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2013年 05月 29日

草煩悩(7) ぺんてるの VICUÑA (ビクーニャ)

b0061413_0315282.jpg シリーズ7回目(全108回の予定)にして、3種類目のボールペンが登場。マニアというほどではないとは思うが「書く」という行為自体が(書くことの内容にもよるけれども)基本的に好きなので、まだまだ登場しまっせ。とはいえ 三菱鉛筆のパワータンク によって「ちょっといいボールペン」に目覚め、同じ三菱鉛筆の ジェットストリーム の新感覚の書き味と恐るべきコストパフォーマンス(だってどんな高級ペンよりも定価157円のジェットストリームの書き味の方が私にはいいもんなぁ)を見せつけられて「ボールペンという道具はこの2本があればいいな」と思っていた頃、ジェットストリームに対抗する(追随するとも表現できる)かのように「なめらかな書き味」「新開発のさらさら油性インク」などを旗印として出てきた商品であるこの VICUÑA (ビクーニャ)を試しに一本買った。これは私の正直な第一印象であるが「ジェットストリームを意識しすぎではないのか?」ということと「滑らかさを強調するあまりにさすがにこれでは滑りすぎでかえって書きにくいのではないか?」ということを感じた。それでしばらくの間は机のペン立てに入れてはいたものの使っていなかったのであるが、ある日、シャラポア(妻・日本人)が何かのメモの用事でこれを使った時に「あれっ?このボールペンは今まで使ったなかでダントツに書きやすい!」と、ものすごく気に入ってしまったのだ。ジェットストリームが常に置いてある家のなかで、そのジェットストリームの新感覚の滑らかさにはもうひとつピンと来なかったシャラポアではあったが、その新感覚がVICUÑAぐらいに強調されていたらツボにハマったようだ。また、私は男性で筆圧は昔から強めであるのに対して女性であるシャラポアの筆圧と書き方との相性が非常に良かったのではないかと思う。しばらくの間は「じゃ、私はパワータンクとジェットストリームを使い分けるから、シャラ(しゃらくせいのでシャラポアはシャラ)はVICUÑAね」ということで、妻の愛用品ではあったけれども私の愛用品ではなかった。 そこに変化が訪れたのが今年のお正月である。以前にも何回か書いたことがあるが、家では年賀状は返事を出す形でしか書かない。なので毎年、少しづつ年賀状の数は微減していっているのであるけれども「年賀状を出して喪中はがきの返信をいただく気まずさ」というものを何回か経験した後にそういうスタイルになった。微減したといっても元旦や三が日は年中行事のために比較的忙しく、そのなかで夜はシャラと共に何かひと言を添えて年賀状の宛名書きをしていくのであるが、その時にVICUÑAで書いていてランナーズ・ハイのような「ライターズ・ハイ」を経験したのである。つまりはエンドルフィン (endorphin) というのだろうか?脳内でわけのわからない神経伝達物質がジワジワとわき起こり、本来はモルヒネなどの成分を受容するはずの内在性オピオイドがVICUÑAのインクの滑り具合を受け入れはじめたのであった。年賀状を書き終えた後にも「ああ!何か書きたい!」という、ちょっとアブナイ気持ちが高まるという現象までが起こってしまったのであった。 VICUÑA (ビクーニャ)という何語なんだかわけのわからないネーミングも、このライターズ・ハイを経験した後では、なかなかいい名ではないかと思うようになった。「きゃりーぱみゅぱみゅ」なんて言いにくい名前も、いったん口にしてしまったらもう忘れられなくなるように、VICUÑA (ビクーニャ)という名称もいったん口にすると忘れられない。南アメリカ大陸のアンデス地方に棲息する草食性哺乳類の名前(学名:Vicugna vicugna)に由来しているそうなのであるが、語尾が「ニャ」で終わる感じ、しかも「クーニャっとしている」感じが出ていて良い。このボールペンの、何だかアブナイ部分をほめたついでに、アブナイ欠点も指摘しておきたいが、このボールペンのペンクリップ部分はプラスチックなのだが非常に軟弱である。実際に写真の手前の緑の方のクリップは折れている。是非とも改良していただきたいところである。 そんなヤツであるが、できれば『VICUÑA専用ノート』というものを作ってみたいなぁと考えている。もちろん、それは実用ではなくて趣味としてである。

マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2013-05-29 01:29 | 物草


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