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2011年 08月 31日

第14回 青春アカペラ甲子園 ハモネプリーグ全国大会寸評

優勝はできなかったけれども
京都の同志社大学の ウィズ というチームの
ボーカルの ほーりぃ の歌声にはゾクゾクした。

この ほーりぃ と
滋賀の滋賀医科大学の 食後3錠 というチームの あっちゃん という
まったくタイプの違う二人の女性リードボーカルの出現に
我が家は沸いた。

新たな才能の登場とその輝きに惜しみなく拍手をした。
あっちゃん の魅力を語ってもいいのだが、
彼女はやはり美声の医者になるべきだとして
ほーりぃ はやはりプロ歌手になるべきだと思う。
国際基督教大学の ICU49 という帰国子女を中心にしたチームの
レディ・ガガを聞いた直後であるのにもかかわらず、
ほーりぃ の歌詞のなかの英語の方がメッセージ性と魂をともなった声として
私に届いてきた。
ただ上手いだけでなく、ただ黒っぽいだけでなく、
ゾクゾクさせながら心の琴線と涙腺をゆさぶる才能をもっている。
ゲスト審査員のmihimaru GTの阿久津博子が
「ライブをやることがあったら日程を教えてね」
と言ったことは、お世辞ではなかったように思う。

優勝した神戸大学の グランコロン おめでとう!

そして私が大好きなハーフタイムショーのボイパリーグ優勝者の
あんぽ くんの歌いながらのボイパという妙技には唸った。
あんぽ くんはかつて10代目の「マルコメくん」だったというが、
9歳の時からのハモネプファンの彼が成長し、
ボイパの妙技自体もどこまで進化するのか?という興味は尽きない。

優勝チームの審査結果が出るまでの間、
RAG FAIRのメンバーを中心にしたプロたちが
 「上を向いて歩こう」
を歌い上げてくれたのだが、
これが感動的だった。

NHKの のど自慢 でも審査結果が出るまでにプロの歌手が歌う。
それは 「見本をみせる」 とか 「プロの凄みをみせつける」
という意味が過剰なほどにあると思う。
しかし、RAG FAIRの歌声に
むしろ全国から集まったアマチュアたちの歌声に感化されたというか、
インスパイアーされたというか、そんな響きがこもっていたように思えた。
特に初期のハモネプにレプリカのメンバーとして出ていた
RAG FAIRの オッくん の全体を包み込むようなボイパは、
「これがボイパの役割なんだ」
と語りかけてくるようだった。

フジテレビは大晦日あたりに、
学生選手権ではなくてサッカーの天皇杯のようなオープン選手権として
ハモネプリーグの全国大会をやって、
その決勝戦をやればいいと思う。


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2011-08-31 02:07 | 草評
2011年 08月 30日

自由からの逃走は全力疾走で行け!

b0061413_23302110.jpg 自由ってヤツはそれほどいいものではないと最初に感じたのはいつの頃か?「好きにしていいよ」と言われた時には、制約のなかで精一杯何かをやっている時ほどの生命力はわき上がってこない。仕事柄、急用が入ることが多く、予約を急にキャンセルすることも多い教訓から「自由席」に乗ることが多い。自由席だからその範囲のなかでどこに座ろうと自由なのだが、混雑時には辛い。自由席に乗るという自由を行使した上で味わう苦難なので仕方ないが、この時の自由っていうのはそんなに素晴らしくない。プロスポーツ選手の「自由契約」というのはもっとキツイ自由だ。堂々とFA(フリーエージェント)宣言するようなトッププレイヤーならいいが、多くは「どこと契約するのも自由だからね」と言われてもその契約先が簡単に見つからないから大変だ。そしてまた「自らに由る」というこの言葉の語源自体が大乗仏教の伝統のなかではあんまりいい意味に昔から使われてないじゃないか・・・ということにも気がついてしまった。 

子どもたちの夏休みの「自由」
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by kaneniwa | 2011-08-30 00:59 | 雑草
2011年 08月 27日

急に寒くなった二日間に避暑に行った (今はまた暑いね)

b0061413_23483892.jpg 子どもたちの夏休み、ど真ん中にお盆があってなかなか家族旅行というのが難しい。普段の年なら、それでも半日空けば気軽に海水浴に行ける地の利があるのだが、今年は7月下旬に大雨が続いて海が荒れた日が多かったし8月に入ったらすぐにクラゲが出てきた。しかも、中学生の長女は日焼けを嫌がるようになっちゃった。というわけで、今年は1泊2日だけでもいいからということで軽井沢に行くということになった。わざわざ避暑地などに行かずともなぜか急激に涼くなっていた8月22日に車で出発。当初の私の構想では北軽井沢のキャンプ場でアドベンチャーファミリーになろうと思っていたのだが、中学生の長女の反発が大きい。ふと気がつけば、いくらワゴンタイプであっても5ナンバーの車にアウトドア用具と5人分の荷物を満載するのが難しくなっていた。結局、「ル・ヴィオロン」という名の中軽井沢のペンションを1泊だけの拠点として私と長男の 「チーム男」 がレンタサイクルで自転車走りまくりプラン、妻(日本人のシャラポア)と長女と5歳の次女で構成される 「チーム女」 がアウトレットモール、美術館、避暑地の街を散策という分裂活動となった。ただ、「ある意味、男チームは勝利したな」 と思ったのが5歳の次女は4つ年上のお兄ちゃんのあまりにも楽しそうな様子に刺激を受けてチーム女からの脱退を高らかに宣言し、翌日はチーム男に加入するという意向をハッキリと示したのであった。ただ、おかげで翌日はダックスフンドのように長い 「タンデム自転車」 というヤツを借りてスイスイ先行するお兄ちゃんを安全に気をくばりながら必死に追走した。カルカッタが重かったように、軽井沢も軽くない。後部ではキャハハハと喜ぶ無邪気な笑顔の5歳を乗せつつ、お父さんは鬼の形相で自転車をひたすら漕いでいた。ともかく、写真は初日(8月22日)の夕暮れ時に合流する待ち合わせの場所に行った時に私に手をふった長女と次女である。霧が出ていた。夕暮れに逆光でシルエットになっているが、満足そうな会心の笑顔だったので私にとってもこの夏の思い出の写真になる。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2011-08-27 00:46 | 雑草
2011年 08月 22日

コッヘル151番 エビのポン酢ジュレサラダ

b0061413_23422335.jpg ハウスやヤマサといったメーカーが 「ポン酢ジュレ」 という製品が発売されている。ジュレとはフランス語で「凍らす」という意味らしい。ゼリーの「ゼ」の音なんかも、たぶんこの言葉のバリエーションだし、イタリア語のジェラートの「ジェ」の音なんかも、調べたわけではないけれども、たぶん語源がいっしょだ。そしてラテン語なんかはまったく関係ないけれども、日本語の「煮こごり」の「こごり」の部分の凍えた感じ、それも発想の源泉は同一のものではないかなぁと推測する。ポン酢には思い入れが深いことでもあるし、自分でポン酢を凝固させてジュレを作るのはムリではないかもしれないけれどもチューブに入ったものは何といっても手軽なのでさっそくハウスもヤマサも買ってきた。これはハウスの方。ただ見た目ではなかなか両者の違いはわからないだろうと思う。ともかくペクチンなのかゼラチンなのか、ともかくゲル状である。


b0061413_23425167.jpg コッヘルではなかなかミョウガ(寺の境内で摘みたてのもの)を混ぜてあることがわかりにくいので白い皿に盛ってみる。やっぱり白い皿の方がジュレの輝きも映える。12年ほど前、横浜のパンパシフィックホテルでの結婚式にシャラポア(妻・日本人)と1歳になったばかりの長女とともに出席したことがある。ベビーカーを押しながら「子ジュレ狼」のような風体だった。その結婚式での料理は「クィーンアリス」が担当した。 料理長はあの石鍋裕(フジテレビの料理の鉄人の鉄人の第一号)である。石鍋裕とはいつの日か対決したいと思っていて、もしも「料理の鉄人」が「野外料理スペシャル」だったり、鹿賀丈史が発表するその日のテーマ食材が「法事料理の残り物のリメイク」だったりすれば、この私にも勝ち目があるのではないかと思っていたが、そこで 「ゴボウの煮こごりサラダ」というものが出てきて「こりゃ勝てん!」 と思ってしまった。ゴボウという、まず西洋では使われない食材(ホンマの話、戦時中の捕虜になったアメリカ兵が、ゴボウを食べされられて木の根っこを喰わされたと訴訟沙汰になっているのだ)に和食の風味でありつつも、不思議フレンチになっていた逸品だったのだ。今思えば、その味付けはこの市販になった「ポン酢ジュレ」が彷彿とさせてくれる。いや、順序立てていえば、おそらくハウスやヤマサの開発者が同じものを食べて「何とかこれを市販調味料にできないか?」と奮闘努力したのではないかと思われる。私としては、この調味料の応用範囲はものすごく広いと思っているのでスタンダード調味料となって欲しい。


マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2011-08-22 00:26 | 草外道
2011年 08月 18日

コッヘル150番 イ貝 (バーベキュー・素焼き)

b0061413_095067.jpg 夏休みの自由研究ではないのだが、お手軽にネット検索だけでコッヘル149番にも取りあげたムール貝について調べてみた。ムラサキイガイ(紫貽貝、学名Mytilus galloprovincialis)は、イガイ目イガイ科に属する二枚貝である。別名チレニアイガイ。そんで、この別名というのかバリエーションというのか、実に豊富である。ヨーロッパでは同属のヨーロッパイガイ (M. edulis) 、そんでムール貝 (moule)と呼ばれる。日本ではイガイ (M. coruscus) などとの混称でシュウリ貝(minmeiさんからいただいたコメントによれば岩手県の宮古ではこう呼ばれる)や「ニタリ貝」とも呼ばれる。そして「カラス貝」「ムラサキ貝」と呼ばれることもある。ただ、どこがどう違うのかは夏休みの自由研究にあまり熱心に取り組んでいないのでわからないが、イシガイ科のカラスガイやシオサザナミガイ科のカラスガイとは全くの別種であるそうだ。

b0061413_0102935.jpg 材料も調理法も、コッヘル149番と150番は実はほぼ同じである。そのまんま殻つきのまま炭火での素焼きである。ただ、先ほどあげたこの呼び名のうち、私のところの地元では イ貝(イガイ)と呼ばれていることに気がついた。近隣の村上市の岩船漁港近くの地物が市場で売られていた。当たり前のように記してしまうオヤジギャグだが、これはとても意外だった。そして、そのサイズもまた巨大でありジューシーであった。この時飲んだのはサッポロの黒生の缶ビールであったのだが、日本のビールが実に合う感じがした。149番と、料理名としてはまったく同じであるのだが、材料について「こりゃ別物だぁ!」という感動と地元の海への愛着をこめてコッヘル150番としてみたい。


マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2011-08-18 00:45 | 草外道
2011年 08月 12日

コッヘル149番 ムール貝 (バーベキュー・素焼き)

b0061413_2352870.jpg ムール貝とその仲間はけっこう世界の広い範囲にあると思う。英語で正式に何と言うのかはわからないけれども マッスルと呼ばれているのを聞いたことがあるなぁ。綴りを調べたら mussel か。こりゃ試験には出ないな。受験生は筋肉の方のマッスル(muscle)を覚えた方がいい。さて、ムール貝というものはどのようにして食べられているのか?というと私のイメージのなかではシャンパンを含む白ワインなんかで蒸されたりとか、パエリアのなかの具のなかのエース格として君臨しているというイメージがある。ただ、炭火ではあるけれども 「素焼き」 というものを知ってしまうと、こりゃ白ワインで蒸すよりもただ焼いたムール貝を食べた後に白ワインを飲む方がいいなぁと感じてしまう。含まれている薄塩加減といい滋味といい、何といういい感じの味付けを海のなかですでにしてくれているのだろうか。潮風を浴びつつ、これで今年の夏も乗り切ろうと決意しつつ、小川直也になったつもりで海に向かってこう叫ぶ。 「1,2,3! あぁ~マッスル、マッスル!」

マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2011-08-12 23:29 | 草外道
2011年 08月 10日

6月30日 金沢片町の奇跡

いいあんべぇブログ の Minmeiさんは草仏教ブログの
ロゴ(マーヒーレゲエギター)をはじめイラストを寄稿してくださっている。

以前に書かれていたMinmeiさんのブログに、
たまにご夫婦で行かれるカラオケBOX(夫婦仲よろしいな)での
選曲リストが掲載されていることがあった。
娘さんもご一緒だった時もあるのだが、
その選曲リストを見て唸った。

Minmeiさんの選曲も幅広いのだが
BOSS(Minmeiさんの伴侶)の選曲がすごい。
おそらくBOSSのレパートリーは50曲ぐらいでなく
およそ、その10倍の500曲ぐらいなのではないかと推定された。
そして、その引き出しのなかからその場に合わせたり
あるいはMinmeiさんの歌う曲に対するコール&レスポンスであるかのような、
アンサーソングを歌っている意図も、深読みしすぎであるのかもしれないが
見て取れた。

6月下旬、婉曲なナンパ目的メールをMinmeiさんのところに送信した。

あのぉ、6月29日の夜に金沢の片町に寄るのですが
Minmeiさんの行きつけの三幸(みゆき)さんという居酒屋は
一人で行く時も予約した方がいいっスか?


この強がりのさびしがりやさんを装った婉曲なナンパは成功し、
Minmeiさん&BOSSご夫妻は
その三幸さんという居酒屋(素晴らしいところ!)で
私を待ち受けてくださった。
Minmeiさんとは2006年の梅干し作り以来のお付き合いであり、
BOSSとも何度もメールやブログコメントのやりとりはしていたが
直接の対面という意味では、これが初対面だった。

三幸さんでの素晴らしき飲み会の後、どこへ行くか?
私は迷わず
(ホントはMinmeiさんが髪をセットしたキャバ嬢ちゃんたちが
 いるお店に行くかどうか迷いに迷ったのだが)
BOSS行きつけのカラオケBOXを所望した。

そこで勝負をしようなどということではなく、
交流戦感覚の交流をして、BOSS選曲の凄みを膚で感じたかったのだ。

そのカラオケBOXでの選曲と寸評と総括 最後に奇跡起こる!
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by kaneniwa | 2011-08-10 02:31 | 草音
2011年 08月 05日

追悼記事(20)  松田直樹さん (元サッカー日本代表)

2週間ほど前と、10日ほど前に
なぜか松田直樹さんのことを考えていた。

「虫のしらせ」とまとめてしまえばそうなのだが、
もうちょっと論理的に言うならば
私たちは思想の空白時間にふと頭に浮かぶいろいろなことを
よほど奇抜な連想と結びつきでもしない限り、
メモさえも取ったりはしないので、
何も考えていないような時ほどいろんなことが
頭に浮かんでは消えている。

実際に、現役のプロサッカー選手である松田直樹さんが
練習中に倒れ、そして亡くなられてしまうというニュースに
接することがもしもなかったとすれば、
松田直樹さんについてなぜか考えていたこと自体を
すぐに忘れてしまっているということなんだろう。

なでしこジャパン(日本女子サッカー代表)の
躍進とワールドカップ制覇という快挙があったなかで、
ちゃんとした思考になっていなくても
夢と同じく思想のノイズのようなものであったとしても、
1996年のアトランタ五輪の時の
「マイアミの奇跡」(ブラジルに勝っちゃった)を思い出したり、
2002年の日韓共同開催のワールドカップにおける
トルシエジャパン時のフラット3を構成する主要選手であった
松田直樹さんの姿が頭のなかにふとわき起こり、
それがしばらくの時間残像となって残っていても
ちょっと客観的にふり返れば不思議なことではない。

不思議なことではないけれども、
残念でならない。

プロのスポーツ選手はスポーツを健康のためにやっているのでもなく
気晴らしにやっているわけでもない。
当たり前だがプロというものは厳しい。

厳しいということは自明のこととして、
J1とJ2のチームには必ず義務づけられている
AED(自動対外式除細動器)が
J2のもうひとつ下のリーグである
JFL(日本フットボールリーグ)には義務化されていなかった。
松田直樹さんが所属していた松本山雅FC(松本市)は
大手精密機械メーカーがスポンサーを務めていたこともあって
もしかしたら義務でなくても、もしかしたら持っていたのかもしれないが、
是非ともJFLでもなでしこリーグでも設置すべきだと思う。
AEDは購入すれば約60万円、リースでもひと月2万円ほどと
高額であるのだが、それによって今回のようなケースで
もしも助かるということが一例でもあったなら幸いである。

緊縮財政ではあるが、寺院でもAEDの設置を視野に入れておきたい。
そして、松田直樹さんのことをこれからも時々思い出して、
同じく財政難であるJFLリーグに少しでも目を向けていきたい。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2011-08-05 11:21 | 草評
2011年 08月 01日

コッヘル148番 皮つきトウモロコシの炭火焼き

b0061413_0532663.jpg とれたてのトウモロコシのが手に入る季節はこれに夢中。これの大ファン。これの虜(とりこ)。「これ」というのはつまりトウモロコシを皮がついたまんま炭火で焼いたものである。表面の、特にいちばん外側の皮が炭火で真っ黒になり、しかしながら皮を剥げば黄色い本体にはコゲひとつない状態が最高だ。皮をとっていく時に気持ちのいい蒸気が上機嫌に上昇すると、これまたいい。意図的な味付けや細工はまったくしていない。まず、いわゆる食感というヤツがシャキシャキのパリパリのスナック感覚であり、ここら辺が茹で上げたものとはかなり違う。

b0061413_1283510.jpg しかしながら、そのスナック感覚のトウモロコシをモシャモシャと咀嚼(そしゃく)していると、一粒一粒からじわっとーした甘みをともなった旨味がしみ出てくる。こんな旨味を皮のなかに隠していたトウモロコシであるが、その旨味は皮つきのまま炭火で焼くという方法以外ではなかなか引き出しにくいということも感じる。これは実際にやってもらう他ない。トウモロコシというものがマーケットでの売り場のカテゴリーでは野菜に分類されることも多いなかで「君は野菜でありつつも、やっぱり穀物であったのだな」と認識させてくれる。一粒一粒が立っているようなかまど炊きの新米にも通底する美味さだ。
b0061413_054434.jpg 皮つきのまま、炭火でどれぐらいの時間焼けばいいのか?という質問は難しい。どんな炭か、どれぐらいの火力の状態の時か、どんな器具(七輪か焚き火台かバーベキュー台)なのか、トウモロコシの大きさや皮の状況は一律ではない。ただ、何にも目安がないのも困るの思うので言うと、この時には焚き火台が炭火の熾(お)き火気味の時に焚き火台の端っこに置いて約30分というところだったと思う。急がず慌てず、赤子泣いても皮剥かず、七輪でもあまり強火ではない時にじんわり25分以上かけた方がいい。焼き物であるのに、何となくそれも米を炊くのに似ている。ちなみにこの料理(というにはレシピ以前の超シンプル系に属する)は誰に教えてもらったかというと、尊敬する友人のWさんという、身長190センチのハリーポッター顔の立派なバーベキュー伯爵からさずかったのであるが、そのWさんはこれをどこで誰から教わったかというと、北海道勤務時代に知り合ったアイヌ文化の継承者の方から教えていただいたという。ざん切り頭を叩いてみれば文明開化の音がすると明治の人は言ったそうだが、炭火焼きの皮付きトウモロコシを食べてみれば、シャキッシャキッという文明開化以前の音がするのであるが、それもまたいいのである。


マーヒー加藤

コッヘルバックナンバー
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by kaneniwa | 2011-08-01 01:29 | 草外道