党

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by kaneniwa | 2007-07-30 22:59 | 雑草
2007年 07月 28日

毎日新聞のえらぼーと

明日はいよいよ参院選だが、毎日新聞の
えらぼーとというのが、
21の質問に答えていくと自分と7つの政党との相性度をパーセンテージにして表示して
くれる。女性党はこの7つのなかに入っていないなぁ。

やってみたところ、見事に各政党ともに40パーセント前後の相性度が出て、
この結果で投票どうのこうのということはないけれども、
何だかマーヒーの心模様を的確に現わしているみたいだった。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2007-07-28 00:07 | 草評
2007年 07月 28日

超訳徒然草・吉田くんのブログ(第153段)

爲兼大納言入道召捕られて、武士どもうち圍みて、六波羅へ率て行きければ、
資朝卿、一條わたりにてこれを見て、
「あなうらやまし。世にあらん 思出、かくこそあらまほしけれ」
とぞ言はれける。

(吉田兼好法師 『徒然草』 第153段)

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京極為兼大納言が逮捕され、警官に囲まれて留置場へと連行されて行くのを、
日野資朝は京都の一条大路あたりからこれを見つめながら、
「ああ、うらやましい。この世に生まれてきたからには、
いい記念としてあんなふうになってみたい」
と言ったという。

超訳BYマーヒー
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by kaneniwa | 2007-07-28 00:01 | 徒然草
2007年 07月 27日

今見える縮図

日本列島が世界の縮図に見えたことがある。

ものすごく単純な感覚。

北海道がアメリカ大陸で、本州がユーラシア大陸。
四国は、こりゃもうオーストラリア大陸そっくりで、
九州がアフリカ大陸。

数学でいう相似(そうじ)の図形としての縮図に見えた。

アサリの模様の相似性を「パスカルの三角形」という定理で数学者が
説明する場面を「たけしのコマネチ大学」という深夜番組で見たが、
あながちこれは連想ゲームではなくて地球の地殻の相似性というものが
日本列島に相似形として、もしかしたら出ているのかもしれない。

それに比べたら都道府県の境界線なんてもんは、人間が勝手に引いたラインであって、
これは学問的な根拠はまるで無しの連想ゲーム的な縮図だけれども、
佐渡島が北海道に見えて、新潟県の図形が日本の縮図に見えたこともある。
これは、少しはメッセージ性のようなものがある言葉に置き換えると
「新潟県の抱えている問題は日本のかかえている問題の縮図」
ということだ。
その縮図が、実際に起こっている現象から思いっきりの拡大図になる。

沖縄が大好きな島田紳助は、
「沖縄の本島以外の離島にいると日本の縮図が見える」
という。
新しくできる建物といえば消費者金融ばかり。

「今の日本は、せっかくお父ちゃんが一ヶ月に50万稼いできているのに、
毎月80万以上使っていて、この先の家計はいったいどうなんねん」

島田紳助本人は不動産もたくさん所有する大金持ちだが、
こういう大衆感覚の言葉がどんどん出るセンスは、やはり大したもんだと思う。
25万円あたりではなくて50万円と言うあたりが、たとえ話でも金持ちだが。
(あっそうか、日本の年間歳入の50兆円を月給50万円に置き換えたのかぁ)

今、マーヒーは柏崎・刈羽に日本の縮図を見ようと思う。

柏崎市の部品メーカーの生産機能が停止したことによって、
日本のほとんどの自動車メーカーの生産ラインがストップしたということに
驚いた人も多いのではないだろうか。
新聞の経済欄などで
「在庫をなるべく抱えないカンバン方式の欠点」
というように論じられてきた。

思いっきり拡大図にしてみたいのは、このブログでも記事中リンクをした
新潟県のホームページの災害情報のなかの柏崎市の水道の復旧状況図である。
水道関係の人たちが決死の努力を連日していることはわかる。
しかしライフラインと呼ばれるもののなかでも最優先的に重要な水のラインの
復旧がなかなか進まない。
生命にかかわる飲料水は給水車や支援物資が寄せられているが、
体を洗ったり洗濯をする水が不足している状況は続いている。
危険を承知で倒壊しそうな家に着替えを取りに行く人もいる。

しかし、この部品メーカーが、驚くほどの早さで生産を再開しているという事実。
まさか水なしでやっているなんてわけはない。

日本車は日本の誇りだが、
ここに、たとえひどく困っている人々が身近にいても企業の論理と経済原則を
優先するようになった今の日本の縮図がある。

原子力発電所も、企業の論理と経済原則によって、
1年とか2年とかの驚くべき短期間で再運転されるのだろうか?
このこともまた、拡大図にしておきたい縮図だ。
住民エゴという言葉があるのなら、国民エゴという言葉もあるだろう?

怒った冷静ではない頭で文章を書いたってロクなことにはならないことを
承知で、書かざるを得ないので書いた。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2007-07-27 06:35 | 草評
2007年 07月 26日

超訳徒然草・吉田くんのブログ(第152段)

西大寺靜然上人、腰かがまり、眉白く、誠に徳たけたる有樣にて、
内裏へ參られたりけるを、西園寺内大臣殿、
「あな、尊とのけしきや」
とて、信仰のきそくありければ、資朝卿是を見て、
「年の寄りたるに候」
と申されけり。

後日に、むく犬のあさましく老いさらぼひて、
毛はげたるをひかせて、
「此の氣色尊く見えて候」
とて、内府へ參らせられたりけるとぞ。

(吉田兼好法師 『徒然草』 第152段)

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奈良にある真言律宗の本山西大寺の長老である静然上人は
腰が曲がっていて、眉毛が真っ白で、いかにも人徳がありそうな風貌で
天皇の宮中にやってきたので、西園寺の内大臣が、
「とっても尊いお姿です」
と言って、そのカリスマ性にうっとりしていたのだが、
参議の日野資朝がこれを見て
「あれはただ年をとっているだけでございます」
と言った。

それから数日後、
日野資朝は毛が長くヨボヨボに年をとって毛もところどころ抜けたシャクレている
犬を人に引っぱらせて連れてきて、
「この犬もとっても尊いお姿でございます」
と言って、内大臣にプレゼントしたということだ。

超訳BYマーヒー
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by kaneniwa | 2007-07-26 23:15 | 徒然草
2007年 07月 25日

人を殺す「軍」でなく人を生かす「隊」であれ

もうすぐ参院の選挙がある。
マーヒーは、ズルイかもしれないが、いろんな人とお付き合いをしていきたいので、
野球のことを書く時と違って、特定の政党を持ち上げることは書かない。
いや、野球のことだって、草野球チームの「なんちゃってヤンキース」のことだけは
思いっきり持ち上げて書くけれども、それ以外はチームの好き嫌いよりも、
選手のプレーの善し悪しについて書いてきたつもりだ。

まああんまり心配しなくても、実は日曜日の夜までのスケジュールがあと少しでも
詰まったら明後日には期日前投票に行かなくてならないのだが、
実は正直なところ、どこに入れるかハッキリと決まっていないのだ。ホント。

今の実感のなかで、ポイントにしてみたい部分がある。
2004年の中越震災に続いて、中越沖地震でも新潟県知事の要請を受け、
自衛隊法第83条に基づいて防衛大臣の出動命令を受けて災害対策の任務に
あたっている自衛隊の存在である。
 ※ 自衛隊法第83条については原子力災害についての項目もあり、
   非常に大事な法律だと思うので、後日、言及してみたい。

今の共産党や社民党が自衛隊の存在をどう思っていて、将来はどうしていきたいと
思っているのか、そのマニフェストからよく読み取れなかったのは残念だったと思う。
あえてこの両党に苦言を呈すると、それを明確に展望してくれないと
「平和憲法を守る」という、これほど大事な主張はないと言っていいほど重要な公約に
具体性がないのだ。口が悪くて申し訳ないけど「イヤダイヤダ」に聞こえちゃう。

かつてのように自衛隊の存在自体が「違憲」とか「必要悪」とか言うだけならば、
命令を受けて災害に対峙する自衛隊員の姿がオーバーラップしてきて、
その自衛隊に対して何だか申しわけないような気持ちがわき上がってくる。

逆に言えば、たとえ憲法第2章第9条の条文が今のまま堅持されたとしても、
さらなる拡大解釈が行われ、自衛隊が戦闘の最前線に送り込まれることは最悪だ。

代案のない批判、それも漠然とした全政党への批判のようになってしまう。
民主党などはどう考えているのかいちばんわからない。
改憲議論そのものでもそうだし、具体的に自衛隊をどうしたいか?ということになると
ますますまとまってないな。
かなり強硬な改憲論者がいるかと思えば、「すべての武器を楽器に」と主張する
喜納昌吉議員(というよりやっぱマーヒーにとっては大好きなミュージシャンなのだ)
も民主党だった。

代案を出す。
荒唐無稽(こうとむけい)でも笑止千万(しょうしせんばん)でも、
こういうことは代案がなけりゃ始まらない。

自衛隊は人を殺傷する軍隊ではなく、
人を救命し、救済していくチームである


という趣旨の一文を盛り込むという案で、これは、とにかく
「殺すのではなく生かす」という言葉が入っていればOKだ。
憲法改正案は、与党案は自民党と公明党の見解は一致していないようだが、
やはり「自衛軍」という名称にしようとしていることは大きく問題視したい。
すでに海外メディアではそれぞれの国の言葉で「日本軍」を意味する言葉に
翻訳されている自衛隊だが、人を殺す「軍」ではなく、人を生かす「隊」(チーム)で
あって欲しい。
人を生かす「隊」として「最強」と言われて欲しい。

いちおう、具体的には憲法第2章第9条での自衛隊の定義の
改正案ということになる。
(基本的には9条はそのままで自衛隊を定義する)

そして自衛隊法のなかで、やむを得ず起こった災害について
緊急の発動要請があった場合には、人命の救助を主な目的としてその国へ
緊急派遣できるようにするのだ。
(実際に、スマトラ沖地震の際にはそういう活動もしている)

防衛医大出身者たちによる優秀な医療チーム。
的確に救援物資を運搬できる優秀なパイロット隊。
ものすごくお金がかかる日米合同演習なんかを徹底して削ってまで取り組んだ
地震・台風・津波からの災害救助に関するノウハウを日頃から研鑽(けんさん)して
世界的にみても卓抜した救出訓練を行っている隊員たち。
従来の高い演奏技術をもつ吹奏楽に加え、世界中のあらゆるリズムパターンに
対応した弦楽、雅楽、民俗楽器等を加えたスーパービッグバンドによる慰問演奏。
(最後のはオプションで)

こういう隊(チーム)をもつ国を攻撃する国は恥だと思われるまでの存在に
自衛隊にはなって欲しい。

しかし赤十字とはどう違うのか?というとマーヒーは上手くは説明できない。
ただ、マーヒーは赤十字にもない自衛隊の素晴らしいアイテムを
2004年の中越震災の時に見たことがあるのだ。
野外炊具2号」を。

600人分のご飯の炊飯が可能な車両の「野外炊具1号」と、
50人分の炊飯が可能な「2号」は、
まさに具体的に人を殺す兵器ではなく、
人を生かすためのアイテムだ。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2007-07-25 01:50 | 草評
2007年 07月 24日

草仏教掲示板(8)  病気になっても病人になってはいけない

b0061413_0292518.jpgこういう意味や示唆を含んだ言葉が仏の教えのなかにあるのかどうか知らない。(勉強不足なのであるのかもしれない)  「いけない」というような禁じの言葉はどうかとも思ったし、実際に病気や災難で苦しんでいる方々が見てどうだろうか、とも思ったが、この言葉を掲げさせてもらった。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2007-07-24 00:35 | 草仏教
2007年 07月 23日

超訳徒然草・吉田くんのブログ(第151段)

或人の云はく、年五十になるまで上手に至らざらん藝をば捨つべきなり。
勵み習ふべき行末もなし。老人の事をば、人もえ笑はず。
衆に交りたるも、あいなく見苦し。
大方萬のしわざは止めて、暇あるこそ、めやすくあらまほしけれ。
世俗の事に携はりて生涯を暮すは、下愚の人なり。
ゆかしく覺えん事は、學び聞くとも、其の趣を知りなば、
覺束なからずしてやむべし。
もとより望むことなくして止まんは、第一の事なり。

(吉田兼好法師 『徒然草』 第151段)

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「五十歳になっても上手くならなかった芸は捨てた方がいいね」
と誰かが言った。その年になると猛特訓なんかもできない。
でも老人のすることなので誰も笑えない。
老人が大勢の人のなかにいたがるのも考えものでみっともない。
だいたい、50才以後は世俗的なことは止めちゃって、
ヒマに過ごすというのがカッコいいし望ましい。
世間の俗事にまみれて一生を終えてしまうのは最低だ。
知りたいと思ったことも、勉強して人から習い、勉強したり、質問したりして、
だいだいのことを理解して一通りのことがわかったところでやめるのがいい。
もっと言っちゃうと、最初から「何か身につけたい」みたいなことを
望まなければ止めるなんてこともなくていちばんいいのだが・・・

超訳BYマーヒー
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by kaneniwa | 2007-07-23 23:34 | 徒然草
2007年 07月 23日

三日間、電気を止めてみたらどうだろう

いただいたコメントに、この一週間、まともに返信できていないままに
ブログ記事を更新するのは心苦しいが、思っていることを書いてみる。

今回の中越沖地震は、誰にとっても対岸の災難ではない。

原子力発電所の寸前まで地割れしていた写真。
なかなか消えなかった変圧器の火災。

危機一髪だった。
そして、「ごく微量」「環境への影響はない」という発表を信頼できるか
どうかの問題だが、実際に放射能漏れはおきていた。

そして、新潟県内の電力のほとんどを供給しているのは
東北電力であるので、現在、当然ながら運転を停止している
世界最大級の原子力発電施設である東京電力の原発は、
首都圏の電力の1割を供給していた。

今回の大地震は、たまたまだが、三連休の最後だった。
休日であったために助かった命もあったかもしれないが、
ハッピーマンデーになる予定が、哀愁のマンデーになった。

三連休、電気を使わずに過ごしてみる、というのはどうだろうか?
と考える。
まず、自分がやってみなければいけないが・・・

文明や科学を否定するわけではなく、科学もまた、自分を活き活きとさせてくれる
ものとして、みんなを幸せにするものとしてあって欲しい。
それと同時に、原始人が味わってきた幸せは、現代人の私も心から感じてみたい。

防災ということも、じっくりと考えてみたい。
助け合いということも、じっくりと考えてみたい。
(今は何だかじっくりと考えられない)

まず自分からとは思うが、いっそのこと、三日間、電気を停めて欲しいとも思う。

マーヒーなんて草僧侶は、どっちみちアウトドアが趣味だし、
そんな三日間を喜んでやるような奴はいいけど、
医療機関など、どうしても電力が必要な施設はどうする?

と、問われそうだが、そういう機関こそ、いざという時に三日分の自家発電能力が
なければ困ると思うのだ。

三連休中でもどうしても電気が必要だと思うところは、コストなんか考えずに
自前での発電能力を考えるべきだ。

原子力発電所はもちろん、各発電所は、その三日間に、いっせいに徹底的な
安全確認と点検を行って欲しい。


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2007-07-23 11:23 | 草評