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2008年 09月 30日

超訳徒然草・吉田くんのブログ(第225段)

多久助が申しけるは、通憲入道、舞の手の中に、
興有る事どもを選びて、いその禪師といひける女に教へて舞はせけり。
白き水干に、さうまきをささせ、烏帽子をひき入れたりければ、
男舞とぞいひける。
禪師が娘靜と云ひける、此の藝をつげり。
是れ白拍子の根元なり。
佛神の本縁をうたふ。
其の後源光行、多くの事を作れり。
後鳥羽院の御作もあり。
龜菊に教へさせ給ひけるとぞ。

(吉田兼好法師 『徒然草』 第225段)

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神楽と人形舞を家業とする久助が言うには、
僧侶で博学多才の古典芸能雑誌の編集者の藤原通憲が
舞の型のなかで面白いものを選んで、磯の踊り子という名の芸者に
教えて踊らせたそうだ。
白い衣装に短刀を腰につけ、烏帽子をかぶらせたので、
これは男の踊りだと言っていた。
その芸者の娘でシズカちゃんと呼ばれていた人が、この踊りを継承した。
これが今に至る宴会グルーヴの濫觴(らんしょう)である。
仏や神の発祥について捧げられた歌なのだ。
それから後に、学者の源光行が、これにたくさんのバージョンの歌詞をつけた。
それから後鳥羽上皇の作った歌詞のバージョンもあって、
そのバージョンは、愛人の芸者である亀菊に教えたそうだ。

超訳BYマーヒー
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by kaneniwa | 2008-09-30 20:43 | 徒然草
2008年 09月 28日

酒屋で飲む

b0061413_6441879.jpg いろんな時刻にこのブログが閲覧されるとしても、あるいは世界中の時差のなかに色んな時刻があるとしても、日本の早朝に書きはじめるブログ記事ではないとは思うのだが、2005年の4月19日に書き込んだ目標を今月の上旬に達成したのでご報告したくなった。 とうとう、すぐご近所の酒屋さんで 「飲む」 ということを実践した。 メンバーは私と、草野球のなんちゃってヤンキースの背番号8のジュリアーニ師匠(日本人)、背番号24のトム・コリンズ(日本人)と私との3名であった。 いつもビールなどを自宅から50歩ほど歩いて購入するお店なのであるが、そこで飲むということになると、何だか心地よくて軽い緊張感があった。「お邪魔しますぅ」 と、いつもより若干丁寧な挨拶をしながら店に入っていく。2名しか座れないなぁと思ったが、何とか3人が腰を降ろせた。 「ここでも、まずはビールをいってみるか」 という提言で、瓶ビールの大瓶を「購入」ではなくて「注文」するという快挙を成し遂げる。 ラッパ飲みのまわし飲みで良かったのだが、コップを三つ、出してきてくれる。 栓抜きも売るほどあるし、だいたい、酒屋の女将さんのエプロンに入っていて、ドラえもんが四次元ポケットから秘密道具をのび太君に見せるかのように取りだして、その場でシュポンと抜いてくれた。

いい音をさせながらコップにビールが注がれる。 「320円です」 と言われ、三人は 「安いなぁ!」 と言い、珍しく 「この場は俺におごらせろ」 と財布を出し合う。 「酒屋に飲みに行こう」と言い出したのはこのマーヒーなのだが、他の二人も 「ここは俺が」 という熱意がかなり強い。

一人各110円の割り勘(ダッチ)で行くという手もあるが、10円余る。
これから日本酒も飲むし、カワキモノを中心におつまみもちょっとは
とるし、先は長いから・・・ということで、ビール代はトム・コリンズ選手が
出すことになる。 チェンジ&デリバリーのシステムのお店ということになる。

ビールは、酒屋さんのホシザキ系列の業務用冷蔵庫のなかで完璧な温度で
冷えていた。 

さらに、ビールを飲んで瓶を片づけてもらうと、レジから瓶代として10円が
返ってきた。

三人は口をそろえて 「良心的ないい店だなぁ」 と口にする。

その後、やっぱり地元の日本酒をということで、
菊水酒造のワンカップ系のものを大型陳列用冷蔵庫から
好みのものを取りだして、レジに差し出し、その場で開けて
飲む。

なんちゃってヤンキースの背番号12の
ゴルゴ十三(じゅうそう)選手が、この酒造会社の営業部にいて、
ゴルゴの努力もあって、関西方面のキオスクなどでも、この
菊水のワンカップタイプはよく見かけるようになった。

おつまみは、出されたものを黙って食べるスナック(店)とは
違い、たくさんのスナック(食品)のなかから現物を目で吟味
しながらチョイスできる。

マーヒーは、久しぶりの 「チーズ鱈」 をチョイス。
ジュリアーニ師匠は 小袋にいろんな種類が入った
「おつまみオールスターセット」の大袋をチョイス。
トム・コリンズは定番の柿の種とピーナッツ。
もちろん、とりわけて味わう。
何でもないようなことが、幸せだったと思う。

ここで、酒屋の旦那さんが、配達から帰ってきた。

「おお、久しぶりに強者や猛者がいるねぇ。」

と、本当に嬉しそうに声をかけてくれた。
何だか、「ラスト・サムライ」 と言われたみたいな、
妙な照れくささを感じた。
もっとも、このマーヒーは着物姿の女性をこよなく愛するので
普段から 「ラスト・サムライ」 とは言われているのだが。

「最近まで缶詰なんかも店に置いていたんだけど、
おつまみがスナックしかなくて悪りいねぇ」

と言われた。

かなり酔ったジュリアーニ師匠が
「旦那さんも女将さんも、一杯どうですか?」
と繁華街で豪遊する社長みたいになったが、
お二人は、それをやんわりとだが固辞された。

さすが、商売モノには手をつけない、ホンモノの商売人だ。

いい店だなぁ。

ただ、時々、うちの子どもたちが代わる代わる興味をもって
様子を見に来るので、その酒屋さんの片隅に置いてある
アイスクリームのボックスからアイスクリームを買ってやって
家に帰した。

しかし、いい店だなぁ。

幸せの青い鳥は、すぐ近くにいることを見逃していたな。


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2008-09-28 07:45 | 草評
2008年 09月 27日

超訳徒然草・吉田くんのブログ(第224段)

陰陽師有宗入道、鎌倉より上りて、尋ねまうで來りしが、まづさし入りて
「此の庭の徒らに廣きこと、あさましく、有るべからぬ事なり。
道を知る者は、植うる事をつとむ。
細道一つ殘して、皆畑に作り給へ」
といさめ侍りき。

誠に、少しの地をも徒らにおかんことは、益なき事なり。
食ふ物、藥種など植ゑおくべし。

(吉田兼好法師 『徒然草』 第224段)

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陰陽師でもあった安倍有宗が鎌倉から京都にやって来たのだが、
門をちょっと入ったところで、
「この家の前の平地が無駄に広いのは、嘆かわしくて、こんなのあり得ない。
まともな奴だったら、何か役に立つものを植えることぐらい考えるはずだ。
往来のための細い道だけを残して、みんな畑にしちゃえばいい」
と私に向かってご忠告をされた。

なるほど、少しの土地でも無駄に放置していちゃ何にもならないな。
さっそく食用のものとか、薬の原材料になるハーブ類を植えなきゃ。

超訳BYマーヒー
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by kaneniwa | 2008-09-27 17:16 | 徒然草
2008年 09月 26日

9.16 ヘレン・メリル ラストコンサート (6) 帰りの車のなかで

ヘレン・メリルと組んで、素晴らしいトランペットのソロを聴かせてくれた
クリフォード・ブラウンは、そのヘレンとの録音の2年後の1956年、
リッチー・パウエル(バド・パウエルの弟)の妻であるナンシーの運転する車
にリッチーと共に便乗してフィラデルフィアからシカゴに向かう途中、
ペンシルヴァニア・ターンパイクで交通事故死。25歳の生涯を終えた。

ビルエバンスと組んで素晴らしいベースワークを聴かせてくれた
スコット・ラファロは、今も名盤の誉の高い 『Waltz For Debby』 の
録音の10日後、スタン・ゲッツとニューポートJAZZフェスティバルに出演した
2日後にニューヨーク州ジェニヴァ近郊のフリントで交通事故により
26歳になったばかりの生涯を終えた。

『Waltz For Debby』 は、今でも時々聴くのだが、
「この美しい音を抜群のコンビネーションで出している
ベーシストはこの10日後に亡くなったのだ」
と、いつも思ってしまう。

待ってくれている家族というものもできたので、
糸魚川からの帰り道に交通事故はご免だ。

帰り道の途中で、すでに家族は眠っている時刻になっているが、
翌朝には
「You'd be so nice to come home to」
(戻ってくれて嬉しいわ)
と言われなきゃいけない。

いつもよりも慎重に運転をしていった。

車には、往路に聴きながら来た三遊亭円生(6代目)のCDが
そのままカーオーディオに入っていた。

帰り道もそのまま円生の落語を聞きながら運転していったのだが、
ヘレン・メリルと円生との共通点に気がついた。

円生の落語CDを聞いていると、お茶をすする音が入っている。
往路では、「さすが名人は、お茶をすする音もリアルだなぁ」
と感心して聞いていたのだが、注意深く聴いていると、
どうも登場人物がお茶をすすっているとおかしいシーンが
あり、これは実際に円生は、お茶を飲みながら落語を演って
いるのだということに気がついた。

曲間に、お茶(たぶん紅茶)をティーカップで飲みながら
コンサートを演ったヘレン・メリルと自然とだぶってきた。

あの世とこの世ではあるが、その夜にも演奏された曲も
だぶってきた。

「Tea for two」 (二人でお茶を)

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2008-09-26 01:18 | 草音
2008年 09月 26日

9.16 ヘレン・メリル ラストコンサート (5)

ヘレン・メリルは79歳で、
日本の医療保険制度で言えば
後期高齢歌手ということになる。

前日のブログ記事で書いたとおりの
素晴らしいミュージシャンの
演奏で7時の開演から8時まで、
「二人でお茶を」
「イッツ・オールライト・ウィズ・ミー」
「チェロキー」
などの曲を聴かせてくれたのだが、第1部というべき8時までに
ヘレン・メリルの登場はなかった。

なんせ、79歳だ。

15分ほどの休憩時間の合間、
「お客さまのなかに医療関係者はいらっしゃいませんか?」
という放送が入ったらどうしようか?
などという夢想をしてしまった。

さらに、その手の放送が入った10分後ぐらいに、
「お客さまのなかに宗教関係者はいらっしゃいませんか?」
なんていう放送が入ったら、どうしようか?

それはちょっと悪いジョークだとして、
30歳代前半の頃しか知らないサックスのスコット・ハミルトンが
58歳の姿でステージにいるという事実だけで、軽いショックを
受けている私が、1954年に録音された
『ヘレン・メリル ウィズ クリフォード・ブラウン』 というアルバムの
ジャケット写真の25歳頃の写真のイメージばかりをもっているのに、
79歳の姿を見て声を聴いたら、もしかしたらものすごく幻滅してしまう
のかもしれないという不安のようなものがよぎった。

今さら、ヘレン・メリルの登場前に帰ってしまうわけにはいかず、
ブザーが鳴ると、なんだかヘンなドキドキ感のまま最前列に
座った。

後半も、最初はテッドのトリオを中心にスタンダードが奏でられ、
その曲間に、いよいよヘレン・メリルが登場した。

ヘレン・メリル登場
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by kaneniwa | 2008-09-26 00:18 | 草音
2008年 09月 25日

9.16 ヘレン・メリル ラストコンサート (4)

というわけで、そのステージ上にミュージシャンが登場し、
開演となったわけであるが、当然、ここから先は写真という
ものはないので、裁判の傍聴と同じく、その模様は
小学生用の自由帳(A4版・無地)にぺんてるのサインペンで
コンサートが終わって帰った深夜にササッと描いたもので
お伝えしていきたい。

コンサートがはじまった
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by kaneniwa | 2008-09-25 15:28 | 草音
2008年 09月 23日

ハモネプに出た だいち君はスゴイよぉ!

ヘレン・メリルという79歳の女性歌手について書いている最中なのだが、
今日、お彼岸の中日の仕事を終え、やや遅めの夕ご飯を食べて、
「青春アカペラ甲子園 全国ハモネプリーグ」 というテレビ(フジテレビ系列)
を観ていたら、福岡の小郡高校3年生のボイパ(ヴォイス・パーカッション)の
だいち君 の妙技に圧倒されてしまった。

だいち君のグループ、 「よかろうもん」 は決勝に残れなかった。
ハモネプでSMAPの曲を選んだグループは、だいたいがSMAPが
ユニゾンでしか歌えないフレーズに見事なハモりを効かせ、
原曲のもつ良さを浮きぼりにして有利なのだが、
このケースは だいち君のボイパの威力が凄すぎて、
他のメンバーもNHKののど自慢なら合格を出せる上手さなのだが、
あの声でのパーカッションがついたら、そのレベルでは
仲間であるのに太刀打ちできなかった。

だいち君、7年前から独学で自転車通学中に声のパーカッションを
練習し、習得したらしいが・・・

※ だいち君のクラスメートからご指摘をいただき、
  独学をした期間は1年であるそうです。
  かえってびっくりしました。

これはスゴイ。

私はヴォイスパーカションにそんなに興味を
もっているわけではないのに、ぐいっとひきつけられてしまった。


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2008-09-23 22:45 | 草音
2008年 09月 22日

9.16 ヘレン・メリル ラストコンサート (3)

b0061413_2246589.jpg 最前列にひとつ空いた席に当日券で座る。 ステージ上にはウッドベースが横に寝て置かれていた。ドラムセットを見ると、パールのドラムだった。緑色の美しいボディのドラムセットで、スネアドラムだけが黄土色だった。周辺の金属部分の光沢の具合もスネアと他とは違っていたので、ドラマーはスネアだけを持ってツアーの移動をしているのだろうと想像した。 グランドピアノは、スタインウェイだった。こいつは持ち運ぶようなことはできないだろうから、この会場のものなのだろう。まったく個人的な嗜好で、しかも文房具と楽器は全然違うのだが、どうもスタインウェイのピアノはモンブランの万年筆という印象がある。いいものには違いがないのだが文化の違いということか、縦書きで文章を書いていると機嫌が悪くなってくる。(後で調べると、糸魚川市民会館のグランドピアノはスタインウェイとヤマハのCFの2機種があるようだ)  そして、ミネラルウォーターのペットボトルが各楽器のそばに置いてあった。ブルーのキャップであり、ボトルの形から、どうもエビアンのラベルをはがしたもののように思えたが、問題は、その中身がそのまんまエビアンなのか、それともボトルだけエビアンを使って中身は日本の水なのか(特にこの糸魚川市の周辺には名水がある)、どうでもいいことのようだけれども気になった。これは演奏の合間に、ミュージシャンが水分補給をする際にボトルを開ける時の手首と指先の力の入り具合で判断するしかないと思ったが、ミュージシャンは水分補給をしなかったか、もしくは水分補給をする瞬間を見逃してしまった。 ヘレン・メリル本人の水分補給は、これはちょっと特別だった。 (続く)

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2008-09-22 23:05 | 草音
2008年 09月 21日

9.16 ヘレン・メリル ラストコンサート (2)

b0061413_032635.jpg  というわけで9月16日のトップニュースがリーマンブラザーズの破綻による株価全面安で、その日に撤退する新潟駅前の大型電気店の閉店セールに寄り、そこから会場の糸魚川まで落語の 「居残り佐平次」を聴きながら車で向かうということで、はからずとも、なんだか不本意ながら 「経済への意識」 というものができてしまった。 初めていく糸魚川市民会館というホールは、おそらく市役所の隣あたりにあるのだろうと思いながら車をすすめると、まったくその通りだった。キャパシティは1000人ほど。ヘレン・メリルとそのバンドを迎えてくれたホールや糸魚川市に対して感謝こそあっても、批判などするつもりは毛頭ない。そして立派なホールだった。ただ、バブル経済期の前後に、都会・地方を問わずにこういったホールがたくさんできた。バブル期の「お代」を抱えているのは、投資家だけではない。


b0061413_038798.jpg 電話で、もしも片道210㎞、往復で420㎞の道のりが無駄になってはと思い、一応、車で自宅を出る前に 「当日券はありますか?」 と問い合わせをしていたら、「お問い合わせ、ありがとうございます」という返事とともに、「どうもたっぷりとあるらしい」 という感触があった。 糸魚川市民会館に着くと、すぐにオフィスに当日券を買いに行った。電話で「お問い合わせ、ありがとうございます」と言った声と同じ声のメガネをかけた女性が対応してくれた。ノートパソコンの画面を見せて「空いているなかで好きな場所をお決めください」 と言ってくれた。 1000人のキャパのうちの6割、つまり600席ほどが埋まっていたが、JAZZというジャンルから、これは、そんなもんだろうと思っていた。 驚いたのが、最前列の席がひとつ、ポツンと空いていた。私は後方の方からコンサートを見るのも好きなのだが、少しだけ迷って、最前列でひとつだけ空いているのは自分のためのような気がしてきて、その最前列の席にした。最前列にして良かったなぁと思ったことが三つほどあった。 (続く) 


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2008-09-21 00:42 | 草音
2008年 09月 20日

粒焼(34) 暑さ 寒さ

今日は彼岸の入りだったのだが、暑かったぁ。

暑さ寒さは彼岸から。



マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2008-09-20 19:57 | 雑草