<   2011年 02月 ( 14 )   > この月の画像一覧


2011年 02月 27日

この人を見よ (3) 川内優輝

昨年の東京マラソンでお笑い芸人の 猫ひろし が2時間55分45秒という
3時間を切るタイムを叩きだしてびっくりしたものだったが、
今日の東京マラソン、日本人トップの3位でゴールインは
埼玉県の職員で定時制高校の仕事をしている川内優輝さん(23歳)だった。
そのタイムがすごい。2時間8分37秒。
東京マラソンのコースを見れば、高低差はあまりなくて高速コースでは
あるなぁと思いつつ、陸上の世界選手権への基準タイムもクリアーして
出場資格もゲット。
インタビューで 「有給休暇を使って出場したい」 と言っていた。

こんな記録と比べるのは失礼だが、私はハーフマラソンまでしか
走ったことがない。
その記録は、かなりこの2時間8分37秒という数字に近い。
すごい、ちょうど倍の距離をちょうど倍のスピードで走っている。

普段から通勤をスーツ姿にディバックを背負って
普通の靴で走って埼玉県庁に通っているという。

こんな提唱をするのは、この草仏教ブログならではと思うが、
まずは普通に 「この人はどこまでスゴくなるのだろう」
という視点で世界選手権をはじめ注目をさせていただく。
そして20年後、アマチュアに引退はないが、
第一線の競技から身をひいた後は、
「仮装系スーツランナー」
となって欲しい。

東京マラソンなど大衆参加型の大会では
「仮装ランナー一味」
も楽しみのひとつであるが、
スーツにネクタイ、黒のランニングシューズで
通勤を急ぐサラリーマンを42.195キロ演じる。
それだけですべての仮装ランナーたちのなかでいちばん目立つのだが、
そのスピードがビックリするほど速い!

その勇姿をいつの日にか見せていただきたい。

まずはその前に、世界選手権やオリンピック、そして
ベルリンやボストンやホノルルというところでも
その活躍が見たい。

天下りを根絶して、この川内優輝さんにバンバン有給を与えなさい!


マーヒー加藤

追記  今年の 猫ひろし の完走タイムが発表された。
    2時間37分43秒!
    着実にベストタイムを更新してきている。
    このペースなら、来年はトップアスリートとなり、
    数年後は先頭集団に加わっている?

その他、主なタレント、著名人の昨日の完走記録
[PR]

by kaneniwa | 2011-02-27 19:58 | 草走
2011年 02月 25日

演技より縁起

「市川海老蔵が呪いにかかっている」という噂がある。
都市伝説のたぐいではある。

昨年の八月花形歌舞伎で、海老蔵は民谷伊右衛門を演じ、
中村勘太郎がお岩を演じている。
その時、中村勘太郎はお岩稲荷といわれる於岩稲荷田宮神社に参拝したが、
どうも市川海老蔵はお参りしなかったのではないかということらしい。

実は江戸時代の流行作家であった鶴屋南北に四谷怪談を書かせたのは、
七代目市川團十郎である。

で、四谷怪談ではなく麻布のビルの非常階段であるが、
そこで海老蔵は殴られてお岩さんと同じ左目を負傷した。

海老蔵をかばう義理もないのだが、
参拝しなかったことで(それすら真偽はわからない)祟りがあったとは
思えない。
太鼓の方のドラマーをバカにするとバチが当たるが、
ドラマを演じる方のドラマーの参拝などは自主的、主体的なもので
いいと思う。

むしろ、ビックリしたのが海老蔵の結婚式の方である。
仏前結婚式を行うということで、けっこうなことだと思った。
しかし、芝公園のザ・プリンスパークタワー東京というところに
成田山新勝寺(つい勝新寺と打ち間違えてしまうことが多い)の
本尊である不動明王が運ばれたという。
(ちっとも不動では、ないではないか)
掛け軸などのポータブルではない寺の中心のご本尊である。

披露宴の方は、大ホテルで豪勢にやろうがテレビ局やいろんなスポンサーと
タイアップしようが、役者という職業柄もあって勝手である。
どんどんやるよろし。
しかし、儀式の方は、披露宴の前日にでも成田に出向いて先んじてするか、
もしくはポータブルのご本尊(これはどんな寺院にもたいていあるはずだ)と
司婚の僧侶の出向を願い出るべきではないかと思った。

披露宴の便宜のために(と考えてしまう)リクエストに応じる寺の方も
寺の方だと思った。
仏前結婚式の司婚なら、おめでたいことでもあるし喜んで出張するが
「寺の本堂のご本尊をもってきてください」
などと言われたら、私なら激怒する。

あまりにも腑に落ちなかったが、その結婚式の頃はブログ小休止中だった。

今頃になって、「なぜ本尊をホテルに移すなどということが認められたのか」
ということの経緯をちょっと手軽に調べてみた。

まず、初代市川團十郎の父は堀越重蔵(十蔵)という名の人で、
成田の近くの幡谷村出身であった。
この頃から、すでに市川家と成田山新勝寺との関係があったようだ。

初代團十郎が江戸の歌舞伎で名声を高めた頃、
新勝寺は当時の江戸にさかんに宣教活動を行っている。
何と本尊を江戸に運んで開帳をするということも、この時代からやっている。
(やっぱり不動明王はこの頃から不動ではなかったのだね)

初代團十郎は、開帳に合わせて(タイアップだ)『成田山分身不動』
などの演目を自作自演する。
ご承知の「成田屋」の由来であり、歌舞伎役者の屋号そのものの元祖だ。

というわけで、成田からは信者を中心に団体で團十郎の舞台に駆けつけるし、
興業が成功すると新勝寺に寄進をするということで、
「ご本尊、ザ・プリンスパークタワー東京に行く」の理由には、
初代團十郎の時代からの大いなる伏線があるということがわかった。

ただ、わかったからといって腑に落ちるわけではない。
披露宴はどんなにふざけてもいいから、
みんな、結婚式は真面目になった方がいいよ。
(お、私が真面目になった方がいいなんて言うのは珍しいなぁ)

結婚式のためだけに建てられたようなチャペルで、
かつて稲川素子事務所に所属していたかのようなアルバイト牧師の
演技によって進行されるような結婚式は、やっぱり儀式ではなくて
「プレイ」だ。
プレイで背負う十字架は重いぞ。

マーヒー加藤
[PR]

by kaneniwa | 2011-02-25 00:08 | 草評
2011年 02月 23日

スキー場と音楽

b0061413_5315480.jpg 大会参加など競技としてやっていることもあって週に1回はボーリング場に行くという人がいる。ボーリング場ではJポップの新譜を中心にしたBGMが常に流れているので、そういう人は私と同年代でも新譜をよく知っている。パチンコはご無沙汰しているのでよくわからないが、まあ同じような感じかもしれない。私の場合、スキー場というところが新譜を耳にする場である。季節が1月と2月中心だから年末の紅白歌合戦でちらっと聞いた曲のリフレインということが多い。今年の場合、EXILEの「I Wish For You」あたりがいちばんヘビィにローテーションされていた感じがする。あとはAKB48とか。Superfly あたりがかかると彼女特有の「荒野を行く感じの豪傑ソング」がアドレナリンをかすかに分泌させてくれる感じがするが、基本的にはスキー場でBGMは邪魔だ。もしもゴルフ場でこんなにBGMがガンガンかかっていれば、プレーしている人はみんな怒るだろう。スキー場でのBGMはJポップの新譜というか最近のものが中心なのだがゲレンデごとに洋楽だったり、古典的にヨーデルだったりする。どちらにしろ、音が邪魔だなぁという気がしてBGMがない上級者コースの斜面に行くか、あるいはそれとは対極のゆるやかな林間コースを滑る。 9歳になったばかりの息子は、滑るごとに上手くなる。昨年の息子は「ボーゲンを極める」というような方向性に行きそうになっていたので春スキーに山形の蔵王スキー場に連れていった。正解だったようですっかりとスキーのおもしろさに目覚めたようだ。普段はかなりの食いしん坊であるが「スキーに来たらおもしろくて昼ご飯なんか食べる時間がもったいない」と、普段では信じられないようなことを言う。 私は腹が減ったので何か食べようと思ったらカップ麺の試食コーナーがあった。背脂濃いコク醤油味というのは、この状況で食べたら当然美味しい。とてもカップ麺とは思えない。今回は試食だから無料だが、値段も普通に考えるカップ麺の倍以上で、やっぱりとてもカップ麺とは思えない。しかし、いつも思うがスキー場にマクドナルド、富士そば、サイゼリアなどが普通にあればいいな。季節限定の出店ということになってしまうが、普通の偉大さというものを十二分に認識することができて、普通にやるだけで息が長い宣伝になると思う。 BGMは邪魔だと思っていたが、ナイタースキーを除く営業終了の間際にナット・キング・コール「アンフォーゲッタブル」が流れた。滑りまくって満足顔の息子の横顔と夕暮れ時のスキー場にこの曲だけはちょっと余韻をひいた。

マーヒー加藤
[PR]

by kaneniwa | 2011-02-23 06:29 | 草音
2011年 02月 21日

コッヘル134番 砂肝イカ玉(お好み焼き)

b0061413_1164075.jpg 砂肝はテーマ食材というわけではないが、けっこう登場する。普通の家よりも冷蔵庫に砂肝がある率が高いせいかもしれない。以前、タコ焼きをしていたら(けっこう自宅タコ焼きを頻繁にやる)みんな食べまくってタコが足りなくなったことがあった。「何かないか?」と冷蔵庫をあさった時に砂肝があり、タコ焼きのタコぐらいの大きさに切って入れてみたところなかなか良くて代用品以上の価値を感じた。今までも様々な窮地を砂肝に救われてきた。「これはお好み焼きにした方がさらにいいのではないか?」とふと思った。関西では牛すじをお好み焼きに入れるところがある。大阪の生野区桃谷の桃太郎というお好み焼き屋さんの「いもねぎスジ玉」などは傑作である。

b0061413_1204448.jpg 関西のお好み焼き屋さんや鉄板焼き屋さんにはメニューに「砂肝焼き」があるところが多い。馴染みがあるはずの砂肝が、しかしお好み焼きに混ぜられたということは(少なくとも私は)あまり聞いたことがない。ということはダメなのだろうか?そういうことの実証も兼ねて「砂肝入りのお好み焼き」というものを焼いてみた。イカとキャベツとともに仕込むが、砂肝があまりお好み焼きに使われることがなかった理由のひとつに「火の通り方が他の食材と違う」ということがあったと思ったので、あらかじめ砂肝には軽く火を通しておいた。結果的には成功だったように思う。鉄板焼きなどで砂肝を食べる時には塩と胡椒だけというのが何といってもいちばんなのだが、お好み焼きのソースとも合うものだと思った。何だかやっぱり砂肝がテーマ食材のようになっているなぁ。とにかく「肝入り」のお好み焼きである。


マーヒー加藤

コッヘルバックナンバー
[PR]

by kaneniwa | 2011-02-21 01:39 | 草外道
2011年 02月 19日

この人を見よ (2) 蒲田 健 (がまだ  けん)

蒲田 健 という人はなかなかスゴイのではないかと
思うようになった。
この人、希有な「インタビューの名手」と言えるような達人だと思う。

たとえば、見ている人はたいへんに少ないのだが(ニールセン君などがそう言う)
NHK教育で日曜の早朝に宗教家とか思想家とか学者などと
NHKのアナウンサーが対談する番組がある。
対談するNHKのアナウンサーはとてもよく勉強しているが、
この時には悪い意味での公務員となっていてツッコミが物足りない。

かと言って、NHKや民放で爆笑問題がこの手のインタビュアーになる時には
太田はアクセルを踏みすぎで、田中はブレーキの役割を果たしきれない。
おちょくりとリスペクトの狭間で対談相手の本性を引き出す前に
いつも空転している印象が強い。
やっぱり爆笑問題には対談ではなく漫才をやってほしい。

蒲田 健が、とてもいい。
ひとつだけ難点を言えば 「ウン、ウン」といううなずき声がやや過剰だ。
でも、これは基本的にラジオというメディアで確かにうなずいていることを
聴視者に示さなければいけない最低限の演出なのだと思うと我慢しなきゃいけない。

蒲田 健は私よりも3つ年下か。
サッカーのJリーグのジェフユナイテッド市原・千葉のスタジアムDJをしている。
なるほど、まずDJとしてのいい声とリズムをもっている。

私が 蒲田 健 というパーソナリティを知ったのは
ラジオ版 学問ノススメ という番組だ。

これはJFNという38局をネットワークしているFMラジオで聴けるが、
上記ホームページからMP3にダウンロードして聴けるスペシャル・エディション
がありがたい。ちなみに podcast でも同じものが聴くことができるのだが、
バックナンバーも整理してある上記のホームページがとてもいい。

事前に対談相手の著書・著作をかなり読み込んでいることが聴き取れる。
そしてサッカーのスタジアムDJらしく、ときおり対談相手に即興的な
「キラーパス」を投げかける。
台本のある予定調和の質問でないことぐらいは感覚でわかる。
たいがいの場合、対談相手はこの「キラーパス」を喜んで受ける。
受けて喜んでいる様子が、対談相手の声のはずみ様で察知できる。
「キラーパス」は、知性が運動神経のなかにもないと、なかなか出せないと思う。

また、
「それってこういうことなんですか」
という時の譬喩(ひゆ)の出し方が、カジュアルながら精度が高い。
専門用語を噛み砕いてやって分かりやすくさせてやろう、
などという態度ではこの精度は出ない。
日常語の方を吟味していく方向性ではないと出せない譬喩を出す。


対談相手へのリスペクトの念も、強すぎず弱すぎず、ほどよい。
ただ、最近では吉本隆明が相手の時は、ちとビビっていたかと思う。
たぶん、蒲田健のなかでのリスペクトの念が強すぎたのだ。
娘の吉本ばななが相手ならばほどよかったはずである。
(あくまで一聴視者の感想です)

普通、対談で聞き手の方に注目してしまうという人は少ないだろう。
私はその少数派の一人である。

仏教の影響かもしれない。
「如是我聞」(わたくし、このように聞こえたのですが)
と言う人がいなかったら、お釈迦様の言葉はなかったのだから。
阿難(あなん)や舎利弗(しゃりほつ)という聞く人がいなかったら、
私のところに仏教が伝わる要素などまるでなかったのだ。
まあ、単純に言って 「この人、スゴイこと言っている!」 と
分かったり、うなずいたり、感じられる人がスゴイ。


マーヒー加藤
[PR]

by kaneniwa | 2011-02-19 00:24 | 草評
2011年 02月 17日

9歳の息子の将棋が強くなった理由の分析

昨日は、うちの息子の誕生日で9歳になった。
2月16日を誕生日とする有名人は、
高倉健さん(け、健さん80歳かよ!)、オダギリジョー、
ジョン・マッケンロー、北朝鮮のあの人。

実は彼とはこの1年、ずっと将棋を三日に一局ほどのペースで
打ってきている。
1年前はかなりのハンディを与えていたのだが、
半年前にはハンディなし、つまり平手で勝負するようになった。

ハンディなしだと、父である私は圧勝を続けていた。
ところが、八百長というのか(語源は八百屋さんの意図的負け将棋だ)
私も将棋の勝負を早く終えて自分の好きなことをしたいので
わざと負けてやったということがあった。

それを契機にメキメキ強くなり、息子の勝率は1割から2割3割と
グングン上がり、今はガチンコ勝負で勝率5割だ。
つまり、真剣にやって勝ったり負けたりなのだ。
ただし、こっちののびしろはあんまりない。
向こう(息子)ののびしろはまだものすごくあり、
しかも最近の伸びが顕著だ。
この分なら、近いうちに私がハンディをもらって打っている。

しまった、若い芽は早めに摘んでおけばよかった・・・

とにかく、最近になって急に強くなったので、その秘密を
知りたくなった。

息子の本棚はシンプルだ。羽生善治の将棋の本が2冊と、
『ワンピース』のコミックスを少しづつそろえて35巻ぐらい。
(最近、61巻というものが出たらしい)
羽生善治の将棋の本のうち一冊は私が買ってやったものだが、
もう一冊、自分で買ったらしい
『羽生善治のみるみる強くなる将棋入門』
という本を読んでみて、これはよく出来ている!
と思った。
駒のひとつひとつを「守備力」「攻撃力」などでキャラクター化して
あり、これは子どもの頭のなかにイメージしやすくなっている。
さすが大山名人の将棋本で将棋を覚えた羽生善治名人らしい配慮が
行き届いている。

「四間飛車だぁ!」
「三間飛車!」
「カニカニ銀!」
「棒銀だ!」
「スズメ蜂!」
「田楽刺し!」
「穴熊!」

などと、わざわざ技や戦術の名を宣言しながら打つ息子の漫画チックな
顔を思い浮かべた。

まてよ・・・漫画チック・・・と思って、息子から借りて
『ワンピース』のある分(35巻)を何度か読んでみた。

うん、息子が急激に将棋が強くなった理由は、この『ワンピース』の方に
あるのかも知れないと思った。

9巻ぐらいまでは、私は非常にクールに読んでいた。
子ども番組をディレクターの立場で観るような感じで。
集英社の『少年ジャンプ』の編集ポリシーは
「努力・友情・勝利」
である。これは同時にフジ・サンケイグループの方針なのかもしれない。
少なくともテイストかな。
『北斗の拳』しかり『ドラゴンボール』しかり。

しかし、コミックスの10巻のラストと24巻のラストは、泣けた。
24巻のラストは、なかなか文章表現が難しいし、したらネタバレになる。
10巻のラストは、「ワンピース名言集」などにはなかなか載っていないが、
敵に向かって、主人公のルフィが自分の仲間にはできて自分には
できないことを述べる。
自分にできること、自分がもっているものを言って相手を威嚇したり
脅すのではなく、自分ができないこと、自分がもっていないものを宣言する。
「でもお前に勝てる」
とルフィは言う。
まどろこっしくなったので、もうちょっと具体的にセリフを引用させてもらおう

ルフィ「おれは剣術を使えねェんだコノヤロー!! 航海術も持ってねェし!!
    料理も作れねェし!!ウソもつけねェ!!
    おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!! 」

アーロン「てめェに一体何ができる!!! 」

ルフィ「お前に勝てる!!! 」


これにはまいった。しびれた。
これ以降の『ワンピース』の物語の読み方は、この荒唐無稽な海賊物語に
バンド仲間をかき集めていた学生時代の自分や、草野球チームのメンバーを集める
のに奔走していた頃の自分を投影してしまって、あっという間に読みすすんだ。
現実世界のなかでは草野球の親分というのは、ちょっと海賊っぽいかもしれない。
キャプテン(船長)だし。メジャーにもパイレーツ(海賊)が居るし。
映画で連想するのは『ブルースブラザース』と、『ポリスアカデミー』(1作目)か。

息子が将棋で王将(キャプテン)を詰まれてジ・エンドになる瞬間まで決して
あきらめないようになり、奪われた駒は奪還を狙い、それぞれの駒にできることと
できないことを把握した上で連携を保ちながら守り、攻める。
しかも羽生善治の本のおかげで息子の頭のなかは駒がキャラクター化されている。

将棋が強くなるわけだなぁと思う。
現実生活のなかで、どんな仲間を彼は見いだしていくだろうか。


マーヒー加藤
[PR]

by kaneniwa | 2011-02-17 00:25 | 雑草
2011年 02月 15日

草仏教経済学(17) 花粉症撲滅策(私案)

「渋滞学」というのが学問のカテゴリーになっている。
普通、渋滞といえば車の渋滞である。
「経済効率」とか「経済効果」という言葉とよくセットになって
渋滞の問題が語られる。
民主党の高速道路無料化による経済波及効果が喧伝された時などにも、
(今はどうなっているのか?)「渋滞緩和による経済波及効果」という文字が
よく新聞紙上にも見つけることができた。

「経済」だけでもけっこう漠然としているのに「効果」となるとさらに
数値化はファジーになるはずなのに、けっこう新聞・テレビに
「経済波及効果100億円!」などと出てくる。
こういう数字はまず最低億単位であり、細かく出たらおかしい。

ともかく、波及効果などの方面は疎いが、「渋滞学」そのものの方が
私にはおもしろい。
いろんな考え方に応用がききそうだからだ。
たとえば医学。
いろんな症状が
「血液の流れが渋滞している」
という現象だといえるのではないだろうか。
その血液の渋滞が原因で重体になる前に、その予防策の
参考にするために渋滞学が役に立つということもありかもしれない。

血液の渋滞はあんまり関係ないかもしれないが、
「花粉症」 というものがある。
私はこれに弱い。
春の花粉症の時期の読経はものすごく辛い。
集中力もなくなる。
「花粉症であっても集中しなきゃ」と思えば思うほど、
鼻と口の間に鼻水が集中してきてしまう。
風邪気味で声にハスキー入った時などは
「おっ、この曲なら今の声の方がいいぞ!」
なんてこともあるが、花粉症の時期は何を歌ってもダメだ。

しかも、今年の春に飛び交う杉花粉の量は例年の5倍だという予報が
出ている。
恐ろしい話だ。

もしも、私のように1万円出してもいいからそれを回避したいという人が
100万人いたとしたら、それだけで経済波及効果?は100億円!
花粉症が回避できたら春にカラオケだってバンバン行ってやるし、
花粉症の時期はなるべく避けているアウトドアでのバーベキューだって
今の3倍は行ってやる。

さて、なぜ日本にこれだけの杉花粉が飛び交うのかといえば、
「日本の山に杉の木が渋滞しているから」
と、渋滞学の概念を持ち出せばそう言える。
戦後から高度成長期にかけて、短期間に生育して建材となる杉が
たくさん植えられたのだ。
そして高度成長期前後とそれ以後、安い輸入木材がどんどん輸入された
ことと、木材を使わない住宅が増えて需要がなくなり、
杉は放置される形で日本各地の山のなかで渋滞したままになっているからだ。

山に杉がいっぱいあれば、それで「自然」だと考えるのは間違いだと思う。
屋久島を例に出さなくても、昔からあった杉やかなりの昔に山やその土地を
よく知るものが「長期的な展望にたってデザインして」植林したものは別にして、
戦後にそんなデザインよりも経済効率を重視して大量に杉ばかりを植林したことは
それだけで自然ではないのだ。
しかも放置している。

まず、枝は落としていいと思う。
杉の木本体も、盛り全体の日当たりを悪くなるほどまでに
放置されていたものは切るべきであろう。
念のために付け加えなきゃいけないが、
ただ切るだけではダメでそれこそ長期的展望にたった構想で
山の渋滞を避けつつ次の木を計画的に植林していくべきである。

杉の木の枝と葉っぱは燃料として優秀である。
加工して薪ストーブやペレットストーブの燃料にすることはもちろん、
国有林の杉に対して国家的規模で取り組むプロジェクトとしてやってくれるなら、
火力発電の燃料にもなるのではないだろうか?
一時は絵空事に近いことだと思っていたが、現在のデンマークなど北欧諸国の取り組みや、
日本でも、たとえば「木質火力発電」などのキーワードでの検索から得られる情報を
見ていると
「こりゃけっこう有望だ」 
と思えてしまう。
特に杉の葉は油分をよく含んで、エネルギーとして強力だ。

これに加えて筑波大学の研究チームが発見した藻から石油を取り出す
技術を加えたら、日本は資源のある国になる。
エネルギッシュな国になる。

エネルギー政策で雇用も産み出し、資源も産み出し、
自然も破壊も放置もしない。
そして、花粉症が激減していろんな会社の効率が密かにアップ。
春の花粉症のさなかでは、文句タラタラで前向きな文章にはならないので、
今の時期に書いておいた。

マーヒー加藤
[PR]

by kaneniwa | 2011-02-15 01:30 | 草評
2011年 02月 13日

コッヘル133番 嬉野温泉風湯豆腐

b0061413_22235435.jpg 知り合いからお歳暮に佐賀県嬉野温泉の大正屋さんの「嬉野温泉湯豆腐」というものをいただいたことがある。豆腐とともにペットボトルが入っていて、そのなかの水(嬉野温泉の源泉)で豆腐を煮ると「豆腐がトロトロになりますよ」という説明書が入っていた。そうだ、トロトロしてくる。豆腐の原型に戻ってくる感じがしたが豆乳までには戻らない。「豆腐が白子化してくる」という表現が私にはピッタリとくる。豆腐の化学反応のことを上手くは説明できないが、嬉野温泉の泉質のなかの成分とpH値がかなりアルカリ寄りであることとが豆腐のなかの何かを刺激して植物性タンパク質を白子化させるのだ。これにはけっこう感動した。滅多にしない「お取り寄せ」というものも何回かした。しかし嬉野温泉のお湯が自動販売機などで手に入らないものだろうか?「今夜は嬉野温泉湯豆腐にしたい」と思った日に、地元の豆腐でさっと作れないものだろうか?と、幾度も思ったものだ。

b0061413_22242568.jpg すると、調味料メーカーの大手、ダイショーがやってくれた。製品のパッケージには「嬉野温泉」の文字はひとつも入ってはいない。でも、豆腐を白子化、嬉野化する「魔法の粉」が、ここに入っていた。私には見える。豆腐を手にとるように見える。あるいは、白子化した豆腐の水晶玉のような輝きのなかにハッキリと見える。城のような本社のなかの理系の大学よりも大がかりな「研究室」や「実験室」でビーカーのなかに入った嬉野温泉の源泉を試験管に取り遠心分離器にかけ、ダイショーの研究員がどのような成分とpH値のバランスで豆腐が白子化するのかを分析し、魔法の粉の製造に心血を注いでいる様子が、私には見える。シャレーのなかの豆腐にスポイトでいろんなものをかけている光景が、私には見える。この「作品」は私にはありがたい。夕方になってから夕食に嬉野温泉湯豆腐を食べたくなった時の即戦力だ。ただ、嬉野温泉湯豆腐は、まずはそのまま食べて、後半からポン酢で食べて、最終盤にゴマだれで食べるのがベストだと私は思っているのだが、最初の「そのまま」の状態の時に、すでに下味がついている。これが、大なり小なり、良くも悪くも、ダイショーらしいダイショー風味である。


マーヒー加藤 

コッヘルバックナンバー
[PR]

by kaneniwa | 2011-02-13 23:05 | 草外道
2011年 02月 11日

この人を見よ (1) なぎら健壱

みんな、なぎら健壱の本当の姿を知らない。
まずはカーターファミリーの一員ではないかと思っちゃうような
なぎら健一の端正なフィンガーピッキングを聞いて欲しい。

続いて、わずか4分37秒でわかる日本のフォークソングの歴史

もうちょっと詳しくフォーク史を知りたい方は こちら で。
なぜだろう、実によく頭に入る。


マーヒー加藤
[PR]

by kaneniwa | 2011-02-11 22:31 | 草音
2011年 02月 09日

ザッケローニとピアディーナ

サッカーの日本代表を今はザック(ザッケローニ)ジャパンという。
~ジャパンという言い方、やはり長嶋さんが元祖みたいだ。
長嶋さんがオリンピックの代表選手を集めて長嶋ジャパンと呼ばれるまで、
確かそういう言い方はなかった。
サッカーのドーハの悲劇の頃の日本代表をオフトジャパンとは、当時は
呼んでいなかった記憶がある。
トルシエ監督の頃にはトルシエジャパンと呼ばれていた。

サッカーのアジアカップでは、ふりかえればきわどい苦戦がほとんどだが、
その分、監督の采配、特に選手交代はことごとく成功した。

結果を出したから言うのではなく、いちおう、私がツイッターというもので初めて
つぶやいた言葉は、ザッケローニが日本代表の監督に就任というニュースを
受けて
「今の日本にイタリア人監督というのはいいかもね」
だった。

サッカーの話ではなくてピアディーナの話をしよう。
私にとって毎日新聞社の 『毎日小学生新聞』 というものが
たいへん意義のある情報源になっている。
あの池上彰も大事な執筆陣の一人になっている。
(今夜、池上彰のスペシャル番組がこれからある)

『毎日小学生新聞』 のいいところは、
ニュースで見かける名前について
「この人はどんな人?」 ということについての記述が丁寧であることだ。

それによれば、ザッケローニはピアディーナが大好きであり、
もうピアディーナなしの人生は考えられないということらしい。
最近、渋谷区にお気に召すピアディーナを見つけたらしいという情報も
あった。

ピアディーナ? どんな料理だ?
わはははは、知らんぞ。

検索してみて、新潟県長岡市のイタリアンレストランがあった。
私は行ったことがないのだが、行った知り合いはみんな絶賛しているところだ。

今の日本代表を率いるザッケローニをもっと理解するためのいい機会なので、
「行かねば!」
と思った。


マーヒー加藤
[PR]

by kaneniwa | 2011-02-09 18:34 | 草評