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2014年 10月 31日

宙に舞う 秋山幸二だけが見た 孫正義の 頭頂の光 (マーヒー加藤作 短歌)

b0061413_238374.jpg 宙に舞う 秋山幸二だけが見た 孫正義の 頭頂の光 (マーヒー加藤作) 短歌、俳句、川柳という短詩系の文芸のもつ特性と役割のひとつとして「写真を撮るようにその瞬間を切り取る」ということがあるならば、我ながらこれは2014年10月30日の出来事を言葉で抜き出したということになる。ただ、告白しなければならないのは10年以上前に歌人の笹公人さんが 胴上げを されたる男が目撃す アパート二階の 殺人事件 というSF短歌の傑作をすでに世に問うていて、この傑作短歌があったから自分のものを捻り出せたようなものである。それに加えてTwitter上でかつて孫正義がつぶやいた 髪の毛が後退しているのではない。 私が前進しているのである。 という言葉は世界のあらゆる言語に翻訳されつつ現在でもリツイートされまくりであり、一説によれば孫正義はこのひと言だけで村上春樹同様ノーベル文学賞候補になっているとかいないとか。 とにかく秋山幸二監督の胴上げに続いて選手会長の松田宣浩が胴上げされ、そして大隣憲司投手も胴上げをされて孫正義オーナーの頭頂の光を見ている。この大隣投手、国指定の難病である黄色靭帯骨化症を乗り越えてカムバックしてきた投手である。そして私は阪神ファンの目から日本シリーズを眺めていたのだが、それにしても「このマウンドに戻ってきたからには一球たりとも無駄にはしない」ということが阪神打線が手も足も出なかったその投球から見てとれた。内川聖一選手のMVP賞はうなずけるとして、この大隣投手が優秀選手賞さえも受賞できなかったのはおかしいと思った。表彰の関係で決定試合の7回裏ぐらいにはある程度決まっているらしいが、大隣投手をさしおいてあの投球内容でサファテ投手が優秀選手賞というのはどうも納得出来ないなぁ。でも、胴上げによって選手たちが大隣投手の投球の価値をいちばんよく知っているということに感動した。大隣の一球一球に鼓舞されてきたのだろう。

b0061413_2381995.jpg 実はその日本シリーズの決定試合となった第五戦の最中のほどんど、ハードオフスタジアムのナイターにて実際に私も草野球のクロスゲームに没頭していて、帰りの車のなかのラジオで最終盤の実況中継を聞いていた。今年は住職に就任した年でもありなかなか野球の試合に出れなかったのだが、かつての好敵手 寺乃僧留守(テラノサウルス)の助っ人として前半は三塁手で後半は一塁手をしていた。フルに9イニングを戦い、7−9というスコアで何と9回裏の2アウト満塁という「長打が出れば逆転サヨナラ」という劇的なことになりそうな雰囲気で私に打席がまわってきた。そんな手に汗握るような場面で、まさに手に汗を握っちゃって凡打に終わって最後のバッターとなってしまった。くやし~!本当に悔しい。ただ、この試合で「私なりの奇跡」というものが起こった。それは最近、ひどい肩こりであったのだが三塁を守っていて三塁線の打球を捕って一塁に全力投球をしてアウトにした直後に、肩こりがとれちゃったのだ。今、全然肩こりがない。実際にはその瞬間だけが功を奏したわけではなくて、久しぶりに入念なキャッチボールからの準備運動で普段は使っていない筋肉をつかって肩こりがとれたのだとは思うが、反射的に全力での送球をしないとアウトに出来ない場面で久しぶりの手加減しない筋肉使いというものができたおかげではないかと思っている。似たようなことは10年ほど前にもあって、正座のし過ぎで両膝に水がたまってしまってそれがなかなか完治しないままに草野球の試合に出て、しかもその日は控え投手に急用ができてしまって投手までやったのだけれども「今日はホンマに打たせて取るピッチングに徹しよう」と心得てマウンドに上がったら、そう思えば思うほどに(いいことも悪いことも思いの通りにはならないというか)ファールふたつで簡単に2ストライクというカウントになって、そうなるとアウトコースに投げるボールになるカーブとか高めのウエストボールを投げてそれで空振り三振をバッタバッタと取れちゃう。さらに打席に入ると「とても走れないので塁に出ないようにしたいけれど、三振はカッコ悪いからセンターライナーみたいなカッコいい凡打を打とう」なんて考えて打つと(いいことも悪いことも思いの通りにはならないというか)そういう時に限って打球が伸びて左中間への長打コースになっちゃう。そんなのを打っちゃったら全力疾走せざるを得ない。迷っているヒマさえなくて両膝が悪いのに滑り込みまでしちゃう。三塁塁上だったか、二塁塁上だったか、ユニフォームの土を払いながら「アレレ?膝が全然痛くないぞ?違和感が消えているぞ?」という不思議体験があったのだ。 もちちろん、無理をして怪我をすることは恐いのだが、使える体を使わずにいることも何だか恐いのかもしれない。 今シーズンの野球はこれで終わり。来季は投手としてマウンドにも帰ってきたいと思っている。大隣投手ほどではないけれども、老化(草野球投手としては必ずしも悪いことばかりじゃない)はしてくるので一球も無駄球は投げないようにしたい。


マーヒー加藤(野球名ケアレ・スミス)
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by kaneniwa | 2014-10-31 00:38 | 草野球
2014年 10月 29日

コッヘル250番 アサリ&エリンギのクラムチャウダー

b0061413_2335050.jpg 私は「クラムチャウダー」という言葉そのものについて、あんまりよく理解していないが、まずクラムという言葉は二枚貝を指す。そしてチャウダーという言葉は、ハマグリらしきものを指すようだ。ハマグリは二枚貝のことであるから「クラムチャウダー」という言葉(料理名?)自体が何だか「馬から落馬」みたいな重複表現のニュアンスを含んでいる。キャンベルスープの缶を買いに行っていくつかの種類のなかから「クラムチャウダー」を選ぶという時にはとても明確な言葉であるけれどもどうも言葉として気になる。まずもって、ハマグリが名物である三重県の桑名市は義理の妻の姉(妻である日本人シャラポアの実のお姉さん)が今は住んでいるのでご縁のある土地だが、そこのハマグリ料理専門店でも正直に「今では桑名の地物のハマグリは希少価値の高いものでほとんどが輸入物のハマグリです」と言っていた。国産ハマグリと輸入物のハマグリの区別がつく自信などないけれども「そもそも日本人がハマグリと呼ぶものとチャウダーと呼ばれるものが同じものと言っていいのか?」という疑問をもってきた。その疑問が解消されないままにレストランのメニュー表に「アサリのクラムチャウダー」という文字を見たことはあるけれども、アサリのクラムチャウダーという表現は、何だが「黒豚の和牛頬肉」とか「豚のビフテキ」と同じぐらいに、意味は通じるもののよく考えたらおかしいものかもしれない。しかしながら「クラムチャウダーは美味い!」ということに関してはそのような理屈もひとっ飛び。美味い! そして、何はともあれクラムチャウダーという有名なスープが日常的なものであるところでは、クラムと呼ばれていようが、チャウダーと呼ばれていようが日常的な貝を使って作るのが当たり前だとすれば、あさりの味噌汁に馴染んだ日本人がそのアサリを使いつつそのスープを作るということも至極自然であり、言葉としてはとてもおかしな「アサリのクラムチャウダー」を好むこととなる。 そして、これも一考に値するが「焼いても煮ても味や食感がアワビそっくり」という定評のようなものがあるエリンギをここに参画させると私は盛り上がる。 一年ほど前に大阪の阪急ホテルなどであったバナメイエビを芝エビと不正表示したとか偽装したという事件は、これもまた言葉としては非常に変だけれども「バナメイエビの人権」という観点に立ってみればバナメイエビに大変に失礼な表現である。 同じように、エリンギをアワビの代用品のようなものとして使うならば、エリンギに失礼であるという見解も成り立つのであるが、おそらく、アワビをスープとして使う場合に主役ではなくサイドメン(これも変な表現だ)というか主役に寄り添う名脇役としてキャスティングするなら、考えようによってはアワビより上かもしれない。特に煮込んでいくとそう思う。 いつか、アワビを食べながら「まるで上質なエリンギのようだ」という感想を述べてみたい。そんな感想を聞いたシェフは怒るかもしれない。怒るかもしれないけれども、結局は希少価値と市場価値診断によってそういうものは日々変わっていく。そしてそこには下克上もある。 今回のコッヘルメニューとは関係のない話だが、つい最近もイワシとハタハタが同じ分量で同じ値段で売られていたことに軽くショックを受けたばかりだ。

マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2014-10-29 23:37 | 草外道
2014年 10月 27日

寺中(てらんちゅー)ぬ輩

住職をしている この寺のことを
ボクはどれくらい 知っているんだろう
お正信偈も 阿弥陀経も
言葉の意味さえわからない

だけど誰より 誰よりも知っている
人が思っている修行と違う
俗っぽいけど過酷な 修行を

テレビにも映せない
ラジオでも流せない
おもしろい歌がきっと出来てくるはずさ

それが寺中(てらんちゅー)ぬ輩(やから)

(以上はBEGINのあの名曲にマーヒー加藤がかぶせてみた替え歌用の詩)
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by kaneniwa | 2014-10-27 06:44 | 草音
2014年 10月 25日

草仏教掲示板(73) 「くまのプーさん」(絵本)のなかの言葉

b0061413_236545.jpg これはシャラポア(妻・日本人)が始めたことなのであるが、法事などでお寺にお参りをした小学生以下の子どもと希望する中高生にはくまのプーさんかキティちゃんのシャボン玉セットをプレゼントしている。女の子はプーさんを選択する子とキティちゃんをチョイスする子がちょうど半々ぐらい。プーさんが大好きだという羽生結弦選手(フィギアスケート)の大活躍もあって今年に入ってからはプーさんがやや優勢か。男の子はたまにキティちゃんを選ぶ子もいるし、実際にうちの長男なんかも小学校の低学年時代はキティちゃんが大好きであったが、こちらは圧倒的にプーさんを選んでいく。今週みたいに天気も気候もいい時節には法事のあとでさっそく寺の境内でシャボン玉を楽しんでいく子どもたちも少なくない。「なんでもないこ事が幸せ もっと欲しいと思うのが本当はいちばん悲しい」という絵本のなかのくまのプーさんの言葉を知ってか知らずか、粗品ではあるもののシャボン玉遊びの満足感に独特の深さというものがあるのか「もっともっとシャボン玉セットが欲しい」と言ってくる子はほとんどいない。でも、シャボン玉セットというプレゼントを些細なものだとかつまらないものだとも思っておらず、心から喜んで受けっていき、心から楽しんで境内で遊んでいく。こういうプレゼントはささやかなものほど何かが通じていくような気がしてきた。「豪華粗品」(川柳作家の杉山竜さんが編み出した言葉で、マーヒー加藤が川柳で杉山さんのサイトの月間賞をとったときに商品として送られてきたビール券入りの封筒にそう書いてあった)とでも言うべきであろうか。 「まったく最近の若いものは寺にお参りに来ない」という言葉を発する重鎮の住職諸兄もいらっしゃるのであるが、よく視野を広げて見て欲しい。自分が精魂を傾ける研修会や行事には自分が思ったほどに人が来ないという現状も確かにあるかもしれないが、視野を広くもてば、寺に足を運んでいる若い人や子どもの姿というものはあるではありませんか?たまには厳しいことを言わせてもらうと、重鎮さんたちの視界のなかにその姿が入ってこないだけではないですか?シャラポアと知り合うまでは、私もそうでした。

マーヒー加藤(ブログ本文)
日本人シャラポア(書)
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by kaneniwa | 2014-10-25 23:25 | 草仏教
2014年 10月 23日

コッヘル249番 うす揚げ焼き

b0061413_14533937.jpg 料理番組でとりあげられることはまずないし、レシピ以前であるのかレシピ本にも登場しているところを見たことがないけれども「やっている人はやっている」という感触があるメニュー。(1)厚揚げではなく、きつねうどんやいなりずしでお馴染みのうす揚げをトーストを作る時の電気オーブンとかレンジのオーブンモードで軽く焦げ目がつく程度に焼く。(2)ネギか大根おろしか、ともかく薬味になるものを上にかけて醤油をたらす。  とまあこれだけであり、多少まわりくどく書いても(1)と(2)を合わせても114文字に過ぎないTwitterレシピである。昭和の時代によく使っていたトーストが飛び出るタイプ(ポップアップトースター)のものではかなり難しいけれども、焼き具合がよく見えるトースターなら、だいだい見た目で焦げ目がいい感じでついたらほぼ出来上がり。厚揚げとはちがってうす揚げをこういう感じで焼くと「クッキータイプ」の食感となる。食感はクッキーでも味は大豆がトースト的に香ばしくなった感じ。スナック感覚でビールに合うし、元々はお揚げさんなので日本酒にも合うし焼酎もOKの何でも来い。これを覚えてから、冷蔵庫にうす揚げが完備していると何だか安心するのだ。

マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2014-10-23 15:24 | 草外道
2014年 10月 21日

特定商取引法の16条と17条は知っていていいと思う(3)

というわけで
私のところの場合はまずは勧誘電話がすすめる商品をキッパリと断った上で
「特定商取引法の第17条をご存知でございますか?」
(こういう場合は丁寧語の方が威圧できるみたいだ)
と言うことにより、同じ業者からは再度電話がかかってくることはほぼなくなった。
ほぼ、というのは例外も少しはあるということで、そのなかのひとつが
「三菱電機を名乗る太陽光発電、ソーラーパネルの会社」
である。
「以前にお断りをして、なおかつ特定商取引法の第17条について言及しましたが」
と言っても相当に面の皮が厚い態度であったので
「どのような名簿をお使いになっておられますか?」
と問うたところ、嘘か真か
「すべての電話番号にかけております」
という仰天する答えが返ってきた。

その答えを聞いて岩崎弥太郎を創始者とする三菱グループが、
本当にそのような商法をしているのか?
という疑念がこみ上げてきた。
あのSONYだって輝かしい黄金時代からすれば落ちぶれたといってもそんなことはしないだろう。

そうして三菱電機のホームページのお客様相談コーナーの記述を見れば

質問 三菱電機を名乗った太陽光発電システムやオール電化商品の販売勧誘電話や
   訪問販売を受けたのですが?


という質問が掲載されていて

回答  三菱電機もしくは当社販売会社と誤認をさせて、
    電話勧誘したりお客様の意志に反して強引に販売をする訪問販売業者には
    十分にご注意いただきたくお願いいたします。


という記述があった。
ああ、やっぱりそうかと思った。
たぶん、三菱の部品をちょっと使っているぐらいで、
おそらく岩崎弥太郎の三菱グループとは関係ないグループが電話をかけてきている。

太陽光発電やソーラパネルに人並みの関心は寄せているつもりだ。
でも、そんな高額になるものを電話での勧誘で買うわけはない。しかし
「私は三菱とたいへんに縁が深い者でございますが、
 三菱のどこの部門のどの営業所の方でございましょうか?」
と、やんわりと、しかしながらジワジワと詰将棋のように相手に電話を切らせぬようにしつつ
「詰んでみたい」
と思っている。
私としては珍しく三菱を名乗る太陽光発電の会社からは
「またかかってこないかなぁ?」
と思っていたりする。

ちなみに、当方が三菱と関わりが深いというのは嘘ではない。
ボールペンは三菱鉛筆のパワータンクJETSTREAMの熱狂的愛用者なのだ。
そして三菱鉛筆は昔から三菱グループと同じく3つの菱型マークであるが、
岩崎弥太郎とはまったく関係がない会社である。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2014-10-21 00:30 | 草評
2014年 10月 19日

特定商取引法の16条と17条は知っていていいと思う(2)

というわけで
今年の春、特に5月にはかなりの数の学習塾、進学予備校、家庭教師業からの勧誘電話があった。
緊急出動要請の趣旨の電話も少なくない私のところではとても迷惑なことである。
そしてベネッセコーポレーションにあった名簿が名簿会社に売られていたという
個人情報大量流出事件が報道されてからは、その方面からの勧誘電話はピタッと止んだ。

この名簿流出事件をきっかけにSNS(主にFacebook)では
「郵便物でダイレクトメールを迷惑に感じている方は、
 郵便物に赤マジックで『受取拒否』か『受取拒絶』と書いて、
 シャチハタでもいいので浸透印を押して最寄りのポストに投函すれば
 相手先に戻ることとなり、ダイレクトメールが来なくなる」

という豆知識が拡散されてきた。
私なりに確認してみると、郵便局が配達を担当した郵便物のみではあるが、
この方法で何と国際郵便も含めてほとんどの郵便物を本当に拒否できるようだ。
「代金引換」「料金着払」「料金不足」などの郵便の場合には担当者が
料金支払の有無などの確認をするらしいのだが、まずいくつかの例外を除いて
ダイレクトメールを迷惑に思う人にとって、この方法は有効であるようだ。

ただ、個人的には勧誘電話に比べればダイレクトメールはそんなに迷惑には思っていない。
それで購入するということは少ないが、暇な時があれば目を通したりもするし
4年前に多燃料式のクラシカル薪ストーブを導入してからは
むしろ新聞紙とともに薪木への焚きつけに使えていい。

問題は勧誘電話の撃退方法である。
「マーヒーの法則」であるが、郵便受けから取り出すことは自分で時を選ぶことに比べ、
勧誘電話はスパゲッティ・カルボナーラの絶妙のアルデンテの瞬間でも
法事がはじまる直前の着替えの最中にも、深刻な相談をされているさなかにも
昨年の日本シリーズで田中将大の投じる一球によって巨人との激戦の帰趨を左右する
場面を息を飲んでテレビ観戦しているさなかにもかかってくる。
こっちの都合は考えずに掛かってくる。
「今、ちょっといいですか?」
と言われたって、その間に絶妙のアルデンテの状態は去っているのだ。
もちろん、大事な連絡や知り合いからの電話なら仕方がないが
勧誘電話というものはそうではない。
こちらの都合はお構いなしに掛かってくる。
電話機のナンバーディスプレイにたとえ「非通知」の文字が出たとしても、
うちは病院の公衆電話からの緊急な連絡、急を要する相談を受けることがあるので
電話には必ず出なければならない。

「ガチャン」と電話を切ってしまう
「必要ありません!」とハッキリ断って電話を切る
電話を受けてもずっと無言のままでいる
などなどの撃退法が知られているけれども
ダイレクトメールにおける「受取拒否」のように
この勧誘電話をシャットアウトする方法はないのだろうか?と考えた。
電話機の「受信拒否」というメカの上での方法がまずあった。
しかし、説明書を読むと「30件まで設定できる」と書いてあって、
まず面倒な設定をこっち側からすることはシャクではあるが、その方法がある。
ただ「マーヒーの法則」によると、30件をシャットアウトした後に
「本当に嫌な勧誘電話がかかってきそうな予感」がやって来そうな気がした。
そして、できるならばメカ設定で個人的に締め出すのではなくて
大勢の人によって社会的に勧誘電話そのものをなくしていく方向はないか?と考えた。

私なりに考えて、こういう場合にこそ
「法的根拠」というものに基づいて対処すべきではないかなぁ?と思った。
そんでもって、その法的根拠となり得るのではないかと思うのが
16条と17条は関連した法律だから両方をここに記載するべきだが、すでに長いブログ文なので
ここでは印字して電話口に貼ってある特定商取引法の17条のみを引用しておきたい。

(第十七条 ) 販売業者又は役務提供事業者は、電話勧誘販売に係る
       売買契約又は役務提供契約を締結しない旨の意思を表示した者に対し、
       当該売買契約又は当該役務提供契約の締結について勧誘をしてはならない。


これがキッパリと勧誘電話に対して「もう二度と電話をかけて来てほしくない」という
趣旨を伝える法的な根拠として引用するのに適切なものであると考えられる。
16条をはじめとしてその前後の条文を読んでもその罰則規定は明確ではないが、
「特定商取引法の17条をご存知ですか?」と尋ねて、電話口に貼ってあるこの3行を
読み上げるだけで、電話口の相手がたとえアルバイトであろうと相当な威圧になるようだ。
何度かそれをやっているうちに私は第十七条を丸暗記してしまった。
憲法第9条さえ丸暗記できていないのに「三帰依文」と「末代無智のお文」に続いての
人生三つ目の丸暗記した文章となった。
丸暗記してスラスラと条文を言い、この条文をもとにもう勧誘をしないで欲しいという
意向を伝えると「ほんの数社を除いて」勧誘電話は激減した。
罰則規定こそ明確ではないものの、これをもとに意向を伝えてさらに勧誘電話がかかってくれば
「法治社会における放置しておけない挑戦」
と受け取ることができ、たとえば国民生活センター等へ相談する時でも
「たいへんに悪質である」
「特定商取引法に違反しているんです」
と言っていいことになると思っている。

もともと私は、仏法ならともかく六法全書などは開かなくてもいい生活がしたい。
最近、出席する各種の委員会やPTAなどさまざまな会合で、
いきなり印刷された「規則」などを配布されることがあるけれども
そういうものは参照せずに済めば気にせずに活き活きと懇談したり議論する方がいいので
好ましいとは思っていない。
さらに言えば極めつけは裁判に関わる裁判官、検事、弁護士、司法書士などの
法律に関わる仕事をしている方々でも家庭生活では
法律や規則のことなどを忘れてのびのび活き活きとしたいはずだ。

私だって日常生活のなかで杓子定規に特定商取引法なんて法律を持ち出したくない。
でも、勧誘電話は普通に日常の生活を送るなかで
スパゲッティが見事なアルデンテになったような
そんなプチハッピーの瞬間を阻害してしまうのだから、
「特定商取引法16条と17条を知っているか?」
と言っていいと思っている。

マーヒー加藤

※ なお、関係者よりご指摘があり、私もブログ本文に書き忘れてしまいましたが
  「受取拒否」「受取拒絶」は開封前の封書に限られますのでご注意ください
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by kaneniwa | 2014-10-19 00:02 | 草評
2014年 10月 17日

特定商取引法の16条と17条は知っていていいと思う(1)

今年7月に発覚した出版・通信教育大手のベネッセコーポレーションの顧客情報漏洩事件だが
流出数は9月10日の同社発表によると約3504万件となっている。
捜査関係者によると流出した情報は重複分を含め2億件超 という膨大な数となる。
そして、対象者へ流出を知らせるダイレクトメールの発送が開始された。

そのダイレクトメールはやはりうちにも届いた。
高校生、中学生、小学生という3人の子がいるうちの家庭は
「きっと流出しているだろうなぁ」
とは思っていた。
実はかなり早い時点から
「何かおかしい、重要な情報が流出している」
とは気がついていたのだが、それについては後の方に書く。

ダイレクトメールの主文は個人情報流出についての謝罪であり、
お詫びの金券の種類は電子マネー(楽天Edy、Amazonギフト券、nanaco)、
図書カードと、それから財団法人ベネッセこども基金への寄付と選べることになっている。
資料によると
「子どもたちへの支援や子どもたちが安心して学習に取り組める環境の確保」
となっていて、その財団の目的に異存はないけれども、やはり
「この場合に寄付を募るかよ!?」
という感想は持たずにはおれなかった。
火事見舞いのようにミスをしたところへの懇志というものは古来からあるにはある。
しかし、たいへんに穿った見方をしちゃうけれども
「被害を被ったにも関わらず寄付をしてくださったお人好しに近い善意ある人」
としてデータ化されてしまうような気がしてしまう。
そんなことを言えば電子マネーの500円分をチョイスして
楽天やAmazonやセブン-イレブンを利用する人と位置づけられたり、
(まぁ今はこのうちのどれも利用していない人の方が圧倒的に少数だけれども…)
最後に残った選択肢の図書カードを選んだとしても
「古典的な読書家」
と記されたりするのかなぁなんて思っちゃったりして、どうも二の足を踏む。

高校生時代の昔からベネッセの前身の福武書店の進研模試には大変にお世話になって、
最初はとっても酷い成績からスタートして、それが
「志望校の傾向と対策ではなく、次の進研模試の問題予想をしつつその戦略を練る」
という完全に手段と目的を混同した受験勉強をしていたのだが、
それでもデータ化された数値でもって底辺からグイグイと上がっていくことは快感であって
進研模試はかつての私にとってたいへんに有難い存在であった。
今回の流出事件にしても、悪いのは名簿会社にデータを売ったヤツであり
大半のベネッセの社員は善良で熱心な方々であるとは思っている。

それでも寺の過去帳をデータ化してEvernoteなどに入れて
その優れた検索機能でもって活用すればどんなに楽だろうかといつも思いつつ、
そのデータ化が面倒くさいと思っていることが第一の理由ではあるが
第二の理由として「クラウドソフトのデータ流出」という万が一の事態のことに
思いを馳せると面倒くささも後押ししてデジタル化を躊躇している私としては腹立たしい。

さらに実際の被害としては今年の春、特に5月の学習塾、進学塾、家庭教師からの
勧誘電話がかなりあった。
もともと5月にはそういう勧誘電話は少なくない。
私の子ども世代はゆとり教育期間の薄い教科書から進級、進学をして急に分厚い教科書に
戻った世代でもあって最初の方でいきなりつまづいて先行きが不安になることが少なくない。

ただ、今年の数多くの勧誘電話を受けていて妙に思ったことは
勧誘する側が長女と長男の性別と年齢をきちんと把握していることだった。
というのは、名前というデータだけを見るならば
「私の長女はかなりの確率で男に間違われ、私の長男は99%女に間違われる名前」
というものを私とシャラポア(妻・日本人)によって命名されているからだ。
そのことを私は不気味に思って
「こちらから質問しますが、どのような名簿をもって電話しているか教えてください」
というと、何社かは(たぶん)アルバイトから上司に電話を代わって
「名簿会社から購入いたしました」
と正直に告白した。

(続く)

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2014-10-17 00:01 | 草評
2014年 10月 15日

コッヘル248番 鮎の開き(落ちアユ)

b0061413_2201429.jpg 鮎の季節といえば夏を連想する人が多いと思う。特に、鮎漁が解禁されて間もなくの初夏の時期の塩焼き。そして酒は文句なしにビールが合う。うるか(鮎の内臓の塩漬け)には日本酒が合うとしても、相当に伝統的な日本料亭であったとしても夏の鮎の塩焼きにはビールを勧められるのではないだろうか。そしてまだビールを飲めない未成年者たちも含めて、うちの家族は全員が鮎の塩焼きの大ファンである。かつて広島カープで活躍しWBC日本代表監督をつとめた山本浩二氏が大好きな焼き魚で「打順」を組んでみたことがある。やはり4番にはカリスマ性のようなものが必要と考えたのかノドグロをもってきた。(テニスの錦織圭選手の大好物ということで有名になりつつある)この「打順」には焼き魚というカテゴリーとしては変則的な「8番タラコ」などが入っているのにも関わらずに川魚は入っていないのだが、私がオーダーを組むとなると鮎は焼き魚の4番候補である。そういうことを知ってか知らずかご門徒から「鮎の開き」をいただいた。秋の鮎、いわゆる落ちアユである。 流線型の天然鮎は開きにされて3次元世界のものではあるがシメントリーで2次元的なものに形を変えている。正直に言って、最初は落ちアユであっても丸焼きに出来る形のまま欲しかったということもちょっと思った。しかし、いただいてみて豊富な秋の味覚のなかでもまだまだ美味なるものが世の中にはたくさん隠れているということをしみじみ知った。もともと秋の鮎は身が引き締まりつつ塩で強調される甘みを含んだ夏の鮎の肉質こそないものの、成熟したしみじみした旨みがあってどちらがいいかは好み次第である。その、もともとの成熟に加えて、秋の柔らかい太陽に照らされての乾燥しながらの熟成までが加わっている。秋の太陽の味がする。もっと言えば鮎の短い一生が凝縮されて完結したかのような味わいがある。 真夏の鮎の塩焼きには文句なくビールがいいが、秋の落ちアユの開きというものには文句なく日本酒のぬる燗がいい。

マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2014-10-15 06:17 | 草外道
2014年 10月 13日

奄美大島のあまみFM ディ!ウェイブ(77.7MHz)に感激した

昨日の夜からインターネットラジオで奄美大島のFM放送を聴いている。
土曜の夜と日曜の夜には
「島ラガ・レゲエ」というややマニアックながら非常に良質なレゲエ番組をやっているので
台風情報を聞くためではなかったのだが、
人口が約10万人の奄美大島で、私が聞いていた12日の夜半過ぎの時点で
約28%の世帯で停電しているようであった。

深夜もマイクをとったDJ役の女性は、言葉は標準語であるもののアクセントに独特の
奄美大島の雰囲気をもちながら、明らかに停電になっている世帯や避難所で
ラジオ(電池入り)や充電した携帯電話やスマートフォンで放送を聴いている人に向けての
暖かいメッセージに満ちていた。

「停電している地区は◯◯と◯◯」
「水道は破損していないのでお風呂に水を貯めておきましょう」
「倒れる電柱には要注意ですよ」
などときめ細かい情報とともに
新たな情報が入ってくるまでの合間は元ちとせをはじめとする
奄美大島や鹿児島出身のバラード系の音楽を励ますように流している。
そして、
「みなさん無事でいてくださいね、怪我をしないでくださいね、
 みんなで励まし合って、いつかこれもまたいい思い出になるようにしましょうね」
と、柔らかく、優しく、強く呼びかける女性DJの声に
胸が熱くなった。

今は大阪など近畿地方、明日はこちらか関東地方。
柔らかく優しくも強くもないけれども、
同じメッセージを呼びかけたいと思います。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2014-10-13 17:33 | 草評