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2015年 07月 11日

コッヘル283番 サンマの炊かず飯茶漬け

コッヘル283番 サンマの炊かず飯茶漬け_b0061413_18195318.jpg ここのところ同朋新聞(真宗大谷派・東本願寺機関紙)の6月号に上田勝彦さんのインタビューが掲載されたことをきっかけにコッヘル280番以来、サンマの炊かず飯に関連した料理をご紹介している。生のサンマ(解凍したものも含む)を最短時間加熱によって調理したサンマの炊かず飯は、冷めても美味しい。冷えたサンマは普通は不味いはずなのに驚異の美味しさである。前回はそれをチャーハンという形で再加熱したらどうなるか(コッヘル282番)と、やってみたわけであるが、実にいいチャーハンであった。今回はサンマの炊かず飯の残ったものをお茶漬けにしたらどうなるか、という試みである。これまた再加熱という形であるが、これまたくせになる。今から新サンマの時期が待ちどうしい。おそらく今年の秋にはサンマの焼き魚と同じぐらいにサンマの炊かず飯のバリエーションを楽しむことになると思う。 さてお茶漬けバージョンである。鯛茶漬などの他の魚茶漬け同様に食べ進むにしたがって魚の出汁が楽しめる。白身魚の魚茶漬けとはまた違って青魚のたくましくたのもしい味がする。青色青光、白色白光(阿弥陀経のなかの言葉)とあるように、どちらがいいというのではなくてそれぞれにいい。それを強調するために白だし等を少し加えるといい。お茶は、他の魚茶漬けでもそうだが「寿司屋の粉茶」のようなお茶がベストであるようだ。玉露などの高級茶はむしろ風味が邪魔をするし、高級でなくても玄米茶のようなものは香りがケンカしてしまう感じ。でも玄米茶、ドンマイ。食後のお茶には玄米茶も番茶も、冷たい麦茶も合うっちゃ。

マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2015-07-11 18:40 | 草外道


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