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2011年 11月 28日

名曲草鑑賞 (27) ガーシュインのサマータイム

ストーブに火が入る季節になると 柑橘満喫紅茶 の消費量が増える。

昨年の年末、リンクした紅茶にハマっていた頃に
テレビ朝日系の「相棒」(水谷豊主演)の再放送が一挙にあり、
それを録画したものを少しづつ見ているうちにパブロフの犬のように
紅茶を飲めば「相棒」を見て、「相棒」を見ては紅茶を飲む。
我が家の紅茶の消費量は倍増以上となった。

10ヶ月かけて、ようやく追いつき、現在放映中のシーズン10は
紅茶を飲みながらリアルタイムで見る。
どうもシーズン10になって視聴率の方はふるわないようだ。
なるほど視聴者の反応は正直だなぁ…とも思う。
脚本の設定に無理や無茶はやや目立つ。
しかし、これはファンに怒られるかもしれないが、
(特にシーズン10になっておもしろくないぞと怒っているファンに怒られる)
おもしろくなくても私にはどうでもいい。
紅茶を飲む時にはバロック音楽を聴くなんて人がいるように、
とにかく紅茶を飲む時に「相棒」を観ていればいいのだ。

先日の放送、研ナオコが出演していたシーズン10の第6話は、
視聴率が13パーセントで最近の「相棒」のなかでも特に不振だったという。
(それでも日本シリーズより上回っているぞ)

その第6話の冒頭シーンで
研ナオコがカムバックしたカリスマJAZZ歌手を演じて
ガーシュイン(George Gershwin)のサマータイム(Summertime)を歌っていた。
「研ナオコのPVが流れているのでチャンネルを間違えたな」
と思った人も視聴率13パーセントのなかの1パーセントはいるな。

ジャズのスタンダード曲のなかでもとびきりの古典的名曲だが、
これがけっこう良かった。
適度にハスキーな声で、適度な「しゃくれた感じ」が良かった。
研ナオコが、けだるさを表現できる歌手であったことを再認識した。
ちょっと聞き惚れた。

その歌ではじまった「相棒」シーズン10の第6話であったが、
ストーリーには無理があった。
でもどうでもいいのである。
紅茶を飲みながら観ることが主眼である。

そう、無理は許せるが 「無茶」 は困る。


マーヒー加藤

by kaneniwa | 2011-11-28 23:58 | 草評


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