2010年 01月 28日
私のところにひょんなことことからやってきた、このバイオリンならぬギターであるが、1974年製のモーリス(Morris,森平楽器)であることが判明した。型番はW-35である。モーリスといえばラジオなどで堀内孝雄が 「モーリス持てばスーパースターも夢じゃない!」 と語りかけるCMで一世を風靡(ふうび)したギターメーカーであるが、これはそのラジオCMが行なわれる以前のモデルということになる。なぜならば、1974年当時は、堀内孝雄や谷村新司はおろかアリスというグループだってスーパースターではない頃だもの。 しかしながら、このモーリスのW-35には、たとえるならば「1970年代の日本車」の良さのようなものを感じた。 たとえば、ネックのポディションマークとして埋め込まれている装飾の美しさは、なかなか今のギターにはないものだった。 さらに「バイオリンです」と渡されたギターであったが、ボディのバック(背面)の板の曲線はまさにバイオリンを思わせるような美しい曲線でできていた。 このギターが創られた1974年、それからその前年の1973年のヒット曲をみていると フォーク界ではかぐや姫が神田川(1973年)や赤ちょうちん(1974年)をヒットさせ、さだまさしのグレープが精霊流しでデビュー(1974年)している。井上陽水、吉田拓郎などが頻繁にライヴを行い、のちにアリスがこのモーリスのギターとともに全盛を迎えていく時代の前の黎明期(れいめいき)といえる時代である。私はまだ小学校の4年生か5年生だ。 このギターを数ヶ月の間、気に入って弾いていたのであるが、ある日、私が帰宅すると私を待っていた謎の美女がいた。その美女がこのギターとともに新たな物語を紡ぎ出すのであるが、それはまた次回のブログ記事にて。敵か味方か?謎の美女。 マーヒー加藤
by kaneniwa
| 2010-01-28 20:23
| 物草
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