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2013年 11月 01日

日本シリーズ家族観戦記(3) 星のもと野球で仙台を日本一に

日本シリーズ家族観戦記(3) 星のもと野球で仙台を日本一に_b0061413_23172583.jpg 星野仙一という人はもしかして「のもと球で台を日本にするために生まれてきたのでは?」ということを書かせていただいたのだが、日本シリーズの第5戦を辛島と則本という二人の投手で勝ち抜き、明日の第6戦に絶対的エースである田中将大の先発で勝負をかけることでかなり現実味を帯びてきたのであった。第5戦の楽天の先発が辛島と聞いた時は「相手の巨人はエース内海なのに、そんな余裕を見せていいのか?」と思ったものだが、巨人打線はその辛島をまったく打てず、でもこのまますんなり行くか?と思った矢先にリリーフ登板をした則本(楽天は小柄で全力投球してくる投手が多いという好印象)が迫力の投球で大きな勝利を手にした。星野仙一監督は大きな賭けに勝ったと思う。ただ、プロの勝負師として辛島と則本のリレーには根拠があったのだろう。野球オンチであるはずの中学3年生の長女が時折発する試合を見ながらのコメントが、日本シリーズが試合を重ねるたびに「実はけっこう鋭いのではないか?」と思うようになってきた。アンドリュー・ジョーンズ選手のことを「可愛い」と言ってから、そういえばテレビカメラはとても頻繁にベンチでのアンドリュー・ジョーンズのその可愛くお茶目な表情を追っているなぁと感じた。ワールドシリーズをはじめ緊迫した場面を数多く経験してきたまさに百戦錬磨の名野球選手が、ベンチで可愛くお茶目に振舞っているということが、巨人と違ってほとんどの選手が日本シリーズ初経験であるなかで精神的支柱になっているのではないか?と思うようになった。そして第5戦から、巨人の主軸打者にして捕手である阿部慎之助のことを「この選手はとてもオバサンっぽい」と指摘した。そもそも捕手というポジションの本質が「女房役」と言われるように、荒ぶる投手をなだめつつ打者の情報を集め配球を組み立てつつ対策を立てていくというオバサンっぽさがあるように思うが、試合(日本シリーズ第5戦)がすすむたびに、阿部慎之助選手が本当にオバサンに見えてきた。悪い意味での巨人の伝統に「初物に弱い」ということがある。情報を偏重するあまりにデータがない初対戦の相手に簡単にひねられてしまう。辛島投手の好投は、もちろん辛島投手が素晴らしかったということもあるけれども、この特性が浮き出た格好でもあると思う。もともと阿部慎之助、坂本、ロペス、高橋由伸といった中軸打者が3割といわず4打数1安打ペースで当たっていればこの日本シリーズは巨人が圧倒的に優位にすすめてきたであろう。巨人がいちばん警戒しつつデータを集めたのが明日の先発投手である田中将大であろうが、いかなるデータや情報も「そもそも簡単に打てる投手じゃありまへん」という結論になっているだろうから、東北楽天ゴールデンイーグルスの日本シリーズ制覇は非常に現実味を帯びているということになる。もう、じっとしておれません。11月4日に連休中の法事を集中させているので一泊しかできませんが、明日の朝から衝動的に東北旅行に家族で出かけます。家族での宿泊付きのおでかけは久しぶりです。仙台に行くというがいちばんいいのですが、仙台にちょっと近い山形県の南陽市に行きます。昼間はさっきインターネットで検索した山奥の民家の蕎麦屋さんで新蕎麦を堪能してくるつもりです。さらに「長者屋敷」というベランダから釣りができる宿を予約しました。ああ、じゃらんネットでとったけれども考えたら楽天トラベルでとればよかったかな?日暮れまで釣りをして、夜は星野仙一が満天の星のもと野球で仙台を日本一にするところをテレビで見届けようと思っています。私としては「今年に限って楽天を応援している」という成り行きになっているのですが、家族全体としてみたら誰が見ても楽天家族です。後半、ですます調文体になりましたです。

マーヒー加藤

by kaneniwa | 2013-11-01 23:59 | 草評


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