2012年 06月 24日
写真はイノダコーヒー京都駅支店であり、ポルタと呼ばれる地下街のなかで地下鉄京都駅の近くのところにある。対面に見える緑の看板はSUBWAYであり、SUBWAY(地下鉄)の駅の近くにあるSUBWAY(サンドイッチチェーン店)ということになる。面白いのはこの対面同士で並んだお店に男女を問わず40歳代以上はイノダコーヒーに吸い込まれていき、30歳代から下はSUBWAYをチョイスしている気がした。どうもコーヒーだけを飲むお客さんにしても30歳代から下はSUBWAYの方に流れていっている気がしたなぁ。40歳代後半の私はちょっとだけ躊躇(ちゅうちょ)しつつもイノダコーヒーに入る。コーヒーを待つ間(SUBWAYではコーヒーを待つ時間などほとんどない)に置いてあるスポーツ紙を読む。6月下旬の関西のスポーツ紙は、阪神タイガースは低迷しているものの二軍の育成枠から中米出身の快速左腕選手がもうすぐ一軍に上がってくるだろうということをトップ記事として一面にデカデカと伝えていて、相変わらずだなぁ…と笑いたくなるほど感じた。SUBWAYには新聞なんか置いていない。やっぱ40歳代以上はよく新聞を読むなぁ。スポーツ紙に続いて一般紙を読む。コーヒーが席に置かれた。大飯原発再稼働問題の記事を読みながら久しぶりにイノダのコーヒーを飲む。 今世紀に入ってすぐの2001年の9.11同時多発テロ事件の時に、こうして喫茶店で新聞を読んでいた感触を思い出した。あの時に感じた感触は、ひと言であらわすのなら「株価など言ってる場合じゃないだろう!」であった。2機の飛行機が貿易センタービルに、1機がペンタゴンに、1機が墜落して少なくとも5千人の人々が亡くなられている大惨事となっているさなか、確かに事実関係を確認しなければならないことが多すぎたにしても世界の株価の変動のことばかりがテレビでは何度もリフレインされる貿易センタービルの映像とともに報道され、その映像がないラジオと新聞ではなおさら株価の話が頻繁に語られることに何ともいえない違和感をもった。金は大事だ。経済は重要だ。しかし、それがもっと大事な問題の前に置かれた時にはアレルギーに近い違和感がやってくる。イノダという場所で新聞を読んでいて、なおさら思った。原子力発電が行われる前からイノダはあった。(京都駅店はなかったが)電気がなければ江戸時代や明治時代の初期ぐらいに戻る生活になってしまうと危惧し、それに半ば脅迫されるように原発再稼働に賛成する立場をとってしまう人もいるかもしれないが、それはちょっと違うのではないだろうか?原子力発電に10%も依存していない時代、それもほとんど余剰であり過剰であった1970年代あたりに戻るだけでいいのではないだろうか?70年代、あるいは60年代の良さに目覚めるという方向を目指していくべきなのではないだろうか?原発再稼働賛成派、あるいは推進派がおっしゃるように、使用済みか未使用かを問わずに核燃料というものがある限りは危険であることには変わりがない。でも「どうせなら使っちゃわないと」と家電やパソコンではあるまいし、稼働したり止めたり、また稼働したりというのが、精神的にも物理的にもいちばん危険極まりないだろう。 マーヒー加藤
by kaneniwa
| 2012-06-24 23:07
| 草京都
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