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草仏教ブログ

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2005年 05月 27日

私の好きなホームランバッター ベスト7 (4) 

さて、金曜日になったというのに、われらなんちゃってヤンキースの
チームメイト、モハメッド・ブリ選手(背番号5)の放った大ホームランの
余韻はまだ残っており、引き続き、今回は「私の好きなホームランバッター」と
いうタイトルでブログを書いております。

さて、私がテレビを見ていて、もっとも驚いたホームランはいつ、誰が打ったもの
であったか? 思い出して見ると、1978年(私が中学3年生あたりだな)に、当時、
メジャーリーグで黄金期を作り、「ビッグ・レッド・マシーン」と呼ばれたシンシナティ・
レッズが来日して行われた日米野球でのジョージ・フォスターが堀内(ご存じの通り、
今は巨人の監督ですね)投手から打った、後楽園球場の照明灯の柱部分に当て、
しかも凹ましたという特大にして破壊力抜群の一発だった。天候は小雨で、フォスター
が凹ました照明灯の部分が、30秒ほどだろうか、アップで写されていた。

ネット上で色々調べてみたが、私が記憶しているこの超特大にして最強のホームランは、
日米野球という親善試合のためか、なかなか資料が出てこない。

わずかに、ジャイアンツのホームページ中、『月刊GO GO ジャイアンツ』からの
抜粋記事で、中畑清選手(現解説者)の鮮烈デビュー
(確かに、中畑選手はこの試合で名前を売って、翌年からポスト長嶋候補になった)
について書かれているもののなかに、ジョージ・フォスターが堀内投手から先制の
ホームランを打ったことだけがかすかに書かれている。

この記事のなかには、さりげなくしか書かれていないが、このホームランのパワフル
さといったら凄かった。今流の表現でいうなら、まさに「鳥肌が立った」ということだ。

赤い帽子は広島カープとそっくり(というか広島のルーツ監督が似せて広島に採用した)
で、この時のメンバーは311勝したトム・シーバー投手や4256安打のピート・ローズ3塁手、
MVPを2度受賞し、強肩・強打で時代を築き、メジャーの歴史の中でも最高の捕手と
呼ばれるジョニー・ベンチ、それから90年代最高の選手であるケングリフィー・ジュニアの父、
その名もケン・グリフィー・シニアらが来日したが、もっとも印象に残ったのは、この
ホームランを見たおかげで、当時、メジャー・リーグの3年連続打点王だった、この
4番バッター、ジョージ・フォスター選手になった。

その当時の解説者(誰だったかは忘れた)かアナウンサーが言っていたコメントまで
覚えているのだが、無名時代のフォスター選手は、当時阪急ブレーブスの外国人補強候補
選手だったらしい。阪急は迷った末、俊足のウイリアム外野手の方を補強したのだが、
この選手はあまり活躍しなかった。もしも、1970年代にフォスターが阪急に入っていたら、
日本の野球は大きく変わっていたかもしれないと思う。


マーヒー加藤 http://www.iplus.jp/~naoko/index.html

by kaneniwa | 2005-05-27 20:03 | 七草


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